濡れている男

オダギリジョー
豊川悦司

この二人は
Angela的には「濡れている男」

瞳がいつも濡れている
瞳にいつも涙が溜まっている

実はホロスコープでは
魚座に惑星が入っている男女は
こういう瞳をしている人が多い

とても色っぽいタイプ


今回はトヨエツの濡れた瞳を観に
「愛の流刑地」に行ってきた

絶対に泣かないと
心に決めて映画を観はじめたけれど

やっぱり中盤あたりから
こらえきれなかったな

トヨエツの演技も涙も
リアルすぎて胸が痛かった


愛というのは突き詰めれば
こういうもの

綺麗ごとだけではない


恋愛ごっこしか
経験のない人は

いくつになっても
恋を追い求めるけれど

こういう恋を知ってしまうと
逆に恋がなくてもひとりでも
生きていけるようになるんだ

なぜなら


恋が終わった後
喪失感と共に充実感も手に入るから


人生には
いろんな経験があって

でも

こういう愛に出会う人は
そんなに多くはないのかもしれないけれど

それを経験する事が
幸せなのか

それともそれを
知らずに生きていた方が
幸せなのか

それは
その人による


不倫も
犯罪も

良いとか悪いとか
二元論では語れないものだし

法律が関与できない領域を
人は抱えながら生きているんだなって
改めて再確認したかな


Angelaにとっては
ある種ドキュメンタリーとも思えるような
とてもリアリティのある映画でした



平井堅 「哀歌(エレジー)」





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