夏新アニメ『CANAAN』マスコミ向け試写会レポ | アニカンスタッフブログ

夏新アニメ『CANAAN』マスコミ向け試写会レポ




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人気ゲーム作品が豪華スタッフにより堂々のスピンオフアニメ化!!

『CANAAN』マスコミ向け試写会レポ


チュンソフト原作の『428~封鎖された渋谷で~』ボーナスシナリオの一つ、「カナン編」。TYPE-MOONの那須きのこ氏の脚本、武内 崇氏のキャラクターデザインにより話題をさらった同作が、監督に安藤真裕氏、キャラクターデザイン関口可奈味氏、そしてアニメーション制作はアニメ『true tears』で話題となったピーエーワークス……、まさに「最強の布陣」でスピンオフアニメ化!! この夏間違いなく話題を独占するであろう本作を一足先に体感して来た。
本編の上映後、カナン役・沢城みゆきさん、大沢マリア役・南條愛乃さん、ユンユン役・戸松 遥さんのキャスト陣に加え、ポニーキャニオンの大島 靖プロデューサー、ランティスの斎藤 滋音楽プロデューサーによる会見が行なわれたぞ。このコメントを読んで本放送に備えるべし!!



―担当キャラクターについてお教え下さい。


カナン役・沢城みゆきさん(以下、沢城)本当につかみどころの無い、何とも言えない透明な女の子ですね。劇中で格好良いセリフを言いそうな場面でも本人は何の気も無かったりと、言葉や行為が色々な感情から切り離されている所が多く見られるんですよ。でも逆にこういう所が、マリアにとっては凄く興味の湧く対象になったり、敵対する人達からすると脅威であったりします。


大沢マリア役・南條愛乃さん(以下、南條)見ていただけると分かると思いますが、「この子大丈夫かな……」と思っちゃったりします(笑)。とにかく明るく元気で、真っ直ぐな性格ですね。でも悩みが無い訳ではなくて、過去に一度カナンと会っているんですが、それによってカナンの生き方、強く芯のある自分らしさを保っている同年代の彼女を尊敬しています。今現在のマリアは、「どうしたらカナンのような人間になれるんだろう」という悩みを、明るさの裏に併せ持っているので、そういう両面性を等身大のマリアとして上手く表現していきたいですね。
 

ユンユン役・戸松 遥さん(以下、戸松)マリアの目の前に毎回違う形で現れる女の子です。「一体いくつ掛け持ちしているんだろう」っていうくらい、色々なバイトを転々としていて、居るだけで周りを明るくしてしまうような元気で可愛らしい子です。彼女もマリアと同様、普通ではない事情があるようなので、今後を楽しみにしていただけたらと思います。



―この作品の魅力はどこですか?


沢城「エネルギーが凄い!」この一言に尽きますね。舞台である上海の雑踏が見事に表現されていますし、どのキャラクターも細かい所までよく動いていたりと、目で見る情報が沢山あり過ぎるので、ここにもの凄いエネルギーを感じました。毎話毎話映画のクライマックスのような格好良いシーンがあるところも、是非見て欲しいです。

南條全ての構成要素が素晴らしくて、私自身一話収録が終わる度に「次の展開が気になるっ!」と魅了されてしまう作品なので、見ていただける方にもそう感じて貰えたら嬉しいです。


戸松私は、この作品は人間関係が凄く面白いなと思います。物語が進むにつれて誰が誰と繋がっててという関係がどんどん複雑化していくのも作品の醍醐味の一つになっていて、台本を見る度に衝撃を受けつつ、私も楽しんでいます。


大島 靖プロデューサー(以下、大島):キャラクターの織りなすストーリー、そのバックグラウンドにある声優さんの熱演、ピーエーワークスのスタッフさんの技術、音楽・音響の効果、キャラクターを最大限に活かす脚本など、皆さんの力が相まって『CANAAN』が出来ています。この高いテンションはずっと続いて行きますのでお見逃しなく!


斎藤 滋音楽プロデューサー(以下、斎藤):通常アニメーションBGMというのは、およそ1クール分の音楽を先に納品して使いやすいものをピックアップいただくというのが大体のセオリーなんですが、『CANAAN』に関してはそうではなく、「このシーンのここからここまでは、こういう音楽をお願いします」というように、シーンごとあるいは場面ごとに細かく指定されていました。そういった工夫もあって、それぞれのシーンにピッタリと合った音楽が出来たのではないかと思っています。でもこれをするのは容易なことではなく、制作のピーエーワークスさんが見事に仕上げられたのは凄いことだと思います。



―アフレコのエピソード等はありますか?


沢城:毎回スタジオに行って収録をする度に、自分の演じるキャラクターは勿論、作品に出ているキャラクターみんなを好きになって帰れる現場に関われて、とても幸せに思います。役者と役の相性が本当に素晴らしくて、どんどん演じられる幅が広がっていく面白さを感じることが出来ますね。


南條:スタッフの皆さんが温かい方々ばかりで、毎回現場に行くのが楽しみな反面、緊張やプレッシャーもあるんですが、私もマリアもより成長していきたいと思っているので、見続けていく中にそれを感じて欲しいなと思います。


戸松沢城さんも言われましたが、『CANAAN』の役者さん達は自分の役が好きっていうのは当然なんですが、他のどのキャラクターのことも大好きなんです。休憩時間等に色々なキャラクターの話をし合ったり、そういうのが出来るのは、凄く素敵なことだと思います。役者さんとスタッフさんの作品へ愛情を感じながら、良い雰囲気でお芝居をしているので、それも伝えていければ、と思います。



―プロデューサーの方々から、作品への熱い意気込みをお願いします。


大島:アニメーションを皮切りに、様々な関連商品をテンション高くお届けし、大きなムーブメントを巻き起こしたいと思っています!


斎藤:劇中の音楽は勿論ですが、オープニングテーマも間違いなく「イケる」ものになっています。作詞・作曲・歌い手と考えられる最強の布陣で作った楽曲です。ここから広く展開していこうと思っていますので、是非ご期待下さい!


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さらに、今回OPテーマ「mind as judgment」を担当し、こちらも一足先に楽曲を披露してくれた飛蘭とゲーム『428~封鎖された渋谷で~』総監督のイシイジロウ氏からメッセージを頂いたぞ!


飛蘭(楽曲について)ハードでスピード感のある一方意味の深い魅力のある歌詞なので、CDを実際に手にとっていただいて歌詞カードを見ながら曲調と歌詞を味わって貰えたらと思います。


イシイジロウ氏:(アニメについて)スタッフの方々が原作を大切にしていただいて、ゲームからのファンの皆さんが見ていただいても絶対納得出来る形になっていると思います! 原作そしてTYPE-MOONさんの要素を数多く盛り込み、チュンソフトの小ネタもちりばめられているので(笑)、多くのファンの方に触れていただきたいです!!


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<インフォメーション>

アニメ『CANAAN』

TOKYO MX:7月4日(土) 22:30~
テレ玉:7月4日(土) 深夜24:30~
ちばテレビ:7月6日(月) 深夜26:10~
テレビ神奈川:7月7日(火) 深夜25:45~
関西テレビ:7月7日(火) 深夜(基本時間26:05~)
東海テレビ:7月9日(木) 深夜27:35~
放送開始

※放送開始日、放送時間は局の都合により変更になる場合があります。

<スタッフ>
原作:チュンソフト『428~封鎖された渋谷で~』
原案:奈須きのこ
キャラクター原案:武内 崇
キャラクターデザイン:関口可奈味
音楽プロデューサー:斎藤 滋
アニメーション制作:ピーエーワークス
監督:安藤真裕
製作:Project CANAAN


<キャスト>
カナン:沢城みゆき
アルファルド:坂本真綾
大沢マリア:南條愛乃
御法川実:浜田賢二
ユンユン:戸松 遥
リャン・チー:田中理恵
ハッコー:能登麻美子
ほか


<番組公式サイト>
http://www.canaan.jp/