映画「時をかける少女」試写会 2006.7.7. なかのZERO大ホール | ANGEL'S BLOG

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そういえば映画ならば試写会があるなぁと思い、
先日の新木場での招待ライブを観た後、
「時をかける少女」の試写会をネットで探しました。
7月6日と7日にあるようで、
両方ともとりあえず応募してみたのですが、
当たったのは7日のみ。
それでこの日の試写会に出かけたわけです。

中野は昨年の大晦日、
竹善さんのコンサートを観に、
サンプラザに行って以来ですね。
ZEROホールは何年ぶりでしょう?
とても久しぶりな気がします。

正面入口に着くと、
入場待ちの列が玄関外まであふれて
出来ていました。
そこに並んで、定刻どおり6時半開場。

過去に出かけた試写会の教訓から、
出来るだけ前のほうが観やすいと思い、
かなり前のほうに行きました。
まぁ、映画館でも私は大スクリーンを独り占めしたいので、
最前列側まで行くんですがね。

開演の7時になると前の方は満席状態になりました。
最前列はカメラマンが陣取っているようです。
そして舞台の幕が開きました。

スクリーンの前にはキーボード。
真っ白な(少しピンクがかっているのが後でわかりました)シャツを着た、
華ちゃんが「ガーネット」を弾き語りし始めました。

まだきちんとお話してませんでしたね。
7月15日から公開される、
このアニメ版「時をかける少女」の主題歌を歌うのが、
華ちゃん…奥華子さんなんですね。

この日の試写会は「完成披露試写会」。
スタッフ・キャストの舞台挨拶ありとなっていましたので、
8割ぐらいの期待はしていました。
前日の試写会ではなかったようでしたので、
100%の確信というわけにはいきませんでしたが…。

とてもとても緊張している華ちゃん。
新木場のときよりもたぶん人は多いはずだし、
広いホールですからね。
とにかく緊張感だけが伝わってくる感じでした。

そして細田監督と声優陣。
それから華ちゃんと、
原作者の筒井康隆さんが舞台に登場。
舞台挨拶が始まりました。

声優陣でわかったのは、
女優の原沙知絵さんだけ。
さすがに15年前のアニメオタク(?)には、
最近の声優さんはわかりません。

今はアキバ系とかいろいろはやしたてられるアニメオタク。
私も若かりし頃はアニメオタクでした。
最近のアニメはほとんど知りませんが、
「アニメ」自体にはそんなわけで結構うるさかったりもするわけです。
このHPをご覧の私の友人達には話したことがないので、
驚きかもしれませんね。

話を戻しますが、
「私は女優」って感じのオーラが、
原さんからは際立っていました。

それから筒井さん。
まさか原作者が登場するとは予想していませんでしたから、
会場全体もとても盛り上がりましたよ。
とてもウイットに富んだ話しをされていました。

そして華ちゃんは…誰よりも声が大きかったです。
それにはっきりと話していました。
一番深々とお辞儀をしていたのも華ちゃん。
緊張されていたでしょうが、
彼女らしさがきちんと現れていたように思います。

映画についての一言と、
この日は七夕でしたから、
七夕にちなんだ願い事の質問がありました。
華ちゃんは「透明人間になって、
いろいろとしたいことがある」と言っていました。

原さんは「世界平和」。
筒井さんは「俺に言わせるのか」という感じで話し始められて、
七夕のウンチクと、
若かりし頃に会ったきりになっているたくさんの人たちに、
もう一度会いたいとおっしゃっていました。
最後に細田監督。
もちろん映画の成功とおっしゃっていましたよ。

そして報道向けの写真撮影が行われました。
そういえば監督と華ちゃん以外は皆さん浴衣姿でした。
30分ちょっとぐらいの舞台挨拶でした。

それから98分といっていましたかね。
映画の試写が始まりました。
まだ公開されていない映画ですから、
詳しい内容はお話しません。
ただ私の主観のみ少しお話しておきます。

もともと主題歌として出来上がった曲が、
細田監督の一声で、挿入歌になってぃます。
7月12日に発売される「ガーネット」のカップリングになっている
「変わらないもの」という曲です。

新木場でも聴きましたし、
ラジオでも何度か聴きました。
でもこの映画で流れてきたときは、
衝撃的でした。

感覚的には「こっちが主題歌でしょう」という感じです。
この曲がないと映画が成立しないくらい、
大切な役割をしています。

エンドロールと共に流れる「ガーネット」は、
むしろクールダウンという感じでした。
映画の主題歌ってこんなものかもしれませんね。

ホールなので、
今の最新鋭の映画館のような音響設備というわけではありません。
ただそれでもかなりリアリティのある音が使われていました。
映画館で観たら
もっと「ドキドキハラハラ」させられるような気がします。

試写が終わり、
トイレに寄ってトイレを出たとたん、
目の前には見覚えのある浴衣姿の一段が!
キャストが総出で団扇配りをし始めていました。

私は華ちゃんのもとへ行って、
団扇を受け取り、
一言かけて帰ってきました。

映画を観ながらいろんな思いがあがってきました。
映画の主人公が高校生であること。
これは私にはちょっと意味深なんです。
そして大切なことを思い出させてもらいました。

詳しい話は公開後にのんびりさせてもらいましょうか。
東京では新宿のみの単館上映なので、
ちょっと残念なのですが、
原作や原田知世版の映画とは全く違うストーリです。
きっとご覧になるおひとりおひとりの心の中の
「大切な何か」を思い出すきっかけになるような、
そんな映画だと思います。
おススメです。