結婚式挙げました！！！ - 第1章
2007年2月11日(日)、私白川奈美子は金基泰さんと無事結婚式を挙げることが出来ました！！！お付き合いを初めてから、1,478日目のことです。本とにたくさんの人に支えられて、無事この日を迎えることができました。そしてとてもたくさんの方と一緒にこの日を祝福することができました。世界一幸せな花嫁になれた日の記録を、ここに綴っておきたいと思います。ちょっと長いブログになると思いますので、お忙しい方はお時間のある時に読んでくださいね。
0．前夜の準備
前回のブログに書きました家族合同ディナーを済ませて、家に帰って来たのが10時半頃。それから、式場で流していただくスライドショーの最終確認をしました。スライドショーは、私が結婚式で絶対やりたいことの1つだったのですが、式場には設備が何1つない。ということで、コンピューターは持ち込み、プロジェクターは会社のを借用、そしてスクリーンは式場の壁！というなんとも手作り(?)なスライドショーをすることにしたんです。オッパと出会ってから4年強で撮った写真の数は15,000枚。容量は13GBを超えていました。その中から100枚を選び、ドンヒョンオッパとキテオッパの後輩が、感動的なスライドショーを作ってくれたんです。オッパのブログに、実際に使ったファイルがアップロードされてますので、ぜひ見てみてくださいね。（ちょっと質は落ちてしまいますが・・・）
http://blog.naver.com/juki99
1．スタジオでの2時間
午後2時のお式に合わせて、スタジオ入りするように言われた時間は朝の10時。前夜ベッドに入ったのは2時過ぎで、朝7時に起き、早速支度を開始。1日ドライバーを務めてくださるスンフンオッパと共に家を出たのが8時半。ミョンドンで9時半に家族をピックアップして、ぴったり10時にスタジオ到着。そこからすぐにメイクアップとヘアセット開始です。前撮りを行った時と同じメイクアーティストの方が担当だったので、好みはばっちり伝わっています。着々と自分が変身！していくのを、たっぷり楽しみました。妹・母・叔母も髪をセットしてもらい、私の準備が半分終わった頃、オッパも変身に突入しました。
そしてスタジオ到着から2時間後、変身完了です♪最後の仕上げのドレスを着用し、両親と記念撮影。この間、ドンヒョンオッパとスンフンオッパがそれぞれ、チョンロに泊まっている私の友達7名をピックアップし、会場まで送ってくれていました。
2．式場入り＆待機
準備が整い、スタジオを後にしたのが12時40分頃でした。10分弱で式場に着くと、そこは車の山。1時から別のお式があったので、私はしばし移動車の中で待機。。。。するとそこへすでに式場に到着していた、日本から来てくれた友達が登場。早速思わず涙です・・・ 案の定せっかく付けていただいたまつげが取れてしまい、ヘルパーさんに即効で応急処置を取っていただきました。1時過ぎまで車で待機しながら、次々と顔を出してくれる友達とお喋りに花を咲かせました。1日ビデオ係を務めてくれる妹も、忙しく動いていました。
その後式場に入ることができ、新婦待機室で待機・・・・と思いきや、すかさずカメラマンがやってきて、すぐさまアルバム用の撮影を始めたんです。その間にもどんどんゲストが訪問してくださり、息つく間もない忙しさとはまさにこれだ！というような時間の過ぎ方でした。続々訪れるゲストと写真を撮るのはとても楽しく気持ちよかったことは、言うまでもありませんよね☆
3．結婚式開始
撮影を楽しんでいると、いつの間にか母が呼ばれ、父が呼ばれ、人々が待機室からいなくなっていきました。そして私も階段まで降りて行くように言われたんです。式場にいる人々からは見えない位置に立っていたのですが、この時が一番緊張していました。足はがくがくするわ、唇は乾いてくるわで、ちょっぴり焦り気味でした。。。私が緊張している間に、両家の母親及び新郎の入場が終了していました。そしてついにバージンロードの前まで行き、父と腕を組みます。いよいよ新婦入場・・・・の前に、オッパの甥っ子セビンと姪っ子カヨンがフラワーボーイ＆ガールを務め、バージンロードにお花を撒いてくれました。その可愛らしい仕草にとっても心が和み、すーーーっと緊張が解けたんです。そして本当に新婦入場！Bridal Marchに合わせて父と歩く間、私は幸せな気持ちで溢れていました。そしてオッパの元にたどり着き、私をオッパに引き継いだ父が、オッパと抱き合った時は、やはり胸に熱いものがこみ上げてきました。
4．指輪交換＆誓いのキス
新郎新婦が挨拶をし、結婚の誓約後に、これまた私が絶対にやりたかった指輪交換をしました。日本のお式では当たり前のようにやる指輪交換ですが、韓国の結婚式ではやらないことが多いんです。なので当然リングピローというものも存在しなく、日本から取り寄せました！指輪をはめてもらい、そしてはめ返すわずか数秒の儀式ですが、結婚の証となる指輪を交換することで、二人が一つなんだという思いがとっても強くなりました。指輪交換の後はお決まりの誓いのキスも勢いで(?)入れたのです。が、なんとオッパ、キスをしてくれた後で、ベールをまた降ろしてしまったんです。。これには式場一同しばし爆笑！！！私が「ベールを挙げて～～～」の動作をしているにも係わらず、当のオッパは何を言われているのかさっぱりわからなかったそうです。緊張で、頭が正常に動いてなかったんですって。（後日談）でもこの愛嬌のある失敗のお陰で(?)、会場の雰囲気が、ぐっと明るくなりましたよ。
5．祝いの歌＆ピアノ演奏
この後司式者のお話をしばし拝聴。親友MIKAの義父が司式者を務めてくださったのですが、お話の最後に、日本語で挨拶をしてくださったんです。これには驚きと感動で胸がいっぱいでした。その後スンフンオッパのお友達が「Endless Love」を祝いの歌として、披露してくれました。そしてそして、またまた私が絶対やりたかった「ピアノ演奏」をさせていただいてしまいました。高校時代の親友かおりの歌う「A Whole New World」に合わせて伴奏をしたんです。かおりの美しいソプラノを聴きながら、心を込めて演奏しました。一度も二人で合わせることなく本番だったのでミスも多々ありましたが、「夢」が叶って、本とに幸せな気持ちで演奏できました。「新婦が自らピアノを弾くなんて初めて見た」とシオモニを初め多くの方に驚かれましたが、「ドラマを見ているようで感動した」と言う言葉も同時にくださって、自分の思いを貫いてよかったなあと思っています。「ありえない」お願いを現実のものにしてくれたオッパと式場の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
6．両親への感謝の手紙
ピアノ演奏終了後、オッパと共に両家の両親、そして参列者の皆様に挨拶しました。床に頭をつけて挨拶するオッパを見た時は、またまた感動で目がウルウルしてきてしまいました。この挨拶は韓国のお式ならではですが、やはり胸を熱くさせますよね。一般的にはこの挨拶でお式が終わるのですが、私はここでもまた我儘を言ってしまいました。日本流「両親への手紙」を読ませてくれと。。。オッパは「奈美子は120%大泣きするから駄目」と言っていたのですが、私の「絶対泣かない」に押されて、手紙を読むのをOKしてくれたんです。何度も練習で大泣きした甲斐あってか(?)、本番はちょっぴり涙で手紙を読み終えることができました。ピアニストの方も、頼んでおいた「セナのピアノ」を美しく弾いてくださり、とっても感動的でした。ちょっぴり涙で済んだ私の代わりに大泣きしてくれたのは、一番目の前でビデオを取っていた妹。。。会場全体に聞こえたのではないかと思うくらい、見事に泣いていました。そして両親もうっすら目に涙。。。無理を言ってでも手紙を読ませてもらってよかったなあと思いました。これまた後日談ですが、司会をしていたスンフンオッパによると、日本人の参列者で占められていた前3列は涙の嵐だったようです。それから「読んでいる内容はわからないけど、感動してもらい泣きしてしまった」という同僚もちらほら。。。韓国式でも「両親の手紙」が主流になる日も来るのでは？と、ちょっと嬉しく思いました。
7．腕立て伏せ
感動の手紙朗読の後は、オッパが頑張ってくれました。韓国のお式ではこれまたお決まりなのですが、退出の前に、司会者が新郎に「新婦への愛」を示させる「何か」をやることを命じるんです。笑いを取る意味も含まれているので、新婦をお姫様抱っこ、キス、万歳三唱などパターンはいくつかあるようですが、スンフンオッパがキテオッパに指示したのは「腕立て伏せ」。腕立て伏せをしながら、スンフンオッパが命じる言葉（奈美子を永遠に愛することを誓います等）を大声で発するのです。。。で、これまたちょっと意地が悪いスンフンオッパ(?)が、声が小さいと2度ほどオッパにやり直しを命じるんですよ。。見ている側は面白いのですが、当事者のオッパは汗だくで大変そう。。。でも最後までやり遂げてくれてありがとう！日本から来てくださっていたお客様は何が起こっているかわからず、ちょっと戸惑ったようでしたが。。。オッパはスンフンオッパにこの「お決まり」はやらないように何度も言っていたのですが、それを聞かないのがスンフンオッパ（苦笑 キテオッパはスンフンオッパの結婚式で「仕返し」をするんだと、今から大張り切りです。。。
8．写真撮影
ようやく退出すると、感動の余韻に浸る間もなく写真撮影。親族と,そして友達と次々に写真を撮っていきます。普通でしたら、友達の写真は一回だけなのですが、この日は想像以上にたくさんの方が祝福にいらしてくださったんです。そこでカメラマンの方のご好意により、オッパの大学時代の友達、そして私の会社関連の方との写真を2枚追加で撮影していただきました。
こうして1時間に及ぶ結婚式は無事幕を降ろしました。通常は長くて20分ほどで終わるお式が、3倍の長さになったことで、立って見ていらした多くのお客様には、しんどい思いをさせてしまっただろうと今になって思います。（当日はもういっぱいいっぱいで、そういうことを思う余裕はなかったんです。。。）それでも皆様、「最高の結婚式」だったとありがたい言葉をくださり、私は安堵でいっぱいです。やはり普通とは「違う」結婚式をわざわざやっている自覚はあったので、受け入れてもらえるかどうか不安な部分もあったからです。感想等はまた後日まとめて書くとして、私たちにとっても来ていただいたお客様にとっても思い出に残る素晴らしい結婚式を挙げれたことが嬉しくてたまらない瞬間でした。
この嬉しさを胸に、お式は韓国式のペベックそして2次会へと進んでいきます。続きはまた明日アップしますので、お楽しみに★
