友遠方より来るの巻

タイトルあんまり意味ないです。
友達っていう言葉がある有名フレーズを探してたけど、思いつかずとりあえず…段々忘れっぽくなるよねー。なんかあった気がするけども。
おっと、どうも、Yuca Moritaジュエリーアーティストのもりたゆかです。

この前の出来事。
「親友って何なの？」
と、突然の質問。まるで小学生がお母さんにするシンプルかつ深い質問に衝撃すぎて答えられなかったのであります。
うーん‥なんと言えばよいか。

なぜ返答に詰まったかというと、考えたことがなかったからである。ここで、親友の定義について考察してみよう。

基本アーティスト活動意外でひっきーなアタクシは友達が少ない。かつ人に足並みを合わす考えなぞ皆無に近いので、お一人様上等である。予定合わせてる手間考えると一人で動けてしまう。突発的だしねー。
なんせ人生初のトモダチは近所の柴犬。家抜けてうちに遊びにやってくる賢いお嬢さんだった。彼女とよく庭で昼寝をしていたらしい。犬と会話をしていたのも覚えている。

そんな生きとし生けるもの皆トモダチのアタクシの無愛想さに、さらにこの刀で居合い切りしたような見事な切れ長の鋭い目が相まってか、簡単に人が近づけない尖ったナイフのオーラを帯びた少女が完成されてしまったわけで、それが今日まで引っ張っている。
そんな負オーラ満載のアタクシにも、めげずに果敢に飛び込んでくるハートの強い人がいてくれるのはありがたい。

塔の奥の傷ついたバケモノのように、ちょっとの優しさに触れ、徐々に「人間コワクナイ」と知っていくわけだな。（もはや誰よ？）
誓って言うが、アタクシは孤独遺伝子保持者ではない。超寂しがり屋のかまってちゃんだ。ただ表現が歪んでるだけだ。

と、アタクシの歴史は置いといて、いまでこそヒッキーではあるが人嫌いでも人見知りもしないのだが、うら若き乙女のころは超人見知りだったわけ。そんな塔の奥に潜む心優しいバケモノのアタクシにも関わらず、なぜか数人親友って呼べる友がいるわけですよ。なぜか。
等身大で真正面で接してたからじゃろうな。
今それぞれ全く違うジャンル、土地でめっちゃ頑張ってる。苦楽を共にし、尊敬する友。

そもそも正しくは心友と書くのでは無かろうか。
アタクシ達は全くベタベタしない。世の男性が思う女友達とはたぶん違う。

近況の話はすれども、あまり思い出話に花咲かせたりもしない。わりと今とこの先の話をする。どんなに時間が空いても、その時間は会った瞬間に埋まるのだ。
互いに裏切ることはないと、確信してる。というか、そもそもそこに疑いを持ったことがない。もし裏切り行為があったとしても、アタクシはそう受け取らない自信がある。きっと余程の事情があったのだろうと許すはず。

アタクシなりの解釈と定義
「親友とは、互いに全くの利害関係なく、常に客観的に自分を見て意見をし合い、最も自分らしい状態に戻してくれる存在。」
今のとこの結論。

基本的には互いに本人の力を信じてるのだ。弱ると、あんたは大丈夫だ！アタシは誰よりもそのことを知ってる！と励ます。依存の関係はない。自分の足で立てるぜっと寄り添うだけだ。時に優しく、時に厳しく。また全く違う切り口の場合もある。それがいかに有り難く、支えになるかをアタクシは知っている。

もちろん、明日から親友ね。って約束するわけではない。残念ながら一朝一夕でできる縁ではない。ほんとに苦楽を共にし、朝まで語り合い、泣いたり笑ったり濃い時間を過ごしてこそだ。
その積み重ねで、互いのことを我が事のように、喜んだり怒ったりしてくれる。どんな些細な悩みでも、どうでもいいみたいな扱いをされたことはないな、そう言えば。
たまに自分のテンションを上回って相手に激怒してくれたりするので、ウケる。マジ愛してるぜっ！って思うわけよ。

いつを境にはないが、いつの間にか在り方の関係性ではなく、親友っていう存在そのものとして刻まれる。会う会わないの時間は問題ではない。
だから希のケンカも平気でできる。そして不思議なことによくシンクロする。

大人になってからは、なかなか難しいかもしれないね。でも不可能ではないでしょう。若者よ、学生の間にたくさん本気でぶつかって、受け入れあっていけば、生涯他では手に入らない掛け替えのないものになると思うよ。
奢らずカッコつけず、見下さず、等身大で真剣に接するべし。そうすりゃ必ず応えてくれる人に出会うのさ。
ただ、たまたまアタクシは人運にだけは恵まれてて、ゆえにどんな出逢いも心底ありがたいって感謝している。この運の良さはアタクシの自慢だ。

んー、まとまらん。
答になりましたかね？
真剣に恐れず逃げずに人と向き合えば、必ず得るものはあるんじゃなかろうか。

というわけで、突然の作品ですー。