先日7/5、フジテレビ系列で「アーホ!」が無事放送されました。
観てくださった方々、どうもありがとうございました◎
収録の時は自分がテレビに出るとか芸能人が周りにいっぱいいるという状況が、
現実感なさすぎて夢を見ているようで緊張をあまり感じませんでしたが、
放送が始まる直前はものすごく緊張しました(笑)
夢でしたほんとにテレビ出るの。
そもそも僕は「夢」なんていう言葉使うのそんな好きじゃなくて、
「夢だと?そんな現実感ない言葉で美しいふうにごまかすから実現しないんだよ!
俺にとっては夢なんてただのto do!百歩譲っても目標だぜ!」
って常日頃思っているのですが、こればっかりは夢でした。
ちょうど10年前、僕は東京に出てきました。
それまで僕は父のコネで入った地元大分県の広告代理店でデザイナーをしていました。
コネで入れさせてもらったにもかかわらず、僕はその仕事がとてもピンとこず、
多分僕のやりたい事はこういう事じゃないとうっすら思いながらも、
流されるように働いていました。
働きはじめて3年ぐらいたって、僕は東京に行きたいと思いました。
今までわりと半分ぐらい僕じゃない人の意思で生きてきたように思える自分の人生を
もっと好きに生きるために。
両親には超反対されました。
まずコネで入ってるし辞めるのがNGだと。
社長と父が知人だったので、
母に「お父さんの友達が一人いなくなるってことなのよ!?あんたどう思うの!?」とシャウトされました。
そんなん友達じゃねえだろと思いましたが、社会とはそういうとこみたいです。
お父さんごめん。
東京の美術系の学校に行きたいと言っていたので
「芸術で食べていくのは難しいことなのよ?」ということもベタに反対理由の一つでした。
過保護なんです、うち。
多分1年ぐらい「辞めて東京行く!」「ダメ!」の話し合いを定期的にしていました。
そうこうしているうちに時間はどんどん過ぎていく。
もどかしさや焦りや悔しさで枕を濡らした夜もありました。
そこで僕はもう、無理矢理家を出て東京に行ってやろうと思いました。
だから最後に話し合いではなく東京に行くという報告をしようと。
いつものようにご飯の後、話があると両親に言い、
「もう僕、東京に行きます」
と言おうとした時、
「おまえ、もう東京行くつもりやろ。ただの報告やな?」
と父に言われました。
びっくりしました。お見通しでした。
「え、うん」
「わかった。そこまで言うんやったらもう何も言わん」
「お、おう」
という感じでした。
なんでわかったんやろ。
そうやって僕は、25才の春、ようやく東京に出てきたのです。
決して快く送り出されたわけではありませんでした。
専門学校受かったよ!と言ったときもノーリアクションだったし。
まあ誰でも受かるようなとこですが。
学校卒業しても地元に帰るわけでもなく東京でアルバイトをしつつ生活費を稼ぐ。
ちゃんと生活できているのか、将来のこと、ずっとずっと心配してたと思います。
去年フリーランスになった時も、僕的にはかなりのステップアップだったのですが、
「あんたそれで大丈夫なん!?ちゃんと定職につかんとダメよ!」
とむしろ心配されました。
お金が足りなくなって借りたこともあります。
しかもまだ返してない…。
お母さんごめん。
連絡もあまりせず、滅多に帰らず(超お金かかるし)、
ほんとずっと心配させてると思います。
だから安心させたいという気持ちはずっとありました。
この世に産んでくれて育ててくれて、
でも数えきれないほどの心配や迷惑をかけてきた家族にはほんとに感謝しているし、
おかげで素晴らしい人生を送れているよ!と伝えたい。
胸をはって人に言えるような、家族の誇りになりたい。
「あれ、うちの息子(or 兄)なんですよ」って自慢してほしい。
東京に出てきたのは間違いじゃなかった、あの時送り出してよかった、そう思わせたい。
僕が好きなことやってちょっとでも人に認めてもらえている証を見せたい。
だからテレビ、ずっと出たかった!
ずっとずっと、ほんとに出たかった!!!
出れた!!!やったーー!!!!!
ちょっとは安心してくれたかな。
少しは家族孝行できたかな。
とはいえ現状はあまり変わってないし、
芸術だけで食べていけてないしそもそもそんな気もあまりないし、
これからも心配かけつづけると思う、きっと。
僕自身ここがゴールだとも思ってないし。
これからも好きなことをやって生きていきますよ!ゆるせ!
ちょっと家族にあてた手紙みたいになってて、そんなの個人的にやれよって思う人もいるかもだし、
僕自身こういういい話的な舞台裏というか頑張ったぜ~感や実は色々あるんだぜ~感は
なるべく表に出さずピエロを演じきるべきだと思ってはいますが、
直接言うの恥ずかしいし手紙もなあという感じなので、
なんか照れ隠し的にあえてインターネットで世界に発信させてください。ゆるせ。
◎追伸◎
テレビ出演にあたって、テレビ局の方々や制作会社の方々には本当に大変お世話になりました。
すごくよくしてもらって(もちろん良い番組を作るためだとは思いますが)感謝しています。
初めてテレビの現場が見れて、
みんなの良いものを作りたいという気持ちで一つになってるとこを見て感動しました。
ありがとうございました!
◎追伸2◎
もちろん言うまでもなく、
僕の知人友人応援してくださっている方々知ってくれている方々にも凄く感謝しています。
いつも感謝しています。
人に宣伝してくれたり情報を拡散してくれたり、
テレビ観てくれて、僕が喜んでいるのを見て「自分も嬉しかった」って言ってくれたり。
自分も嬉しかった、ってやばいですよ。ズッ友ですみんな。
「あれ、俺の友達なんだぜ」いっぱい自慢してほしいです。
大切な大切なみんなの大切な存在でいたい。
ほんとにほんとに、いつもありがとう。
◎webサイト◎
http://andokazuyuki.jimdo.com/
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