TVアニメ『デュラララ!!』アフレコレポート!! | アニカンスタッフブログ

TVアニメ『デュラララ!!』アフレコレポート!!

笑い声の満ちたスタジオから、TVアニメ『デュラララ!!』キャスト陣アフレコレポート!!


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前列左から神谷浩史さん、豊永利行さん、花澤香菜さん、宮野真守さん
後列左から高垣彩陽さん、福山 潤さん、小野大輔さん、中村悠一さん、梶 裕貴さん


 電撃文庫より刊行されている人気ライトノベル作品『デュラララ!!』(原作:成田良悟 イラスト・ヤスダスズヒト)。個性的なキャラクター設定や奇想天外なストーリー展開などファンを魅了してやまない本作が、ついに2010年1月からTVアニメスタート! すでに発表されているスタッフには、大森貴弘監督をはじめとした、TVアニメ『バッカーノ!』を生み出した強力スタッフが再結集。さらにキャスト陣も超豪華とあって話題をさらっているが、その出演者の皆さんにお話を伺うべく、アフレコ現場にお邪魔してきました! 待ち時間中にも話し声と笑い声の絶えない、何だか盛り上がり過ぎて男子校の様なノリの現場に女性陣が若干戸惑うシーンも……? 楽しすぎる現場の模様をお届け!!


【ストーリー】
東京・池袋。
都会の非日常に憧れる少年・竜ヶ峰帝人(りゅうがみねみかど)は、幼馴染の紀田正臣(きだまさおみ)の誘いもあり、地元を離れて池袋にある来良学園に入学することに。正臣曰く、池袋に住む上で敵に回してはいけない存在が何人かいるらしい。
特には、喧嘩上等のチンピラ・平和島静雄(へいわじましずお)と、趣味で情報屋を営む折原臨也(おりはらいざや)の二人。
そして、奇妙な組織体系を取る詳細不明のカラーギャング“ ダラーズ”。
上京した初日、そんな正臣の話に不安をおぼえた帝人が目撃したのは、漆黒のバイクを駆る都市伝説“ 首なしライダー” だった……。



――ご自身が演じるキャラクターを簡単に紹介していただけますか。


竜ヶ峰帝人役・豊永利行さん(以下 豊永):帝人は非常に大人しくて、都会に上京してきたばかりの高校生です。正臣と仲が良く、彼の前でだけは心を開く、そんなキャラです。実は結構腹黒かったり、ツッコミが激しかったりもします。


紀田正臣役・宮野真守さん(以下 宮野):とびっきり明るくて元気な男の子でギャグが寒い(笑)、普通の高校生です。


園原杏里役・花澤香菜さん(以下 花澤):杏里は帝人君の同級生で、大人しい感じの女の子です。でも男の子の注目を集めるモテる女の子で、実は色々と裏がありそうです。


折原臨也役・神谷浩史さん(以下 神谷):『デュラララ!!』の舞台は池袋にもかかわらず何故か新宿にいて、けれども物語に絡んでくるという謎多き人物です。実は情報屋をやっていまして、裏でいろいろ暗躍しているんじゃないかな、というのが所々に垣間見えるんです。小野君の役とは仲が悪いです(笑)。


平和島静雄役・小野大輔さん(以下 小野):静雄は一言で言うと、池袋最強の男という風に呼ばれています。最強は最“凶”でもあってとてもキレやすい性格で、危険な男です。いつもバーテンの格好をしていてサングラスがトレードマークなのですが、その見た目とか名前とは真逆の性格です。そのあたりがギャップ萌えなんじゃないでしょうか(笑)。神谷さんのキャラとは犬猿の仲らしいです。


門田京平役・中村悠一さん(以下 中村):帝人たちより年上で仕事をしていて、何かの職人だそうです(笑)。遊馬崎と狩沢の2人といつも一緒にいます。


狩沢絵理華役・高垣彩陽さん(以下 高垣):狩沢さんはオタクで、そして腐女子です。原作者の成田良悟先生に「何でもオタクなので、何言ってもいいですよ」と言っていただいて(笑)。遊馬崎とのオタクコンビをやらせていただきつつ、門田さんにお世話になって、狩沢はワイワイ楽しくやっております。


遊馬崎ウォーカー役・梶 裕貴さん(以下 梶):筋金入りの二次元オタク。聞いたところによると、ファッションには気を付かっているそうです(笑)。門田と狩沢の3人組で行動することが多いです。イラストを見てもわかるように……目元はニコニコ、いつも飄々としている人物なのですが、かなり恐ろしい一面も持ち合わせているキャラクターです。


岸谷新羅役・福山 潤さん(以下 福山):池袋で闇医者をやっていまして、公に医者にかかれない人たちの治療をしています。飄々としていていろんな人と仲良くなれるのですが、アブノーマルな性癖も持っていて。それが彼にとっての普通なのかなと思います。



――収録の話数を重ねてきて、アフレコの感想をお聞かせください。


豊永:アフレコは先輩方に囲まれているので盗み甲斐があると言うか、「あぁ、こういうお芝居の仕方があるんだな」と毎週毎週勉強させていただきながらやっています。現場の雰囲気はとても明るくて、皆さんが盛り上げてくださっているおかげで、僕はなんて良い現場に恵まれたんだろう、と心から思っています。ただちょっと油断すると男子校っぽい感じが……。
中村:そんな瞬間ありました?
花澤:ありますよ……!!
――(一同笑)。
宮野:実感こもってたなー、今(笑)。
豊永:すごく楽しい現場なので、僕は常に笑顔でいさせていただいています(笑)。


宮野:帝人と一緒にいることが多い役なので、2人での何気ない会話をそのままお芝居に乗せているという感じで演じさせていただいています。なので、ともすれば普段の2人みたいな(笑)。そういう雰囲気でできている環境や、役柄もすごく面白くて、聞こえが悪いかもしれませんが自由にふざけられる。やり過ぎてしまったら監督が指示をしてくださるので迷い無く、2人が楽しく学校生活を送っているのを見せられればな、と思っています。実際、現場自体に学校のような雰囲気があって、オフの時間は皆でワイワイ騒がしくしています。


花澤:『デュラララ!!』は1話1話が完結しているので、杏里が出ていない回もたまにあるんですが、スッと馴染めるような作品です。杏里は帝人との、付くとも付かないドギマギした関係が観ていてとても楽しいです。アフレコ現場の雰囲気は…………下ネタです。
――(一同爆笑)。
花澤:最初の頃は「何だ、この現場は!?」と思って(笑)。でも最近は面白いです(笑)。
中村:良かった良かった(笑)。


神谷:キャストは非常に芸達者な方が集まって、キャラにピッタリなんですよね。なので収録の度に「この人こんな一面持ってるんだ、こんなお芝居するんだ」と思って、非常に刺激になる現場です。自分もその中に埋もれないように、個性を発揮できるように切磋琢磨しているところです。アフレコ現場の雰囲気はこんな感じで楽しいです(笑)。


小野:個性的な面子が集まって、賑やかにやっております。皆さんのお芝居を観ていると、新しいものを生み出そうとしているような意気込みを感じます。自分も負けないように、画一的でないものを、これまでにない役作り、環境作りをやっていきたいなと気を引き締めつつ、演じています。良い現場です。


中村:先程までお話に挙がったように1話1話が完結していたり、はたまた繋がっていたりするので、登場するキャラクターが多いんです。新キャラクターが次々と出てきて、一体誰がレギュラーなの? と思うぐらいです。ですので、いろんな役者さんと一緒にお芝居ができる良い現場だなと思います。1話出ないだけでどれだけ後れを取るんだろう、と不安にもさせられてしまう現場とも思っていますね。


高垣:監督やたくさんの作り手の皆さんがこだわりを持って作っていらっしゃるのが台本や映像で感じられる作品です。それを素敵な先輩たちと関わらせていただいて、私はホントに『デュラララ!!』の現場ですごく幸せを感じています。現場の雰囲気も楽しくて、ムードメーカーがたくさんいらっしゃるので、1つの会話からどんどん発展していくんです。特別な空気感が漂っていると思いますので、作品からそれが伝わっているのではないかと思います。


梶:遊馬崎の登場シーンのほとんどが、狩沢とのオタ話です……! 毎回、収録日までに元ネタを調査することが宿題のようになっています(笑)。なので、たま~にシリアスなカットがくると妙に緊張します。収録中は、高垣彩陽ちゃんと「オタクらしいアドリブ」についての熱い議論……違うな……熱いネタ合わせをしています!(笑)。


福山:現場の雰囲気なのですが、僕が出ている回の収録ではそんな下ネタなんて飛び交っていなくて、大変上品な雰囲気な中でやらせていただいています。僕も下ネタは大嫌いなので、芝居のことで熱く語ったりですね……。
宮野:大人が嘘をついた瞬間を僕は見ました……!
豊永:サラっと言った(笑)。
福山:この雰囲気を見てもらえば、どんな現場か分かると思います(笑)。



――最後に『デュラララ!!』の魅力と、ファンの方へのメッセージをよろしくお願いします。


福山:群像劇の中で繰り広げられる物語の紐解き方や、そしてストーリーの仕掛けや謎など、先々のことを楽しみにする情報がたくさん詰まっています。そういったことを1つ1つ自分で読み取って、そしてキャラクターのストーリーを楽しんでいただけたら『デュラララ!!』にハマることは間違いないと思います。僕が演じている新羅も、一生懸命皆さんに良い形で伝わるように鋭意収録中ですので、皆さん、放送を楽しみにしていてください。


梶:数多くの登場人物が、現代らしい会話・テンポで繰り広げるストーリー。予想を裏切る展開に、きっとドキドキするはずです。どのキャラクターも声のイメージがピッタリだと思うので、楽しみにしていてください! ヤスダスズヒト先生のイラストにも注目です!


高垣:『デュラララ!!』は、最高のエンターテイナーが最高の作品を作ろうと向かっているのを私は感じています。他の作品にはないオシャレな空気感があって、ホントに面白いです!! 男女問わず幅広い年代の方に楽しんでいただける作品だと思うので、是非楽しみにしていてください。狩沢としては、会話の中にオタクならではのネタがふんだんに仕込まれていますので、そちらの方もクスッと笑っていただけたらと思います。


中村:アニメ用に組み直してお届けするとのことなので、原作ファンの方も楽しみ方が変わるのかな、と思います。元は小説ですから、ビジュアルで分からないところが画になるわけですよね。それが自分の思い描いていたものと同じか、またはそれを超えたものになるか、というところも観ていただけたら面白いのではないでしょうか。


小野:先日お仕事で池袋に行った時に劇中で出てきた場所を通ったのですが、現実と『デュラララ!!』の世界が入り混じるような感覚になったんです。それって、作品のキャラクターがすごく濃くて、生きていると言うかリアルだなと思うんです。多分観ている人も池袋に行きたくなる、そして池袋で一緒に生きている感覚になるような作品だと思います。皆さんも僕と同じ感覚になって、どっぷりハマり込んでいただきたいです。


神谷:非常に謎多き作品で、魅力的なキャラクターがいっぱい出てきます。謎が謎のまま終わっていくと、「一体なんだったんだろう」とモヤモヤ感が残ると思うんですけど、何故かそのモヤモヤが魅力的に感じられる、不思議な作品になっております。1話を観ると、その謎に非常に面食らうと思うのですが、2話3話と観ていくと一体この作品が何をしようとしているのか、仕掛けが分かるようになっています。1話を観た方は、2話も観ていただけたらよりハマれるのではないかと思うので、是非続けて観ていただきたいです。


花澤:一見シリアスに進んでいきそうな作品なんですけど、でもたまにギャグが挟まっていて、そこが面白いなぁと思います。特に正臣が……変なんです。
――(一同笑)。
福山:正臣が? 宮野が?
花澤:宮野さんが……(笑)。
宮野:コラ! 最高の褒め言葉です(笑)。
花澤:普通の台詞なんですけど正臣が言うと面白く聞こえると言うか、笑わせてもらっています。あとセルティがどうやって登場するのか、チャットがどういう風になるのか、原作を読んでいる人は気になるところがいっぱいあると思うんです。そういうところを期待して待っていただけたらと思います。あと私的にはサイモンがグッときますので、注目してください。


宮野:新しい試みをいろいろとしているアニメなので、僕自身驚かされた部分もあるんですね。その驚きを皆さんにも味わってほしいなと思いますし、それで最終的には必ず何かの謎を残して次に繋がっていくという、皆さんの興味を引くものがいっぱい散りばめられています。そして先程も話に上がったように、池袋という街の表現がすごくリアルです。そこにファンタジーも含まれているので、その絶妙なバランスが面白いなと思っていますね。どっぷりとハマってください。


豊永:2010年1月から放送スタートということで、僕らからのお年玉です(笑)。絶対絶対観てください!!



●放送情報
MBS 1月7日より毎週(木)25:25-
TBS 1月8日より毎週(金)25:55-(但し、1月8日は26:25-)
CBC 1月13日より毎週(水)26:00-
放送スタート!!

※放送日時は告知なく変更となる場合がございます。予めご了承下さい。


●スタッフ
原作 :成田良悟 「デュラララ!!」(電撃文庫/アスキー・メディアワークス刊)
原作イラスト :ヤスダスズヒト
監督 :大森貴弘
シリーズ構成 :高木 登
キャラクターデザイン :岸田隆宏
メカデザイン/アクション作監 :山田起生
総作画監督 :髙田 晃
美術 :伊藤 聖
色彩設計 :宮脇裕美
監督補 :川面真也
撮影 :田村 仁
CGプロデューサー :神林憲和
編集 :関 一彦
音楽 :吉森 信
アニメーション制作 :ブレインズ・ベース
製作 :池袋ダラーズ


●キャスト
竜ヶ峰帝人:豊永利行
紀田正臣:宮野真守
園原杏里:花澤香菜
折原臨也:神谷浩史
平和島静雄:小野大輔
岸谷新羅:福山 潤
門田京平:中村悠一
遊馬崎ウォーカー:梶 裕貴
狩沢絵理華:高垣彩陽
矢霧誠二:堀江一眞
矢霧波江:小林沙苗
サイモン:黒田崇矢 ほか


TVアニメ『デュラララ!!』公式HP:www.durarara.com