日曜日はツイッター繋がりで知った、かぶりえさん(@kabu_rie)主催の「親になったわたしたちのためのキャリア勉強会」に参加してきました。
この勉強会の趣旨は、「親になってもいい仕事がしたい、自分らしさを感じていたい」と思う人たちが集まってキャリアについて考え、自分の生き方をポジティブに語れるようになれたらいいねというもので、その趣旨には私も心から賛同。
私は第2回の今回が初参加でしたが、同じような悩みや葛藤を持つワーキングマザー同士共感することも多くあり、ママ友や職場の人には言えないような話も自然とできた気がします。

今回のテーマは「わたしだけのものじゃない、キャリア」。
自分のキャリアを考えるほど、近くにいる他人(=家族)の存在を感じてしまう。
それは、わくわくするような仕事がしたいという「アクセル」に対して「ブレーキ」を踏む気持ちではないかという発想から、そのブレーキの種類をかぶりえさんが理論等を用いて説明・分析するのが前半部分。
ざっくり分けると①仕事に時間を割くことによる子供への悪影響、②パートナーの家事・育児への協力に関する難しさ、③今後の見通しが不透明なことによる不安 がブレーキとしてあるのではないかという話でした。

そして後半はワールドカフェ方式で「キャリアのアクセルを上手に踏むために」というテーマでフリートークを行うという流れでした。
ちなみに、「キャリア」というのは仕事だけに留まらず、余暇、学習、家族の活動なども含んだライフスタイルを指すようです。

前半の話で印象に残った点や感じたことは以下のとおり。

・対等な関係を築いている夫婦を分析すると、妻が夫に対して「対等に話させようとする何か」を持っていることが多い。それは収入であったり、精神的自立であったり、人生における目標であったりする。
→納得。私の場合、自分のキャリアを夫に語ることは照れもありなかなか踏み出せないのだけれど、振り返ってみると夫のキャリア観もきちんと聞いたことがないような…。
そして最近は忙しさにかまけて話をする時間を持てていなかったな~とも思ったり。
さらに対等に話せるという以上に、お互いに成長できる関係でいたいという思いが自分の中に強くあったことに気づかされました。

・役割を分担するほど夫婦間のライフロールが乖離し、「目標、価値、体験」の共有がしづらくなる。シェアしたいのは「感情労働」、「家族内ケア」。
→何とも絶妙な表現。
そして以前に「ふたりの子育てルール」を読んだ時も感じたことがシンクロしました。
タスクをこなせなくても、責任を感じていれば感謝の気持ちが態度に現れてくる。
よってタスクの分担ができればよいというものではなく、家事・育児全般に共に責任を負っている意識を持ってほしい。そして自分が色々と我慢しているということを知ってほしい。
そうすることで、自分だけがキャリアを犠牲にして家事育児をしているというモヤモヤ感は相当少なくなるだろうなと改めて思いました。

・キャリアの節目だけデザインする
→「キャリアデザイン」っていうけれど、不確定要素が大きい中で簡単にデザインできるものなの?っていう長年の疑問にしっかりと答えてくれました。
大事なのは今、キャリアの節目にいるかどうかに気づくことが大切で、
その時をいかにして待つかを意識することによって、効果的な待ち時間の過ごし方が見えてくるというもの。
まさに今、私はアクセルを踏みたくても諸事情により踏めない状態。
だからといって漫然と過ごすのではなく、きちんと準備をしておくこと。
きちんと踏むべき時にアクセルを踏めるよう足を鍛えておくこと。
そして、キャリアを前進させてくれる偶然の出来事が起きやすい環境を作ること。
その重要性に気づけた事が今回の一番の収穫だったように思います。

・アクセルとブレーキ、どちらも本音。だからこそ生じる葛藤。
もうその通りです、はい。きっと皆さんも同じように感じているのでは?と思いました。

以上つらつらと書きましたが、後半のワールドカフェの様子はまた落ちついたら書きたいと思います。