昨日は、朝早くに行ったら、珍しく、採血の待ちが少なく(少ないと言っても、8時50分くらいで、もう84番だったのだけれど^^;)、すんなり終わった。その代り、造影CTは、着替えてから、呼ばれるまで大分時間はかかったけれど。診察は、混雑している時間帯だし、マーカーも含め、結果が先生の手元に届くまでに時間がかかるので、待つのは当たり前だったが、これも、覚悟していたほどではなかった。


血液検査の結果は、肝、腎機能など重要臓器の機能は問題なかった。

腫瘍マーカーも、下がってきていた。

問題だったのは、画像の方で、骨転移については硬化像に変わりはなく、ゾメタでコントロールできているので、骨については現在の治療を維持していくことに。

肝臓は、一番厄介な場所(肝門部)にあり、一番最大だった腫瘍は縮小。

しかし、他の場所の腫瘍は大きくなっているものも、縮小しているものも、混在。

新しくできているものもあった。

肺は、問題なし。問題は、胸膜転移。

最初の再発転移(平成21年)の時から、ずっとある胸膜転移はずっと大きさは変わらずに来ているのだが、今回も、3月の画像と比べて、胸膜転移腫瘍の大きさ自体は変わりがなかったのだけれど、胸水が出てきていた。3月にはまったくなし。レントゲンは撮っていたけれど、ごく少量であったり、溜まっている場所によっては、分かりづらいこともある。胸水が出てくる状態というのはちょいと厄介。ということで、ドセタキセルは、マーカーだけ追っていると、効果が全くないわけではなさそうだが、ちんたらやっていない方がよさそうなので、ハラヴェンに切り替えることにした。もちろん、私は即日OK。そういう状態になれば、即切り替えようと私自身も考えていたから。

ハラヴェンの良い点は、アレルギーを抑えるための、ステロイドの点滴15分、本体のハラヴェンの点滴5分、最後に流す生理食塩水の点滴5分と、治療時間が大幅に短くなることだ。副作用の出方は、ドセタキセルと大きな違いはない。脱毛の程度はドセタキセルより軽いが、どうせ、髪の毛はほとんどないので、今の私には関係ない。

問題は費用だ^^;

2週連続で、週1回の点滴。次の週はお休み。この3週を1クールとして繰り返す。

一か月の費用を考えていくと、今までのドセタキセル治療と比較して、3倍ちょっと!!

現在の手取り収入がすべて、治療費に消えていくことになった(笑)

ゾメタと内服薬もあるから、高額療養費の制度がぎりぎり引っかかるか・・といったところ。

この高額療養費制度の限度額の決め方が痛い。

前年度の収入を基本に決められてしまうから、私は上位所得者の中に入ってしまう。来年の8月まではその状態が続く。来年の8月になれば、今年度の収入だから、もっと下がるだろうけれど。そういえば、市・県民税もそうだった^^;来年6月までは高いままだ。このタイムラグが痛い。そもそもハラヴェンの効果がどこまでもつか。脳硬膜転移の方も、開頭して、細胞がばらまかれたから、放射線治療を全脳照射したからといって、いつどんな形でまたかたまりを作るかも分からない。


自分の治療のために仕事をしているようなもんだな^^;

人のために、誰かのお役に立つために仕事をしているはずだったのに・・・

子供が生まれてからは子供を育てるためにという目的も加わったが。

でも、総じて考えると、やはり、私はたまみんのために仕事をしているということになるのだろう。

たまみんにも、医師という仕事の意義を感じてほしいし、せめて治療費くらい自分で稼ぐことで、今ある貯金はたまみんのためにより多く使うことできる。残念ながら自分の分も持ち出しになるけれど。

今までやってきたことも、これからやっていくことも、すべてに意味があるんだ。


ハラヴェンの治療は短いので、ベッドに縛り付けられている時間が短い分、眠気や倦怠感は軽かった^^

今朝もいつも通りの生活ができている。

このまま行ってくれるといいな☆ 

3連休は生憎の天気らしいが、たまみんの要望は色々と出ているので(笑)。