毎日新聞コラム 編集後記⑨ | 森順子@地理女×キャリア教育「ハッピーニュースチャンネル」

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8月29日、毎日新聞北海道版

9回目のコラムが掲載されました。


今回のタイトルは「教えない教育」です。


ユニセフの調査で、

子どもの幸福度世界一となったオランダの教育事情について

現地視察された方から聴く機会があり、

日本とはまったく違う学校の仕組みに驚きの連続でした。


例えば、オランダでは200人生徒を集められたら

誰でも学校を創れるということや、

教科書は使ってもいいし、使わなくてもいい。

自分達で作ってもいい。などなど・・

日本では考えられないですよねショック!


学校ごとに様々な教育形態を取り入れていて、

多重知性論ダルトン教育イエナプラン教育

また、最近ではiPadを取り入れた

スティーブ・ジョブズスクールもあるのだそうですビックリマーク

私が一番驚いたのは、

小学校で子どもたちが自分でその日にやる事を決める

ということです。

日本の教育のように「1時間目は国語、2時間目は算数」

と決まっていないのです。


先生方は、生徒たちの様子を見て、一から教えているのではなく、

「今日は何やったの?」

「どうすればもっとうまくできる?」と質問して

サポートしているのだそうです。


小さい頃から質問されることに慣れるので、

「自分で考える」力がつくなぁと思いました。

まさにコーチングだ!と実感しました。
自分の責任で学ぶからこそ、ユニセフの調査でも高い結果になったのでしょうね。


これまで、私はどちらかというと

PISAで常に上位になるフィンランド教育の方に興味があったのですが

今回のお話しを聞いて、オランダの教育にもとても興味を持ちました晴れ





「教えない教育」と題したので誤解されるかも知れませんが、

オランダでも先生方は教えることは教えています。


私自身も講師として色々教える立場におり、

そもそも「教える」ことがないと教育にはならないと思っています。

(特に私は大好きな地理の授業になると熱が入ってしまうわけで・・・笑)

教育の新たな観点としてコラムを読んで頂けたら嬉しいです音譜



以前、サウジアラビアのテレビ局が

日本の教育現場を取材し、感動していた番組を見ました。

(小学生が自分達で机を片付けて掃除したり、

手を挙げて横断歩道を渡る姿など)


先日のサッカーワールドカップでも、

負けてもゴミを拾う日本人サポーターの姿がニュースになっていましたよね。

日本の教育だって素晴らしい。

そして、さらに良いものにするために、

子どもたちの自己肯定感を高めるような

学びを増やしたいと思う今日この頃の私です。