こんばんは、いぬっころですしっぽフリフリ


















3年契約で、移籍金は30万ユーロ(約4千万円)。SDエイバル史上最大の移籍金とのことですが、チームの期待がうかがえます。


一方、アイントラハト・フランクフルトにとっては、120万ユーロでボーフムから獲得した選手を1/4でしか売却できず、大損害ですが、それでも移籍を認めてくれたチームに感謝しないといけませんね。


ちなみに入団会見での第一声は、地元の言葉(カスティーリャ語とバスク語)でなされたようです!!




さて、乾貴士のスペインでの飛躍の課題は、Sportivaの記事に書かれているのが、世間の大方の見方も同様かと思います。



「無名の選手でも、めっちゃうまい」

 日本で技術レベルの高さは折り紙付きとされていた家長は度肝を抜かれ、ほぼ通用しなかった。高いインテンシティの中で技量を出すという点で、日本人は拙(つたな)い。それはコルドバ時代のハーフナーも同じで、クロスを待つだけでマークを外す動きを怠り、長所を出せなかった。

 リーガでは高いスキルと戦術眼と連係がそれぞれ欠かせない。敵味方のプレーを読み取る、まずはその力量が試される。どれだけ走り回っても、呼吸が合わなければボールは出てこない。ピッチに立てる選手はプレーヤーの癖を読む能力に長け、判断が臨機応変、柔軟に相手の裏を取れる

では、乾はリーガで実力を発揮できるのか? 共著『日本サッカースカウティング127選手』(東邦出版)で、スペインでも指折りのスカウティング力を持つと言われるミケル・エチャリが、興味深い記述をしている。

「乾貴士。左のサイドアタッカーで右利き。基本的なボール技術が非常に高く、軽妙なドリブルが最大の特長。右足アウトサイドでボールを突きながら前に出ていくドリブルは、スピードの中にフェイントを織り交ぜ、相手を悩ます。そこからのパス、シュートのイメージも常に持つ。膠着状態に陥った試合の流れを変える、という役目ならば貴重な存在。

 しかしドリブルは一本調子になりがち、90分間を通してだと諸刃の剣にもなり得る(ショートカウンターを浴び、プレーテンポを悪くすることも)。ドリブラーにありがちな“自分一人で問題を解決しよう”という焦りも垣間見える。外から中に切り返してのドリブルでシュートの形やリズムに固執し、能力の高いディフェンダーには読まれてしまう。ドリブルがアピールポイントなのは否定しないが」
 
エチャリはバスク代表(FIFA非公認)監督でもあり、地域の特性を知り尽くしているだけに、その言葉は重い。90年代にはエイバルを監督として指揮。バスクの雄、レアル・ソシエダで20年近く強化や育成に関わってきた人物で、その眼力の高さはかつてジョゼップ・グアルディオラが真っ先に戦略スカウトとして打診したほどだ。
 
乾には選手としての引き出し、スキルを使う知性が要求されるだろう。
 
単刀直入に言えば、フランクフルト時代のままでは歯が立たない。単純なボールスキルの高さはチームでも上位を争い、最初の見栄えは良いだろう。しかし、相手は今の乾を止める手立てをすぐに見つけてくる。そこで連係によって崩せる幅の広さが必要だが、語学力の問題もあって信頼関係構築には時間を要する。そもそもスペイン人は言葉のコミュニケーションが取れないアジア人をあからさまに軽視する。この“差別”も、スペインで日本人が苦しむ理由の一つなのだ。




単純なドリブラーとしてしか筆者は乾貴士を見ていないし、実際、ドイツでの4年間は、そういわれても仕方がないプレーが目立ちました。



しかし、乾貴士のプレーの本質は、セゾン~野洲高校~セレッソで培った「連携」「呼吸」「相手の裏を取る」だと、私は思っています。



ドイツでの4年間は、この特長が錆びてしまったようにも見えます。


スペインのサッカーに揉まれる中で、乾貴士本来のプレーがきっと蘇ると信じて、応援したいと思います。



こんばんは、いぬっころです。

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1時間ほど前のBILDの記事にて、乾貴士選手がフランクフルトでの最後の練習を終え、チームメートに別れの挨拶をして、ロッカーを片付けた、とのことです。


さあ、いよいよスペインに向かいます!


こんばんは、いぬっころですしっぽフリフリ


乾貴士スペイン移籍か、移籍先はSDエイバルか?というニュースがここ数日で駆け巡っています。






まだわかりませんが・・・もしこれが本当なら、いかにも乾貴士らしい選択だなぁ、と思います。





世間的には、ステップアップどころか、ステップダウンと笑いものになるかもしれません。


給料も大幅に下がるでしょう。


環境も一変するでしょう。


それでもサッカーがしたい、という一途な思い・・・

子供のころからのスペインへの憧れ・・・

たとえどんな小さなクラブでも、その夢を叶えたい、という強い思いが感じられます。




リスクを取ってでも攻めたい・・・乾貴士の人間性が表れている選択のような気がしています。




エイバルについては、ここ1、2年、躍進を遂げた小さなクラブとして欧州では話題になっているクラブです。


以下の記事、およびYoutubeで詳しく述べられています。

もし乾くんの移籍が実現しなくても(実現してほしいですが)、応援したくなるようなクラブです。




SD エイバル ~ヨーロッパで最も質素な大躍進を遂げたサッカークラブ~








第1回:スペインサッカーの奇跡「SDエイバル」とは?


低予算にも係らず強いチームづくり
人口2.7万人の小さなクラブ、75年の歴史で初めてスペイン1部昇格したが、これまでは3部が平均の小クラブ。ところが、この2年で2部1部と瞬く間に昇格し、またスペイン1部2部で唯一黒字健全経営を行っており、奇跡のクラブと呼ばれている。

成功の要因は、監督の手腕、クラブとしての哲学、強化方針。
通常の欧州1部のクラブであれば年間予算は30-40億、CL争いするトップクラブであれば100億円規模が当たり前の中で、年間予算1580万ユーロ(20億円以下)と、スペイン1部20クラブで最低。スタジアムが拡張しても6700人の小規模、限られたリソースで成功を収めている。


第2回:すべての相手は格上だ!


ガリターノ監督(39)の手腕が7-8割。選手は2-3部レベル。2年で1部へ昇格させ、欧州中から注目。
基本的には目の前にいる選手をうまくする
2年前、3部の時にはほぼ全選手がサッカー以外の副業持ち。
現在の1部26名のうち、約半分の選手3部から上がってきた選手。

ハードワークしながらも、頭で考えながら頭脳的に勝とう、という方針徹底。
パターン化させたサッカー、こういう局面ではこうしようとかなり整理されている。
全てのチームが格上だという認識の下、現実的な戦略、出来るだけリスクは取るな、ローリスクなサッカー、リスクは取れるところ、CK、FKではかなりのパターン、基本的には守ってカウンター。
研究されていることを想定して毎週新しいパターンを導入。



第3回:限られたリソースで力を出し切れ!小さなクラブの戦い方


フロントが優秀、許可部長のフラン・ガルガルサは、スペインのビッククラブに引き抜かれると噂の人物。
選手を獲得する際、最重要視するのは、人間性の高いコミュニケーション能力(スペイン語力も)
遊ぶところは何もない小さな町、独身じゃなくて既婚者を取る、家族構成も調べる。
チーム状況と方針を理解し、地に足をつけて、この町に馴染んでくれるか、まで調査
自前の練習場が無い。
地域密着、行政がバックアップ。
2年前から同じスポンサー、共にステップアップ。
無駄遣いしない、キャッシュカード使わず、すべてキャッシュ。



第4回:低予算で快進撃!スペインサッカーの奇跡「SDエイバル」のチーム戦略


基本的には移籍金を払わない、育成して億単位で移籍させる
サッカー界は諸行無常、4、5年で変わる。クラブありきで人は変わる、との考え方。
いぬっころですしっぽフリフリ


ブンデスリーガ開幕。


迷将・フェー監督を再度迎えたアイトラハト・・・


初戦:ヴォルフスブルク戦。乾貴士は先発するも前半45分で交代・・・


スタッツによると、ボールに触った回数15回。。。












チームを離れたい、という報道も出た中で、もはやチームメイトに無視されているようにも見えます・・・



地元紙FRANKFURTER RUNDSCHAUでは、これで乾はチームを去るだろう、との記事を掲載しています(( )内は意訳です。間違っていたらすみません)


Eine andere Schwachstelle ist die Linksaußen-Position. Takashi Inui hat seine Chance mal wieder vertan, in Wolfsburg wurde er zur Halbzeit richtigerweise ausgetauscht. Vielleicht wird die Eintracht sogar noch mal auf dem Transfermarkt tätig. Wenn, dann würde der Klub aber „keinen gestandenen Spieler holen“, wie Veh sagte. Das mache in seinen Augen keinen Sinn, denn damit „würden wir unseren jungen Spielern die Zukunft verbauen“. Veh denkt an Joel Gerezgiher, Luca Waldschmidt oder auch Neuzugang Mijat Gacinovic. „Wir denken nicht mehr kurzfristig, die Zeit ist vorbei“, bekundete er. „Wir müssen mittelfristig planen.“ Von den jungen Spielern ist der Coach überzeugt, „wir haben gute Jungs mit Potenzial dabei, die es schaffen können.“

(もう一つの弱点は左ウイングのポジションだ。乾貴士はヴォルフスブルク戦で再度チャンスを逃した。彼は前半で交代させられたのは妥当だった。おそらくアイントラハトは移籍市場で再び活発に動くだろう。クラブはフェーが言った通り「ベテラン選手は獲らない」だろう。なぜならGerezgiher、ヴァルトシュミッド、ガチノヴィッチといった「若いプレイヤーの障害となる」からだ。「我々は短期的に考えない」「中期的に計画する必要がある」と彼は言う。「ポテンシャルの高い良い選手を我々は持っている」。)

Womöglich verlässt Inui den Verein noch. Das deutete Veh zumindest an, ohne den Name des Japaners explizit zu nennen. „Man weiß ja nie, was gegen Ende der Transferperiode passiert, wenn ein Spieler unbedingt weg wollen würde.“ Zurzeit gehe er aber nicht davon aus, dass noch Bewegung in die Kadergestaltung kommt: „Da ist im Moment nichts angedacht.“

もしかすると乾はもうクラブを去るかもしれない。フェーは名前こそ明確に挙げなかったが「移籍市場の最後まで何が起こるか分からない、もし選手が去りたいのであれば」とほのめかした。)



別の記事では、ドルトムントからグロスクロイツを獲る代わりに、乾貴士を放出する、という記事も・・・


Mit dem 27-Jährigen ist schon gesprochen worden, beim Spieler gibt es eine grundsätzliche Bereitschaft, den Verein zu wechseln und sich der Eintracht anzuschließen. Großkreutz ist in Dortmund nicht mehr erste Wahl und nicht mal mehr zweite, er stand zuletzt nicht im Profi-Kader und musste zweimal mit der U23 in der Regionalliga spielen. Einmal machte er sogar ein Eigentor. Bei BVB-Trainer Thomas Tuchel ist der Flügelspieler aufs Abstellgleis geraten. Unter dem neuen Coach wird er wohl eher kein Spiel mehr machen.

(この27歳のプレイヤー(グロスクロイツ)は、クラブを変わりアイントラハトに入りたいという意思がある。グロスクロイツはドルトムントにおいて、第一の選択肢でないばかりか、第二の選択肢でもない。(以下略)

Bei der Eintracht ist Großkreutz allerdings nur dann eine Option, wenn Takashi Inui den Klub noch verlassen sollte. Der Japaner würde gerne nach Spanien wechseln. Doch ob ein Transfer zustande kommt, ist noch unklar. Die Eintracht würde ihre Bemühungen um das Mitglied der deutschen Weltmeistermannschaft von 2014 nur dann intensivieren, wenn Inui tatsächlich seine Zelte abbrechen würde.

(しかし、アイトラハトがグロスクロイツを迎えうるのは、乾貴士がクラブを去る、という場合のみだ。この日本人プレイヤーはスペインに移りたがっている。(以下略))




なんか2つの記事は矛盾してるけど・・・



まさか、乾貴士ドルトムント移籍?・・・今のプレーぶりではありえないか・・・



乾くんがマトモな環境でプレーできるよう願うばかりです。

久々の更新です。いぬっころですしっぽフリフリ


乾くんにとって、フランクフルトでの4シーズン目が近づいてきました。


セレッソ大阪には足かけ4年在籍しましたが、2008年途中にマリノスからレンタル移籍、2009-10年を経て、2011年途中にブンデス2部ボーフムへ移籍したので、実質約3年間の在籍。


今シーズン開幕をフランクフルトで迎えるとすると、乾くんにとってもっとも長い在籍プロチームということになります。


しかし今年に入り、アジアカップあたりを契機に、乾くんにとっては、運気下降気味か、と思えるような出来事が続き、ブログを更新する元気がなくなってしまいました。。。


2014年11月:
日本代表:国際親善試合ホンジュラス戦で代表初ゴール(この日2ゴール)アップ→ここがピークか・・・

2015年1月:
日本代表:アジア杯ベスト8で敗退ダウン

2015年2月:
アギーレ日本代表監督解任ダウン

2015年3月:
ハリルホジッチ日本代表監督就任

2015年5月:
シャーフ、フランクフルト監督辞任ダウン
乾くんフランクフルトと契約更新

2015年6月:
フェー、フランクフルト監督復帰・・・ダウンダウンダウン



アギーレジャパンでは乾くんは岡崎、本田選手とのコンビネーションがうまくいっており、非常にいい形でいっており、ザッケローニとは違って乾くんの特長を引き出してくれていたので残念でした。

シャーフ監督には本当に期待していたのですが、特に後半戦は不可解な采配が目立ち、乾くんの出番も減ってしまい、シーズン終了後、突然の辞任。

シャーフ監督、シーズン当初から乾くんの起用に積極的でアレックス・マイアーを外してでも起用してくれていたのですが、フロントとうまくいっていないとは知りませんでした。乾くん起用についてもフロントと対立していたのでしょうか・・・



そして、アルミン・フェー監督の復帰。この監督は本当に信用できません。


いつ何をするかわからず、このフェー復帰のニュースには、かなり凹みました・・・


本日のキッカーによると、キャンプでの乾くんの好調さを褒めちぎっていますが・・・


フェー監督、乾貴士を賞賛(kicker)

フランクフルト|今度のフラムとのテストマッチで、オーストリアでの二次キャンプも終わりを迎えるが、ここまでについてアルミン・フェー監督は満足気な表情を浮かべた。

「みんないい印象を残しているよ。この暑さの中でも楽しんで取り組んでいる。それは驚きさ」


特にフェー監督は、乾貴士に賞賛の言葉を贈っている。「タカは本当に状態がいい。ドイツ語もさらに理解できいる。昨年に長谷部誠が加入したことが好影響を及ぼしたのだろう。そしてタカが波に乗ったら、彼はとにかく素晴らしい選手となる」






(写真:Bild)


うーーーーん。とにかくフェーは信用できない・・・爆弾



それにしてもフランクフルト、今回のフェー復帰といい、正GKトラップ、サブGKヴィートヴァルトを相次いで手放してしまう件といい、長谷部さんを右SBで起用しようとしている件といい、チーム作りにビジョンが見えません。



今シーズンはあまり期待すると、失望が大きそうなので、乾くんが出来るだけスタメンで出れるよう、そしていつかステップアップできることを祈りつつ、ささやかに応援を続けようと思っています。



チームと一人部屋で契約している長谷部さんと、キャンプ中は相部屋、とのこと。


欧州での最後のチャンスという覚悟で、このキャンプを怪我無く乗り切り、長谷部さんからいろいろ吸収して、これまでで最高のスタートを切ってほしいと思います。

こんばんは。いぬっころですしっぽフリフリ



11日に行われたブンデスリーガ第28節、アイントラハト・フランクフルトはアウェイでバイエルン・ミュンヘンと対戦し、0-3で敗れました。



バイエルンに2点を先行された71分から途中出場した乾くん、試合後のインタビューで、チームの戦う姿勢へのフラストレーションを吐露しています。





チームの消極的な姿勢に疑問感じる乾「俺には理解出来ないですね」(SOCCER KING)


 ブンデスリーガ第28節が11日に行われ、日本代表MF長谷部誠と同MF乾貴士が所属するフランクフルトは敵地でバイエルンと対戦し0-3で敗れた。試合後、この試合に途中出場した乾が記者団の取材に応えている。

 バイエルンに2点を先行された71分から途中出場した乾。試合について「もう、バイエルンは流石だなって…細かい差をすごく感じました」と、反撃に出る前に3点目を奪われた試合を振り返った。

 点差を詰めるために詰めるために前に出た乾だが、思った以上にチーム全体が引いていた。これについては「俺はそう(ガンガン前に行くべき)だと思ってたんですけど、みんな引く感じだったので、まあ一人で追ってる感じで」と、煮え切らない思いを明かしている。

 続けて「2点差、3点差になってもまだ前に行かないっていうのがたまにあるので…それは俺には理解できないというか。もうね、4-0、5-0でも一緒なんで。俺は前から行くべきだと思ってたんで。そこで前に来なかったのは俺には理解出来ないですね」と、チームの消極的な姿勢に苦言を呈した。

 ビッグクラブであるバイエルンと対戦してみた感想としては「サッカーがもう違いますし…前半はもう4-0、5-0でもおかしくなかったです。GKのケビン(・トラップ)が止めてくれなかったらね、1-0で終わってはなかったと思いますし。力の差っていうのは、はっきり見えましたね」と、改めて力の差を見せつけられたことが印象的だったとしている。

 そういった強豪とも対戦できるブンデスリーガについては「それが一つの楽しみでもありますし。前半戦はベンチで、後半戦もベンチで…まあ途中からは出ましたけど。やっぱり先発で出たかったのかなと思いますけど」と、先発メンバーから落ちた悔しさをにじませた。

 シーズン終盤に向けては「後6試合なので、全力でやるだけです」と意気込みを語っている。

 次節、フランクフルトはホームでボルシアMGと対戦する。






2011年にドイツに渡ってからの乾くん、バイエルン戦になると、孤軍奮闘、獅子奮迅の活躍を見せていました。


2011年12月 DFBポカール (2部ボーフム)



2013年8月 ブンデスリーガ (アイントラハト・フランクフルト)



特に、2部ボーフム時代のDFBポカール、乾くん起点のパスでバイエルンDFを混乱させ、先制点を奪う場面をはじめ、王者バイエルンに堂々と立ち向かう姿がとても印象的です。


しかし、フェー監督の2013/2014シーズン後半、シャーフ監督の2014/2015シーズン前半では出場機会が無く、今節も途中出場と、乾くんの悔しさは、相当なものだと思います。




ドイツに来て4シーズン目、どうも後半シーズンでいつも乾くんは苦悩に直面してしまいます。

2011/2012 ボーフムでも後半戦はチームが崩壊状態。

2012/2013 フランクフルトでも前半戦5ゴールも後半戦1ゴールのみ。

2013/2014 フェー監督のもと、後半はほとんど出番なし。






「後6試合なので、全力でやるだけです」



この言葉に、負けていても攻めようとしないこのチームへの残留を迷う乾くんの気持ちが込められている気がするのは、考えすぎでしょうか。




こんばんは、いぬっころです。


長谷部さん結婚報道で日本列島に衝撃が走った1日でしたが(笑)、こちらは愚直に乾くんネタで。



今日は乾くん関連報道記事が2件出ました。




乾貴士が2アシスト 地元サポーターは「ミスは多いが天才」と期待ムード(ライブドアニュース)

3月14日に開催されたドイツ・ブンデスリーガ第25節で、乾貴士選手と長谷部誠選手が所属するフランクフルトがホームでパダーボルンと対戦し、乾選手の2アシストなどを含む大量4得点で4-0と快勝した。

2試合ぶりの先発フル出場となった乾選手に対し、チーム公式サイトのフォーラムでは「乾がいろいろなところで姿を現して素晴らしく献身的なプレーをした」と高く評価するサポーターが多いようだ。

一方で「何度かボールを持ち込んで失敗したが、間違いなく前より良くなっている」「ひやひやするロストと天才としか言いようのないプレーの混在」など、長所と短所の両方を指摘するサポーターもいた。

ここ数戦は先発出場できていなかった乾選手だが、この試合でスタメン出場したことについて「彼のアイデアは想像を超えたもので、今日の3点目のようなパスは武器になる」など、乾選手の創造性にファンからは期待が集まっているようすが伺える。

ドイツ各誌での採点も、ファンの反応と同様、平均以上とそれ以下の真っ二つに割れており「乾の評価は光と影だ」と評するファンもいるほどだ。

しかし、乾選手の持ち味を評価する土壌はできつつあるようで、「彼はもっとやれるポテンシャルを持っている」など、期待するサポーターも徐々に増えつつある。







ちなみにボーフム時代における地元紙『WAZ』の評価は『Inui zwischen Genie und Wahnsinn(乾は天才と狂気の間にいる)』でした。創造性だけではなく、献身的なプレーも評価されてるのはうれしいことです。









フランクフルト、乾の契約延長を希望か 監督は「批判されすぎ」と擁護(Goal.com)

フランクフルトのトーマス・シャーフ監督が、不安定なパフォーマンスが課題とされるMF乾貴士を「批判されすぎ」と擁護した。乾の契約は今季で満了となるが、ドイツメディアによると、クラブは契約延長に前向きという。

2012年夏に2部ボーフムからフランクフルトに移籍した乾は、当時昇格を果たしたばかりのチームで不動の左サイドハーフとして6ゴール8アシストと活躍。昨季はスランプに陥ったが、シャーフ監督が就任した今季は、リーグ戦19試合に先発出場し、1ゴール5アシストを記録している。

ドイツ『キッカー』によれば、出番を失っていた昨季、乾は完全に自信を失っていたという。だが同紙は、ニュルンベルクからMF長谷部誠が加入した影響もあり、今季の乾は1年目の姿を取り戻したと報じている。

乾は14日のブンデスリーガ第25節パダーボルン戦で、2アシストを記録して4-0の快勝に貢献した。シャーフ監督はその乾について、「タカは周りから批判されすぎだ」とコメント。「8番」のプレーに満足している様子をうかがわせつつ、次のように続けた。

「タカのことをそれほど批判的に見る必要はない。総合的に見れば、彼は良いシーズンを過ごしているんだ。今うまくいっていないところを直せば、彼は素晴らしいプレーを見せることになる。スーパーなパフォーマンスとなるね」

「彼にブレーキをかけるのは間違っているだろう。今の彼は、後方ではなく、リスクを冒しながら前に向かう場面に関して正しく判断できている。それについては、すでに我々とともに改善したんだ」

一方、ブルーノ・ヒューブナーSD(スポーツディレクター)は「契約内容は公開しない」と、契約延長オプションに関して明言を避けたが、「選手、代理人と調整した(交渉の)スケジュールが存在する」とも認めている。

『キッカー』は、ヒューブナーSDの発言が、フランクフルトが乾と新たに複数年契約を結ぶ希望を表していると報じた。

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フランクフルトに残るのが乾くんにとっていい選択なのかどうかわかりませんが、リスクを犯してもチャレンジするプレースタイルを擁護する発言を監督や幹部が示しているのはいいサインですね。



明後日は日本代表メンバー発表、代表に行った後、チームで出場機会を失う傾向がある乾くんではありますが、本人としては、選んでほしいでしょうね。


ハリルホジッチ監督の会見では、ボールタッチを制限し、ワンタッチ、ツータッチを増やしたい、という発言もあり、先日のパターボルン戦でのアイグナーへのアシストは、ハリルホジッチ監督のコメントを意識したかなぁと感じました。


規律重視、という方針が、乾くんのスタイルとマッチするか気がかりですが。。


小さな頃からセゾンFCで培い、野洲高校で開花した、見てる人を楽しませる(ハラハラドキドキワクワクさせる)サッカーを、ドイツでも進化させてる乾くん。



これからも特徴の無い及第点の平凡なプレーヤーではなく、欠点もあるけど、強烈な個性と創造性で、見る人を驚かせる唯一無二の余人に代え難いプレーヤーとして、まだまだ成長してほしいです!





でも、たまにはシュート、決めておくれ。。汗

こんばんは、いぬっころですしっぽフリフリ


ブンデスリーガ第24節、ケルン戦は、2-4で敗北。。。



そして、ベンチスタート乾くんは、1-2でリードを許した75分に、何と長谷部選手との交代でボランチの位置で出場しました。



その直前の失点シーン、相手のスローイン時に長谷部選手が足を滑らせ転んでいる間に、本来長谷部選手がいたボランチの位置がガラ空きになり、最終ラインがジワジワ下がり過ぎ、バイタルエリア内でサイドチェンジ気味の横パスを通され、滑って転んでいた長谷部選手の戻りも遅れ、陣形を整えれないままに、左からミドルを決められました。。。



このシーン、、、シャーフ監督、かなり怒ったかもしれません。。。



「非常に腹立たしい敗戦だ。我々は後半で同点とし、2点目だってとれただろうに。それができずに、逆にケルンに失点を許して、相手を調子づかせてしまった。そして我々はそれ以上にアクションを起こせなくなっていたよ。」



(ここからは推測ですが)ブチ切れたシャーフ監督、怒りの矛先が長谷部選手へ。。。直前のふがいないプレーに足が止まったと見たのか、長谷部選手を下げ、点をとりに乾くんを投入。


シュテンデラを少し下げ、乾くんは少し前目で攻撃の活性化を狙いましたが、実はシュテンデラもかなり疲れていて足が止まっており、キープミス、パスミス、そしてザンブラーノの凡プレーも重なり、立て続けに2失点。。。


その後、マドルンクがピアソンと交代で投入され、乾くんはピアソンの位置に入りましたが、今思えば最初から二枚替えしてほしかったなと。。。


そして何らかのチーム事情として、ドイツ若手期待のシュテンデラを育成したいというチームの思いもあり、日本人から見ると不可解な交代になったような気がします。



ピアソンについては、ワンパターンに左サイドをウロウロ走っているだけのような気もしますが、マイヤーさんの同点ゴールの起点となったパスは、左サイドからゴール前へ45度くらいの角度で入り、左サイドのオチプカからのクロスを左を壁にして受けてのマイヤーさんへの左足でのパス、という流れで、こういう動きは、右足メインの乾くんには無い動きでした。



乾くん自体は失点に絡んだわけでは無いのに、「長谷部選手から乾くんに代わり、失点した」と報道されると、何か乾くんが戦犯みたいに聞こえて、ちょっと心外です。。。


低い位置からドリブルで上がり、攻撃を活性化させるべく全力でプレーいましたが。。。



日刊スポーツ「1-2の後半30分に長谷部に代わりピッチへ出た乾は、慣れない守備的MFの位置で持ち味を発揮できなかった。「後ろの選手に負担をかけてしまった」と反省していた。」


んーーーん、反省すべきは、監督のはず。。。負担をかけていたのはシュテンデラのはず。。。




海外ではこんなに謙虚じゃなくてもいいのですが。。。




こんなサッカーなら、フランクフルトに残ることに固執する必要もないなぁ。。。




しばし、辛抱。。。



また必ず上昇してくると信じて。。。



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こんばんは、いぬっころですしっぽフリフリ


ブンデスリーガ第24節、ケルン vs フランクフルト戦、乾くんはベンチスタートです。。。


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(ミムラユウスケ氏Twitterより)



練習中にケガ、との情報もありましたが、大事ではないようで、何よりです。



週明け前の夜、乾くんがスタメンで無いのはとても残念ですが、いちばん悔しがっているのは乾くん本人のはず。



後半戦前のチームのキャンプにはアジアカップのために参加できておらず、チームとの連携という観点で、他のチームメートに差をつけられてしまったのかなと思います。



焦らず機会を掴んで、その機会をモノにしてほしいです!




こんばんは、いぬっころですしっぽフリフリ


アジアカップは遠い昔のことようですが→いまさらながらアジアカップの乾くん。



そして、ブンデスリーガも後半戦開始!



・・・ですが、全く見れておりません(涙)



ネット情報によるハイライトのみ。



1/31:第18節フライブルグ戦。

先発するも、目立った活躍無し?76分に交代。



2/3:第19節ヴォルフスブルク戦。






出た!超絶ドリブル!








サッカーライターの清水英斗氏、Footiにて、乾くんのドリブル絶賛です!


乾貴士の“ブレない姿勢”に注目!

美しいドリブル突破からアシストを記録

ブンデスリーガ第19節ヴォルフスブルク戦の後半13分。乾貴士のドリブルが敵陣を切り裂き、丁寧なラストパスからアイクナーがシュート。フランクフルトは先制ゴールを挙げました。
これは本当にすばらしいドリブル。
ドリブラーを大きく分類すると、広いスペースを直線的に駆け抜けるのが得意なタイプと、狭いスペースをすいすいと曲線的にすり抜けるのが得意なタイプの2種類があります。
前者の典型的なプレーヤーは、クリスチャーノ・ロナウドやガレス・ベイル、アリエン・ロッベンなど。後者の典型的なプレーヤーは、リオネル・メッシやアンドレス・イニエスタ、そして乾もこのタイプと言えるでしょう。
右インサイドのファーストタッチから、素早く右アウト、右インサイドと、リズム良くタッチし、最初のプレスをかわしました。さらに左アウトで縦へ抜け出し、右アウトで中央へ進み、そこから右インステップで3回ほど突いて様子を見る。そして隙を見つけると、右インサイドでズバッと縦へ。さらに左インサイドで中央へ運び、最後は右インサイドでラストパス。
特筆すべきは、このファーストタッチからラストパスまでの約7秒の間に、11回ものドリブルタッチを繰り出し、しかもその間、乾の姿勢が“まったくブレていない”ことです。
いつでも触れる位置にボールがあり、上半身はスッとバランス良く立っています。パスでもドリブルでも、常に、何でもできる状態です。縦に抜け出すとき、スピードを上げるためにほんの一瞬だけ前かがみになりますが、すぐに姿勢を“ゼロポジション”に戻していることがわかります。
「1人目をかわしたあと、いつも2人目に引っかかってしまう」。そんなドリブルになりがちな人は、この乾のプレーから学べることが多いのではないでしょうか?
また、ファーストタッチのシーンを見るとわかりますが、乾はボールを受けるとき、地面に対してベタッと足を着けず、まるでボクサーのフットワークのように、軽やかに動くステップのリズムを作っています。これも大きなポイントでしょう。
「急にプレスをかけられると、あわててしまう」。そんなドリブルになりがちな人も、この乾のプレーから学べることが多いのではないでしょうか。





清水さんも書いていますが、このファーストタッチでいきなり相手を振り切るリズム感は、ハマるとすごいです。。


セレッソでのラストゲーム、鹿島アントラーズでの、超絶ドリブルとゴールを思い出しました。











ブンデス後半戦、まだ2試合とも見れていないので、録画をアイントラハトTVで見たいと思っています(・・・見れる日は来るのか。。。)



今夜は20節、アウグスブルク戦ですね、今夜こそ、後半初ゴールを!