『大正野球娘。』アフレコ現場レポート | アニカンスタッフブログ

『大正野球娘。』アフレコ現場レポート

今夏TVアニメスタートの『大正野球娘。』豪華キャスト陣からメッセージ!!


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前列左から甲斐田裕子さん、植田佳奈さん、伊藤かな恵さん、中原麻衣さん、能登麻美子さん
後列左から藤村 歩さん、牧野由依さん、喜多村英梨さん、広橋 涼さん、後藤沙緒里さん、新井里美さん


 トクマ・ノベルズEdgeより刊行中の人気ライトノベル『大正野球娘。』(原作 神楽坂 淳)が今夏、ついにTVアニメスタート! 大正時代の少女たちが「野球」に挑戦する奮闘ぶりや、ちょっぴり甘い恋愛模様などが描かれる。本作のTVアニメが早くも収録中とのことなので、スタジオ現場にお邪魔してキャストの皆さんからコメントをいただいてきました!!


●ストーリー
時は大正十四年、洋食屋<すず川>の一人娘、小梅は東邦星華高等女学院に通う十四歳。良家の子女が通う学院で、仲良しの“お嬢”こと晶子が突然、「一緒に野球をしていただきたいの!」と。なんとなく頷いてしまった小梅だが、九人集まるのか、道具は何を使うのか、ルールはどんなものなのか、分からないことだらけで…。
世の中に「大正モダン」が生まれても、まだまだ男尊女卑のこの時代、はたして小梅たちは、野球がまともにできるのか?!



――ご自身の役柄について一言ずつ、ご紹介をよろしくお願いします。

鈴川小梅役・伊藤かな恵さん(以下 伊藤):小梅は明るくて元気な女の子で、ポジションはキャッチャーをすることになります。


小笠原晶子役・中原麻衣さん(以下 中原):晶子は家にメイドさんや車の運転手さんがいるようなお嬢様なんですけど、実は負けん気が強くて今回野球をやろうと言い出した張本人です。ポジションはピッチャーを務めています。


川島乃枝役・植田佳奈さん(以下 植田):乃枝はちびっ子のメガネっ子で、このチームの中では参謀的な役割を果たしています。


月映 巴役・甲斐田裕子さん(以下 甲斐田):スポーツ万能でボーイッシュなんですけど、天然キャラですね。後輩の子からキャーキャー言われるなど人気があります。でもやっぱり天然で、ほのぼのとした良い子です。


月映 静役・喜多村英梨さん(以下 喜多村):性格的には天邪鬼なところがあって損をする役回りなのかなという感じなんですけど、でもなんだかんだ言って周りの人たちに対して優しい一面をたくさん持っているキャラクターですね。


宗谷 雪役・能登麻美子さん(以下 能登):メンバーの中で最も野球に詳しくて、穏やかだけど言うことは言う女の子です。


石垣 環役・広橋 涼さん(以下 広橋):環は不器用ぶっきらぼうでちょっと恥ずかしがり屋ですね。野球のことも少し知っているようです。


桜見鏡子役・牧野由依さん(以下 牧野):鏡子ちゃんは皆の後輩にあたるまだ一年生ということで巴のことを巴お姉さまと呼んでいます。巴のことが大好きで、野球部に入った理由も「巴お姉さまのために死ぬ気で頑張ります」という理由でして。でも彼女なりに頑張っている姿が可愛らしいので、その辺りを観ていただけたらと思います。


菊坂胡蝶役・後藤沙織里さん(以下 後藤):胡蝶は元々陸上部に所属していましたが、野球部に自分の居場所を見出して一番最後に仲間入りする女の子です。性格的には大人しくて生真面目、少し引っ込み思案です。


アンナ・カートランド役・新井里美さん(以下 新井):監督をやっています。ハツラツとしたアメリカ人教師で、時々英語の発音が分からないぐらい元気です。


尾張記子役・藤村 歩さん(以下 藤村):彼女は新聞部に所属していたのですが、同じ部の子を次々と野球部に引き抜かれ、しまいには自分も掛け持ちで入部してしまいます。きっとしっかり者のはずなのに、何かと周りに巻き込まれて困ってしまう、コミカルな女の子だと思って演じています。



――作品の見所や注目ポイント、意気込みなどをお願いします。

伊藤:野球は男の子のスポーツだという時代に、何も知らない女の子たちが力を合わせてゼロから野球をやっていく皆の奮闘ぶりを観ていただきたいと思います。


中原:女の子はお嫁さんになって家事をしていればいいんだという時代の中、頑張っている女の子たちを周りの人が見てどう変わっていくかも見所だなと私は思っています。あとは個人的に晶子の許嫁である岩崎さんとは今後どういう風になっていくかが楽しみです。


植田:乃枝的な見所はやっぱり頭脳プレーですね。それぞれの特性を生かしてポジションを考えたり、1人足りないので胡蝶ちゃんをスカウトに行ったり、運動が苦手な分頭脳の方で頑張っています。なのでそういう戦略的な仕切りを是非観ていただけたらと思います。


甲斐田:ほのぼのとしていながら細かいギャグなど面白いところもあって、演じながら笑ってしまうシーンもありました。とてもこだわりがあって楽しい作品だなと思いますね。


喜多村:自分のキャラクター的には、巴が野球の世界にのめり込んでいくところを世話係として自分が巻き込まれているのか、もしくは自分から突っ込んでいっているのかという、静の生真面目さがコミカルに描かれている描写がたくさん出てくるのでその辺りに注目していただきたいです。あとは女の子たちがどこか抜けているんだけど一生懸命やっていて、その様が観ていてほんわかする作品だなと思っています。お楽しみください。


能登:皆それぞれに野球への想いというのがあると思うんですね。一つの目標に向かって、皆が一生懸命に取り組むその姿を見て頂きたいです。


広橋:「大正時代ってこういう風だったんだな」と面白く思って演じています。あとガヤで歌が流れてくるのですが、それが今ではあまり聴かない曲だったりもするのでそちらも楽しんでください。


牧野:鏡子的には放送が始まってから画面の端とか下の方とか観ていただくと、白い目を剥いてのびていることが多々あるんじゃないかと。どこかで誰かが面白いことをやっているので、画面端まで隅々とそういうギャグ要素にも目を向けてみてください。


後藤:胡蝶は陸上部でタイムが伸び悩んで自信をなくしていた時に野球部から必要とされて、野球をすることによって胡蝶を始めとして彼女たちがどんな風に成長していくかが見所の一つではないでしょうか。


新井:大正時代というのがすごく良いなぁと思いますね。1話で出てきた納豆屋さんがすごく面白かったり、あと小梅ちゃん家の洋食屋にしてもゆったりとした時間が流れているんですよ。アンナ先生としては皆を盛り上げて楽しくやっていこうという気持ちで演じていますので観てください。


藤村:昔は今ほど女性に自由がなくて「女性に野球なんて」と言われたりするような時代だったと思うんです。でもそんな中、若い女の子たちが「自分たちがこうしたいんだ!」という意志を示していて、それが可愛らしさや女の子らしさを引き立てているように感じました。あと記子が振り回されるコミカルなシーンも観てほしいですし、それによっていかに皆が頑張ってるかというのを引きたてられたらなと思っています。



●放送情報
2009年7月、TBS・BS-TBSにて放送予定


●キャスト
鈴川小梅/伊藤かな恵
小笠原晶子/中原麻衣
川島乃枝/植田佳奈
宗谷 雪/能登麻美子
月映 巴/甲斐田裕子
月映 静/喜多村英梨
石垣 環/広橋 涼
桜見鏡子/牧野由依
菊坂胡蝶/後藤沙緒里
尾張記子/藤村 歩
アンナ・カートランド/新井里美


●スタッフ
原作/神楽坂 淳『大正野球娘。』(トクマノベルズEdge)
監督・シリーズ構成/池端隆史
脚本/池端隆史、天河信彦、白石雅彦  
キャラクター原案/こうたろ、小池定路
キャラクターデザイン/神本兼利
音響監督/本山 哲 
音楽/服部隆之
美術監督/小林七郎
アニメーション制作/J.C.STAFF


公式HP:http://www.tbs.co.jp/anime/taisho/index-j.html