私が上海行きの貨客船に乗り大陸に渡ったのは1995年5月25日、今日からちょうど10年前の事です。
遥か昔の事に思えますが、まだ10年なのか…。
ごく控え目に表現して、激動の10年だったと思います。
人は月日の流れるのは早いと言うけれど、私はねっとりとした流れの中をゆっくりと下っている感じがします。
ある意味では私は10年前とは別人です。
戻った故郷も、全ては同じなのに全く違う。
あるいは、浦島太郎が感じたのはこのような気分なのかもしれません。
玉手箱を開けたくなる時もあります。