府中に鳴り響いた伝説の幕開け…


なんと言って良いのか言葉が見つからない。


今日2回目の記事消去…


また一から記事を考えて書かないといけないと思うと気が重い。という冗談は置いといて、同じような記事を3回も書く事になるとちょっと頭が働かない…なので今回は簡潔にまとめて書きます。


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皐月賞を勝った時点で、競馬関係者の中では既に現役最強馬との呼び声も高く、元ジョッキーの方や現役調教師の方からも「ゼンノロブロイやタップダンスシチーよりも強いよ」と言われてました。まだサラブレットとして完成していない3歳春のこの時期で、現役最強馬と言われているゼンノロブロイ・タップダンスシチーの2頭よりも上の評価をされている3歳馬。それがディープインパクトなのです。


私は英雄 『ディープインパクト』 よりも

神馬 『ディープインパクト』 と読んであげたい…



ダービーの全体ラップを見てみると

1000m通過が59.9秒で(35.5-34.5)

12.5-10.9-12.1-12.1-12.3-12.3-12.3-12.1-12.2-11.9-11.0-11.6

タイレコード 2:23:3

同じ勝ちタイムの昨年は

12.5-10.6-11.3-11.5-11.7-11.8-12.5-13.0-12.5-11.5-11.7-12.7


と今年は13秒台が一度もなくラスト3Fまで12秒台前半の全体的に均一の取れたラップを刻んでいるのがよくわかります。これは逃げた武幸四郎騎手の妙技と呼べるラップセンスでしょう。最近の幸四郎騎手は差しよりも逃げの方に適正があるように思えてなりませんね。さてさて、このラップを後方で折り合い、位置取りだけに気をつけた武豊ジョッキー。SペースでもHペースでも日本刀のような切れ味で、まるで沖田総司が佐々木小次郎のツバメ返しをしているような感じでスパっと斬ってきたこの馬に対抗する作戦は、平均的なラップをもってなし崩しに脚を使わせること。そして、早めにスパートして粘り込む事。ディープインパクトよりも後ろの位置では絶対に勝てないとわかっているからこそ生まれたこの作戦。

前はけしかける馬もいなくて時計を見るよりも比較的楽なペース。長く脚を使えるインティライミは直線入口で早くも先頭に踊り出て押し切る構え。普通ならこの流れであのタイミングであの馬場であの手応えで抜け出せば会心の勝ち方が出来たハズ。自信35.1ならそう悪くない。

この流れを後方から差したディープインパクトが強いのだから…

ディープインパクトの強さは以前新馬戦の強さ解剖で書いたように これ

最終コーナーで上がってくる脚が他の馬と全然違うんですよね。

あの脚を馬ナリで出せるから後ろから余裕で競馬出来るし、前を一気に射程圏に捉えることが出来るから乗りやすいんですよね。


あとちょっと心配だったのが

レースが始まる前の入れ込み、東京に来た時に感じた馬体の細さ、当初調教を嫌がった事、そしていつもり脚の鋭さというか飛んでいる感じがなかった事。当日はプラス体重で出てきたけど、皐月賞よりも細く感じたのは私だけでしょうか?アバラも薄っすらと見えてて、入れ込みも入ってて大丈夫かな?って感じた人は多いんじゃないかしら?あと、調教を嫌がったのがとっても不安。この条件ってアグネスタキオンが皐月賞を勝った時に似てて、勝った後に故障発覚。無事に秋まで行ってほしいというのが心からの願いです。


なにはともあれ、アッサリと勝つのだからまさに神の馬って感じです。ちょっと前のハルウララの時のようなおかしな人気(ブーム)じゃなくて、本当のブームが到来しそうな感じでこれからの競馬が楽しみです♪

こうなるとまた残念に思うのは、キングカメハメハが故障しなかったらとっても面白い2005年になってたろうな~って…


最後に私の願いは、サイレントウィットネスの17連勝の記録を是非破ってほしいです!