いけなくなったけど…
お客様のお子様に
本気で叱って本気でハグした
アンジェリークのちえこです
相変わらず12月も
子どもちゃんで賑わってるお店。
ただ月齢によってや家庭環境によって
ヤンチャな時期だってある。
実際はどう表現すれば良いのか
分からない、知らないってだけ。
だから親が頭ごなしにダメだと言えば、
余計に悪さしたくなるもの。
だけどね、
ホントにしちゃいけないことは、ある。
腰にかけてるシザーケース。
美容師にとってハサミは商売道具。
私の手の代わり。
ハサミは床に落とすだけでも刃が欠けたり、
かみ合わせが悪くなって
使えなくなるくらいデリケート。
そのハサミを取り、振り回す。
私がシャンプーしてたりすると
防御することもできない。
何度かダメよと言ったけど
おふざけの延長。
4度目のときもふざけて
隙を狙って奪われたときに
床にカチンと落としちゃって…
そこでカットしてる私の手が止まり、
その子と向き合ってお話しが始まった。
お母様がいようがいまいが関係ない。
イライラ・オラオラな感情で
叱るんじゃ、ない。
手を止めて冷静に
その子の目を見て
ダメなことをダメだと伝える。
どうしてしちゃいけないのか、伝える。
どれだけ大切なものか、伝える。
怒るだけじゃ子どもは分からない。
何故怒られるのか
何故ダメと言われるのか
ちゃんと理由を伝えてあげれば
怒られたことが理解できる。
でも私、怖かったんだろうね。
3度目までのふざけてた態度と一転、
とっても静かになりましたー
他人の子だから…
お客様のお子様だから…
じゃ、ない。
褒めることも
怒ることも
遊ぶことも
楽しむことも
私にとって、全部いっしょ。
すべて私が表現する愛情なんだよ。
私のところへ来てくれてる人は皆、
私の家族だと思って
ココロから接するし、
ココロから伝える。
今日はまわり(彼の親etc…)に遠慮せず
伝えられる私になれてると
感じれた瞬間だったよ。
自分に正直になりきると
こんなこともスルリと口から流れ出てくる。
怒れるって愛の証
興味なかったら完全スルーだから。
大丈夫大丈夫って顔は笑って
心では怒り心頭なんて、偽善者だよ。
大人でも子どもでも
相手に愛があるなら
ちゃんと伝えてあげること、大切です。
そして 伝えながら
湧き上がってきた感情。
私にちゃんと、
本音を伝えてくれてきた人たちに、感謝。
私にちゃんと、
叱ってくれた人たちに感謝。
ホンキで相手を想うって、
こういうキモチなんだと、感じた。
彼を通して改めて
愛のカタチをまたひとつ教わったよ。
それでね、
想いは、伝わる。
最後はホンキでハグし合って
笑って帰ってくれた
ママもこんな私を受け入れてくれて
ありがとう
私の愛用してるハサミはメンテナンスが
必要な時期だったんだろうね。
ここんところ休まず
ずっと頑張り続けてたから。
明日から代理シザーに活躍してもらおう。
あー、ここで働くのもあと8日。
んー、まだ実感がない