「坂道のアポロン」(アニメ版)はまだ1話と2話しか観ていないのだけれど、なんとなく切ってしまった。どうしても観たいとまで思えないのが一番の理由だけど、実はもう一つ大きな理由があったりする。





※以下、坂道のアポロンファンの方々が目にするにはあまりにも毒に満ち溢れていますので、充分にご注意ください。







巷ではどうやらBL臭がすると言われているみたいで、カテゴリとして腐アニメに分類されるなんて仕打ちにあっていたりもするようだ。何とも切ない。確かに主人公の男はセリフからして乙女なわけだが。BL臭程度にするくらいなら、いっそ最初からガチでBLにしてしまえばいいじゃないかと思うのは僕だけだろうか。なんかこう、BLではなかったものを勝手にBLっぽさだけ際立たせ、別物にして売り込んでしまうのって好きじゃないんだな。No.6とかその最たる例。あれは本当ひどかった。


とまあその、坂道のアポロン。BL臭がするから観なくなった、というわけではない。BLそのものは否定しないから、匂いがするくらいで引きはしない。

そうじゃない。

どうしても拭い切れない違和感があったのだ。

そしてようやく気付いた。

その違和感の正体は千太郎にあったのである。

千太郎がすべてのズレを引き起こしていたのだ。

その違和感とは……そう!









「だんだん千太郎がガチムチにしか見えなくなってきて、BLというか『アッー!!!』じゃねえかと思ってしまったことだ!」







アニキィィー! とか叫んだところで終わってた。俺の中ですべてが終わった。切ないぜ。