櫛田川シリーズ第六弾です。
4月14日の午後、愛車3号『SUZUKI Avenis150』に乗って郵便局へ向かい、
所用を済ませた後、春本番のうららかな陽気に誘われて、櫛田川下流域を
経由して、伊勢湾に面した『松名瀬海岸』へショートツーリングしました。
≪走行ルートの概要≫
( ( )は道路番号。<>は交差点名。その他は町名、施設名など )
自宅……松阪郵便局……(県道37)→<櫛田橋南詰>→(県道706)→<魚見町>
→(県道60)→魚見橋東詰→(櫛田川右岸堤頂道路)→櫛田川河口
→(松阪伊勢自転車道)→中之川河口・Uターン→(松阪伊勢自転車道)
→櫛田川河口→(櫛田川右岸堤頂道路)→魚見橋東詰→(県道60)→大宮田町
→(県道59)→<立田町>→(県道37)……自宅
◇合計走行距離:約40km
≪櫛田川下流域~松名瀬海岸の位置≫
≪ルート図≫
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ここは松阪市高木町。
櫛田川右岸を走る県道706号から脇道に入った所に停車して下流側を撮影。
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同じ位置の上流側です。
春本番の陽気ではありますが、まだ枯れ草茂る冬景色が残っています。
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対岸の桜は満開です。
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背後(東側)には伊勢平野の田園風景が広がっています。
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今回のパートナーは、私の愛車3号『 SUZUKI Avenis150 』。
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県道706号を800mほど北進した所に大きな桜の木と石碑が・・・
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4本の桜の巨木の間に『籐八頌徳碑』(とうはち こうとくひ)
と刻まれた石碑が建っています。
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この石碑について書かれた『 籐八翁の人柱と由来 』の表示板です。
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『籐八頌徳碑』から県道706号を約1km北上し、県道60号を経由して
櫛田川右岸堤防上の道路(市道?)を約1.8km北上した所の川岸に停車。
県道705号の『松名瀬大橋』です。
橋の向こう岸は、幅約370m、長さ約1.3kmの大きな中洲です。
川面の眩しい輝きが春を感じさせてくれます。
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『松名瀬橋』から下流へ500mほど移動した所で下流側を撮影。
まだ真新しい河岸防護工事が施されています。
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同じ位置の上流側です。正面の奥に『松名瀬橋』が見えます。
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防護工事の下流端近くまで移動しました。河口まで約1kmの地点です。
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同じ位置で上流側を撮影。
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河口付近に到着。
約3週間前、初めて櫛田川下流域に踏み込んで河口を目指したけど、
工事中で通行止めのため、この手前約700mで引き返しました。
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正面の水面は細長い入江で、その奥の細長い半島の向こう側が櫛田川の
河口で、その向こう側に並行して『金剛川』が流れ込んでいます。
正面奥の建造物はガラス工場の施設かと思われます。その右隣は『松阪港』?
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河口から海岸沿いに延びる道路です。舗装がまだ新しい!
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「この道路は走ってもいいのかな?」と躊躇しつつ300mほど進んで停車。
振り返って西の方角を撮影。
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正面奥の建造物にズームイン。
地図によるとガラス工場の方角なので、その生産設備の一部かと思われます。
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カメラを右(北側)に向けて、ほぼ北西の方角に蜃気楼のように見えるのは、
津市雲出鋼管町(くもずこうかんちょう)にある造船所。
私が高校に入学した頃に竣工し操業を始めた造船所で、巨大なクレーンを
通学列車の窓から毎日眺めていた記憶が蘇ってきました。
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海岸沿いに100mほど進んで『松名瀬海水浴場』に到着。
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海水浴場に隣接する『松名瀬港』です。
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海岸沿いに延びる防波堤。
地図では『松阪伊勢自転車道』となってるけど、現地に表示なし!?
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後ろめたさを感じつつ、1kmほど進んで停車。
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「ここはシロチドリの繁殖地です」の立て札があるけど、季節外れか
何も居ない。
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ほぼ東の方角。地図で見ると渥美半島の方角だけど水平線しか見えない。
伊勢湾は意外に広い!
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西の方角。湾曲した海岸線の向こうにガラス工場の設備?が見えます。
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東から西の方へ向かう漁船。
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1隻に見えたけど、2隻が並走していました。
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「ぴいひょろろ♪」という懐かしい鳴き声に振り向くと、1羽の大きな
鳥がこちらへ向かって来ました。
鳶(とび、トンビ)です!
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縄張りへの侵入者に対する示威行動でしょうか、それともカメラを意識
したパフォーマンスでしょうか?
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元来た方角へ飛び去っていきました。
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さっきの2隻の漁船が引き返していきます。
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トンビと漁船を追って800mほど東へ移動。
『中の川』という小さな川の河口に設けられた、漁船の係留場のようです。
ここでUターンします。
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西へ500mほど戻って陸側に目をやると、田んぼでは代掻きが始まっていました。
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また上空にトンビが現れました。
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パフォーマンスを終えて、去っていきました。
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苗代では順調に苗が育っているようです。
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更に500mほど西へ移動しました。
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東側から見た『松名瀬海水浴場』です。16時37分頃撮影。
新聞によるとこの日の満潮は15時00分なので、少し引き始めた状態か?
波は非常に静かです。
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何気なく陸の方に目をやると、電柱の先端にトンビが向こう向きに
さりげなく止まっていました。
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カメラを構えて足音を忍ばせてソロリ、ソロリと近寄って行ったら、
身の危険を感じたのか突然飛び立ちました。
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ショート・パフォーマンスの後、去っていきました。
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16時42分。帰路につきます。
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別れを惜しむように、またトンビが飛来!
“伊勢湾の松名瀬の磯の防波堤 われ悦びて 鳶とたわむる”(てくてく)
“東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる”(啄木)
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<参考サイトへのリンク>
櫛田川・香肌峡 アルバム
石川啄木 - Wikipedia
ー 完 ー