nukIM@S-3(以下ぬきます3)とは、「らくさん」さんが開発された
ステージ差分を利用したアイマス用キャラクターロトツールです。
配布先・インストール等はこちらの動画を参考にしてください。
Javaのバージョンが新しかったり、グラフィックボードのドライバVerによっても
使用できない場合がありますので色々調べてみてください。
先日公開した「ホーリーナイト」ですが
最初の3カット程度はロトブラシを使っていますが
残りはぬきます3で処理をしています。
ぬきます3がなければとても間に合わなかったと思います。
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さて、ここから先は私なりにある程度使ってみてのコツと言うかそれっぽいものを
覚え書き的に書いてみます。
もっと良いやり方があるかもしれませんのであくまで参考程度に。
【必要なもの】
・XBOX360またはPS3のHDキャプチャ環境
・十分なHDD空き領域(できれば500GB以上)
・根気
自撮り環境は必須だと思います。
キャプする本数が尋常じゃないのでHDDはたっぷりと。
あとは「諦めない心」!これ必須ですw
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【作業の流れ】
①編集ソフト上で抜いてない通常のキャプ素材で仮組み
↓
②仮組みを元に必要な素材をキャプチャ
↓
③ぬきます3で抜き作業
↓
④編集ソフト上で抜いた素材を仮組み素材と入れ替え
↓
⑤背景やカメラ、エフェクト等をつけて完成
以下それぞれ解説していきます。
①仮組
実はぬきます3だからといっても1曲丸ごと抜くのはかなり困難です。
(これはぬきます3のせいではなく、キャプチャ素材が安定していないため)
なるべく精度の高い仮組みをすることによって必要な素材を絞り込んでおきます。
②キャプチャ
上の動画の説明によれば3本キャプチャ素材が必要となっていますが私は5本キャプします。
これは差分ステージを3つ設定することによって抜き切れないゴミを減らせるのと
何らかの理由でフレームが部分的にずれて抜けない部分が出たときに
素材を柔軟に変更することによって殆どの場合何とかできるからです。
ここで重要なのは5本まとめて撮ること。
ゲーム機の電源入れ直したりキャプソフト再起動はしないようにしましょう。
おまじないみたいなものですがズレを少なくする為です多分。
私が使用するステージは下記の5つ。
・アウトドアルージュ
・バルーンルージュ
・都市空間スクエア
・デパート屋上
・カーニバルライブ
③ぬきます3
上の動画の解説通り、コンポジションを作成しキャプした動画を5本とも入れます。
NOWLOADINGの輪が消える瞬間で合わせるのも同じ。
5本ともきっちり合わせます。
そして1本にぬきますエフェクトを適用、他は非表示にします。
そしてステージ2~4に任意のステージを設定します。
4本の中からなるべくキレイに抜けそうなステージの組み合わせを選びます。
この段階で素材が良ければ下の写真のような感じになります。
パラメータは初期のままでいじっていません。

これならパラメータをわずかにいじるだけでOKなはず。
「差のしきい値」は~120程度、「差のカットオフ」はしきい値を超えない範囲でなるべく低め。
こんな感じ。ゴミがありますけどこの程度ならフィルターで消えてしまいます。

これらの調整は自分が必要とするカットの範囲で行います。
あとは瞬きの設定を解説動画の通りすればOKです。
ね?簡単でしょ?
と言いたいところですが1フレームずつ送って確認してみると
こんな風になったりする部分が!

これは部分的にキャプチャがうまくいっていないなどの理由で
フレームがずれてしまっているんです。
ここで素材を録り直し→またうまく行かない→ヽ(`Д´)ノウワァァァン!!
となって諦めちゃうことが多いのではないでしょうか。
という訳でココからがこの記事の本題です。
せっかくJavieという優れた編集ソフト上で作業しているのですから
うまくいかないフレームだけパラメータを変えるように
キーフレームを打っていくのです。
差のしきい値・カットオフだけでなく参照するステージもフレーム単位で切り替えることができます。
まばたき処理が上手くいかない場合もキーフレームで数値をコントロールすることにより
ほぼ全てうまく行くと思います。
上の美希の場合、下の写真のようにキーフレームを打つことによって
必要なカットを綺麗に抜くことが出来ました。

同じフレームはこんな感じに。

これなら使えそうですね。
あと、パッと見うまく抜けてるように見えて「まつ毛」が抜けてしまっている場合が多くあります。
瞬きを始める最初と開き終わった後に下の写真のようにわずかに抜けてしまうのです。
青背景が見えてるためマスカラのように青くなっちゃってますね。
このままでも黒背景で使うなら問題ありませんが
ライトを当てたり明るい背景を使ったり、逆光表現を入れたりする場合は
ちょっとイヤンな感じになっちゃいます。


これはまばたき判定する領域が小さいためそのままではどうしても処理されません。
この部分はまず「眼の色を検出」の数値を大きくします。
大抵はそれだけでうまく判定されて抜けるようになりますが
上手くいかない場合は「目の大きさ」も数値を大きくしてみてください。
ただし大きければいいというものではなく、小さくしたほうがいい場合もありますので
臨機応変に調整してみてください。
いじった結果は下の写真。


どのパラメータもそうですが、調整を始める直前のフレームにキーフレームをうち
調整が終わったフレームの次のフレームで元の数値に直すことを忘れないで下さい。
そのままの数値にしておくと悪影響が出る場合がありますので。
これらを最初から最後まで処理すれば1曲丸ごと綺麗に抜くことも可能かもしれませんが
かかる手間ひまは相当なものなので、使う部分だけにすることをお勧めします。
また、どうしても上手くいかない場合も出てきますのでその場合は諦めて
素材の録り直しをしましょう(;´∀`)
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基本的なことはこのくらいでOKだと思います。
あとはちょっとしたことをQ&Aで。
Q:時々キャラが丸ごと消えちゃうんだけど?
A:「輪郭のしきい値」が大きすぎませんか?場合によってはキーフレームで対応を
Q:どうやってもごみが残るんだけど・・・
A:あきらめて出力したあとにフォトショップなどで直すかマスクで見えないようにするといいでしょう。フォトショップでの修正については下記。
・AEで修正したい部分を連番ファイル(OpenEXRなど)出力する
↓
・フォトショップでアニメーションとして読み込み、青色のレイヤーを背景におく
↓
・1フレームずつ送りながらごみを消しゴムツールで消していく
↓
・全部終わったらフォトショップで出力してAEに戻す(青背景非表示忘れずに)
Q:曲の前奏部分が抜けないんだけど・・・
A:野外ステージでは風が吹いているためうまく抜くことは不可能です。あきらめてパス抜きかAEなどのツールを使いましょう。
Q:後半に紙ふぶきが振ってきて抜けないんだけど・・・
A:都市空間スクエアは一切振ってきませんので、パス抜きかAE以下略で。
あとひとつ、「アンシャープマスク」というパラメータがあるのですが
抜け具合を調整する以外にもおでこより上あたりにかかるライトの影響を
薄めてくれる効果があります。
これをゼロにするとライトの白っぽい光がそのまま残り
全体的な色合いもぼんやりした感じになります。
デフォルトの数値だと全体的にくっきりして後の合成もやりやすくなるので
合成する場合はデフォルトを推奨します。
さて、以上で終わりですがいかがでしたでしょうか。
わかってしまえばあとは手間をどれだけかけられるかということですね。
あくまで私なりのやり方ですのでもっとよい方法があるかもしれません。
その場合はこっそり教えていただけると助かりますw
最後に、この偉大なツールを開発・提供してくださった「らくさん」さんに最大限の感謝を。
ありがとうございました!