最近、チラチラと読んでる本です。
- 厚黒学―腹黒くずぶとく生き抜く (Shinkosha Selection)/黄 文雄
- ¥1,575
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一時、台湾でブームになり、「厚黒学」に関する多くの
書籍が出版されたそうです。
「厚」とは厚かましくて、ずぶとい、という意味
「黒」は腹黒の意味。
清朝末期(19世紀末)~日中戦争期の中国の文化人、
李宗呉(りそうご)が記した「厚黒学」に由来する考え方。
一般的な中国人の考え方ではなく、その裏側、背景を
鋭く分析した理論で、歴史上の人物を「厚と黒」の価値基準で
評価している点がとても面白い。
「厚かましく、ずうずうしく、ずる賢く、腹黒になればなるほど大物になる」
という基準。
たとえば、
もっとも腹黒い人物は、魏の曹操で
もっともずうずうしい人物が、蜀の劉備
といった具合。
そして彼らがどのようにして歴史の舞台に登場し、
のし上がってきたか/のしあがれなかったか、が
分析されています。
三国志の登場人物にあてはめて「厚黒学」を
紹介してくれているので、楽しみながら読めます。