室戸岬へ!  9日目  その1 | 四国遍路 歩き野宿旅

室戸岬へ!  9日目  その1


    快晴   1℃~15℃

四国遍路  歩き野宿旅-day9
さきはま町から、スタート

昨夜私は、大宇宙に自分の意識を飛ばし、プチ悟りを開いた。
(野宿してたのは、ちっぽけな軒下。もっと劇的な場所で悟りたいものです)

 私は、寒さを感じている。
 しかし、その「寒さ」は、実は存在しないのだ・・・・・
 
 完璧な悟り。
 もう怖いものなど無い!!


 だが、現実は厳しい。
やっぱり寒いものは、寒い~~~(((゜д゜;)))

お大師様ですら、十夜ヶ橋の下で眠れぬ夜を過ごしたではないか。

 (3月27日のことです。2010年・3月の寒さは記録的でした。農作物にも多くの被害がでて、野菜の値段が高騰しましたよね?)

 夜中、まともに眠れなかった。(高知市は1℃まで冷え込んだ)

6時、寝袋から出る気になれない。
が、体を動かさないとヤバイ!と思い、エイヤッ!っと起き出す。

寒さのせいか、眠気のせいか、アタマも体もうまく働かない。
真剣に作業したのに、撤収に1時間もかかった・・・・・

体温維持のための発熱は、約7割が筋肉が担っているという。
一晩中、筋肉は働いてたわけです。

歩き始めるも、昨日の夕方より疲れてる感じ。ハァァ~~(´□`。)

天気・景色・気分はサイコーなのに、足が重い。


四国遍路  歩き野宿旅-9 sakihama オジイと孫
オジイとお孫さんが、漁船に乗り込むところ。
こんな小さい頃から乗ってれば、船酔いしなくなるんだろうな。

早朝の漁から帰ってきたオジサンも、体が冷え切ったんでしょう。
たき火で温まっていた。
これ幸い、ザックにぶら下げていたゴミ袋を燃やさせていただく。

助かりました!室戸岬までゴミを担いでいくのは、ちとツライので・・・・・


四国遍路  歩き野宿旅-9 夫婦岩
9:00   夫婦岩。
実物は、迫力満点の眺めなのですが・・・・・
こういうのって、撮りかた難しい。


四国遍路  歩き野宿旅-9 cape muroto
岬の先っぽに、うっすーい青の陸地が見えますよね?
あれが、室戸岬か?
それとも、そこに行くと、さらに岬が現れるのか?


四国遍路  歩き野宿旅-9 夫婦岩ー2
角度を変えても、全然迫力がない~(ノ_・。)

四国遍路  歩き野宿旅-9 cape muroto あとちょい
12:00  岬での写真くらい、かっこよく写りたかったけど、ブザマなセルフタイマー写真。なにさ、このポーズ??
 10秒のセルフタイマーって、余裕無いんですよ。
自分撮りには、15秒くらい欲しいところです。

室戸岬の先っぽって、どこなのか未だに分からないです。
上の写真の石柱に、「室戸岬」と彫ってあるんですが・・・・・
でも、にぎやかなのは、もっと先です。


四国遍路  歩き野宿旅-9 ニギヤカな案内板
親切すぎる案内板。かえって迷いそう・・・・・
実際、遍路道入り口も、ちょっと分かりづらい。


四国遍路  歩き野宿旅-9 mirokudo
お大師様が修行した、御蔵洞。
岩肌が、迫力です(ノ゚ο゚)ノ


四国遍路  歩き野宿旅-9 mirokudo 2
御蔵洞の内部。


四国遍路  歩き野宿旅-9 中岡慎太郎像
岬から、太平洋を見つめる、中岡慎太郎像。
大河ドラマ、竜馬伝にも登場しますよ~!


四国遍路  歩き野宿旅-9 Cape Muroto 2
遊歩道からの眺め。
この辺が、一番先っぽの感じがします。
やっぱりウレシイ室戸岬。
一仕事終えたなぁ~、って気分になれます。
前回はイマイチの天気で残念な岬だったけど、
今日はご覧の通りの、雲ひとつ無い、快晴♪

さて、12:40
24番・最御崎寺へ向かいますか。

23番・薬王寺から75km。
遠かった・・・・・
フツー、この区間は2~3日といいますが、
怠けた私は、5日かかってしまったよ。