☆ハンター×ハンター2巻~3巻より☆ハンター試験の3次試験であった「トリックタワー編」。
「72時間以内に生きてタワーの屋上から下まで降りてくること」が通過の条件でした。
屋上の仕掛け扉から降りたゴンたちを待ち受けていたのは、「ゴン・キルア・クラピカ・レオリオ・トンパ」の5人組みで、
多数決をとりながら下へ進むことでしたね。
まずは下へ進むために
「この扉を開けますか?」という多数決。
〇4人 ×1人
えっ!?
トンパがいきなり
「もう進まなくていい」という意思表示をしちゃったんです・・・。
当然、先に進むために試験を受けている他の4人はトンパに不信感を持つ。
レオリオは反対意見のトンパを責め、キルアは
「そいつが仮に全部逆らっても、俺たちがまとまってりゃいいだろ」とコメント。
多数決って、個々の意見をもとに、その集団が採用する意思を決定するための手法です。
非常に便利で、効率的で、より多くの人が納得する結論となるはずです。しかし、
多数決は「意思を譲り合う」「少数派を切り捨てる」システムとも言えますよね
怖いですねぇ~。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
その後、
「囚人との戦いを受けるか否か?」という多数決。
もちろん戦いを受けなければ先には進めませんので、多数決を前にレオリオはトンパに「足並み乱すなよ」と
圧力をかけます。そうです。
圧力をかければ、反対派が何人かいても多数決なら勝てちゃうんです・・・。
正しくない道でも、「みんなで決めた道」として堂々とやれちゃうことになります
だから、必ずしもその決定は多くの人が納得しているものではないかもしれない。
怖いですねぇ~(((( ;°Д°))))
私たち生活の中で、そして世界中で、そんなことってよくありませんか?
学校で・・・職場で・・・国会で・・・〇〇で・・・
そこには、「派閥」であったり、「密約」であったり、「利害関係」が生まれてきます・・・。誰もが納得のいく選択というのはないのかもしれません。この話の最後の多数決では、
「5人で進めるが長く困難な道」と「3人で進めるが短く簡単な道」でしたね。
そこまでにいろいろあったので、時間的に5人で進む道では試験の通過は不可能だということに全員が気付きます・・・。
じゃあ、5人で戦い合って2人消すか
ってことになるんです。
部屋に置いてある恐ろしい武器の山・・・。
キルアも
「誰もおりないなら、戦うしかないね。」と臨戦態勢・・・。
そんな時、ゴンが
画期的なアイデアを出して、みんなに「5人で進める長い道」の方を選ばせました。
ゴンが出したアイデアは、「
長い道の方を選んで、隣り合った短い道の方向の壁を、みんなの力でブチ壊して、5人で短い道を進む」でした。
見事に5人は試験を通過したわけですが、ゴンのアイデアがなければ2人死んでいたかもしれません。
少数派が、またはたった1人の意見が、その集団に革命をもたらすことがあるということです!皆さんはちゃんと話し合っていますか?
安易な多数決は争いのもとですよポチッと応援してくれたら、火星はどんどん書いちゃいます(●´ω`●)ゞ
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