サボテン神話の崩壊 | アンディオールがゆく

サボテン神話の崩壊

まぁまぁ、いやとってもタメになるブログdeプランツ講座、今日は水やりについて。

気をつけたいのは『頻度』と『量』のふたつです。


①土の表面が乾いたらたっぷりと!!


  →何日に一度、というふうに決めている方って多いと思います。

   置き場所の次によく聞かれるのもこれ。


   しかし・・・時期によって暑い日が続いたり寒かったり雨だったりしますよね。

   何日に一度、と決めてしまうと、その時の温度や天気によって違う植物の状態を見ることなく

   水をあげてしまうのでよくありません。


   基本的には、まず植えてある土の表面をさわってみます。

   ポロポロと土が乾いている状態のときは、鉢の中の土も乾いています。

   土全体が乾ききる直前にたっぷりあげるのが一番吸い上げがよろしい。

   空腹のときにがっつり食べるとあっという間に身につきますよねえ・・・

   人間と一緒ですね。 笑

  

   また、表面が湿る程度のちょろっとした水やりはほとんど効果がありません。

   鉢の中の土全体に水が通過するくらいの量。

   植えてある鉢の容量くらいの水をあげます。

   下から水がじゃんじゃん出てくるほどあげますよ!

   あげる時はたっぷり、あげないときはあげない、とメリハリをつけることで植物自体が丈夫になって、

   寒い冬を乗り切る耐寒性もつきます。

 

   たまに耳にする『お水は控えめに・・・』というのは、量ではなくて頻度のこと。

   回数を減らして一回にあげる量はたっぷりにしましょう。


②葉っぱの厚みを見てみましょう。


  →基本的にはどの植物も同じような水やりですが、

   葉っぱが薄い植物(アイビー、プミラ、ワイヤープランツ、シュガーバインetc)に比べて

   葉っぱに厚みがあったり、実のようになっているものがあります。

   葉に厚みがある植物は多肉植物と呼ばれます。

      (ペペロミア、グリーンネックレス、ホヤetc)

   これらは葉の厚みの中に水を貯めてているので、イコール根腐れをおこしやすいもの。

   葉の薄い植物よりも水やりの頻度は少なくしましょう。 


③季節に応じた水やりを。


  →①と少しかぶりますが・・・植物には『グングン成長する時期』と『ちょっとお休み中の時期』があります。

   基本は夏は成長期、冬は休眠期です。


   水をあげなくていい、と年中人気なのはサボテン。

   サボテンも上に書いた多肉植物、いう大きなくくりの中にありますが、サボテンも夏は成長期。

   休眠中の冬は水をあげる必要はありませんが、夏はあげないとダメですよ!


   サボテンさえも枯らしてしまう・・・というあなた。

   原因はこの辺かもしれませんよー。

   普通の植物程の頻度は必要ないので、二週間に一回程度、お水をあげてくださいね。


④受け皿にお水はためません。


  →たまに、『受け皿に水をためておいて水を吸い上げるように・・・』と言う方がいますが、

   残念ながらこれは間違い。

   受け皿に水がたまっていると、鉢の底にある穴がふさがってしまい空気の通り道がなくなってしまう

   ため、根腐れの原因になってしまいます。

   お水は捨てましょう~。^^  (花鉢ではたまに底面から吸い上げる仕様の鉢もあります。)



green


姫モンステラ。

普通のモンステラは迫力がある大きな葉っぱですが、こちらは手のひらよりも小さな葉っぱ。

我が家にてグングン成長中・・・