人生の家 | Angela lalaのメッセージ*天使のこころ*

人生の家

欠陥住宅なんて
作りたくない

欠陥住宅の手伝いなんて
したいと思わない


家を建てるには
土台が必要なんだよ


その家が
デッカければデッカいほど

土台も
深く深くなっていくんだ


土台の無い家なんて
土台の浅い家なんて

土台の作りの軟弱な家なんて

あっけなく
崩壊するんだよ


ちょっとした風で
ちょっとした揺れで

一瞬で崩壊するんだ



それでもさ
目に見える結果だけが欲しい人は

結果だけを
何よりも早く手にしたい人は

欠陥住宅であっても
トットと建てたいと願うんだよね



短期間であっという間に
簡単に建つ家

君が本当に欲しいのは
そんな家じゃないはずなのに



『一生モノ』


ホントに手に入れたいのは
そういうモノじゃないのか



台風が来たって
大地震が来たって

崩壊することのない家



そして

そういう家をつくることは
可能なことなんだよ



人類滅亡説は
そのうちに失せる

1999年をタイトルにした本が
2000年になって一掃されたように

その手の本は
いずれ書店から一掃される



だからそんなものに
翻弄されてる場合じゃないんだ



人類は滅亡しなくても

台風は毎年やってくるだろう
大地震だっていつ起こるかわからない


そういうものに
耐えうる家を作っていく

本当に必要なのは
そういう作業じゃないのか



土台作りは地味な作業だ



地上に自分が見えてるうちは
他者にも自分の作業が見える


だけど

どんどん
どんどん

地中に潜っていくと
地面を掘り続けていくと

他者にも自分の姿は
見えなくなっていく


アンタ何やってんの?
アイツ何してんねん?


土台作りというのは
他者にはそういう風にしか
捉えることが出来ないんだ



だって姿が
見えないんだから!



地中は暗い
地中は静かだ

見たこともない世界
触れたこともない世界

だからそこには
不安と恐怖が伴うけれど


怖い怖いって
目を閉じていたら

目の前をしっかり
見てなかったら


自分の家を建てるための
土台作りの素材だって

いつまでたっても
見つけらんないんだよ


暗くても
不安でも
恐怖でも

目をガシっと見開いて生きるんだ

目の前の見たくもないものを
ジ~~~っと凝視するんだ




地中での作業は
こうやって続いていく



君が建てる家が
豪邸であればあるほど

君は誰よりも深く

土台作りのために
潜らなければいけない



そして
土台が完成しても

誰にも
その結果は
見えはしない



全ては地中での作業だからだよ



他者視線だけを頼りに
他者評価だけを求めて

今まで生きてきた人にとっては


これら土台作りが
人生最初の究極の孤独状態だから


自分で自分を認めなければ
自分で自分を評価しなければ

まったく味気ない作業になる
まったく手応えのない作業になる



だからこそ
この一連の作業の中で

「自分を知る」ということだけでなく


自分で自分を支え
自分で自分を認め

自分で自分を評価し
自分で自分を賞賛するってことを


身をもって
知っていくんだ




土台作りが終わったら

いよいよ
晴れ晴れしく

太陽の下での作業に移行する


他者の目にも留まる場所に
移動しての行動となる


でもね
もうその頃には

他者視線も
他者評価も

何にも求めてない自分がいるんだよ



誰がなんと言おうが
誰が何も言わなかろうが


「家を建てる」


そのことだけに
自分が集中していて

そのことだけが
楽しくてしょうがないからだよ




家の完成もまた
時間のかかる作業だけれど

家の完成が
人生の目的ではないからね



『自分の家を建てている』



そのプロセスこそが
「生きる」ってことなんだから








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