ホウレンソウの話

１２月２２日　　曇り

最近、忙しいことを理由に更新をさぼりがちです。


すみません。


さて、今日はホウレンソウのお話です。


このところ連日、朝は霜が降りています。


「ホウレンソウは霜にあたると甘くなる」


というのを聞いたことがありますか？


これってどうなんでしょうか・・・・・



まぁ実際の話「本当」です。



ホウレンソウは冬野菜の一つで寒さに強いです。

でも、いくら強いといっても氷点下になってしまえばホウレンソウの中を流れる水分は


凍ってしまいます。

凍れば当然ＯＵＴです。


ただホウレンソウはそうなってはまずいと日々の気温の低下に合わせて水分の養分濃度を

だんだん濃くしていきます。


そうすることによって氷点温度を下げ霜に耐えています。


だから、霜にあたったホウレンソウは「甘く」なるんです。


・・・・・

・・・・・・・・・・・・



知ってました？


・・・・・


え？


・・・・・・・


知って・・・・・



あー、知ってましたか・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・



じゃあ

おいしいホウレンソウの見分け方

なんて言ってよく

「根っこが赤いほうがおいしい」

ってのがありますが


これって条件があるって知ってました？



同じ品種のホウレンソウを見比べた場合に限る

って条件なんですが・・・・

さて、ここに一枚の写真があります。

上段と下段のホウレンソウの根っこ色が違うのがわかりますか？

（解りにくいな）

上段の方が赤みがかなり強いです。

この二つのホウレンソウは、同じ時期に、同じ畑で、同じように撒いたホウレンソウです。

ただ違うのは品種。


お米にコシヒカリやひとめぼれといった品種があるように


ホウレンソウにも何百という種類があります。


そしてそれぞれ特徴がありくせもあります。

その特徴の一つには根っこの赤さがあるんです。




つまり、一言で根っこが赤いほうが「おいしい」なんて言えません。



というわけでいま現在、安藤農園のホウレンソウは品種の切り替わりの時期です。


店頭に並んでいるホウレンソウを、見比べてみたらひょっとしたらわかるかも