6月27日(月)

まだ時差ぼけのために夜はあまりグッスリ眠れず、早朝に目が覚める。朝4時くらいから空が明るくなり始め、それで起き出して、宿泊しているスタジオの目の前の海岸に降りて行った。
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ちょうど日本時間の夜なので、夫とFaceTimeで話しながら、夜明けを眺めていた。

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まだ自分がカナダにいるという実感がないが、明らかに日の長さが違うので、日中が長いのは何かお得な気分だ。

午前中は、サンデッキの上でセッションをして、午後はみんなで海岸に降りて行った。
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朝は水の中にまで入っていかなかったが、午後はじゃぶじゃぶ浅瀬に入っていき、カニと遊んだり、貝殻を探したりした。
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センサリーアウェアネスって、ジュディスによるといわゆる「ワーク」ではない。
私たちは大きな赤ちゃんになり、「遊ぶ」のである。

自分が何に興味を持つのか、どんな感覚になるのか、探検していくのが楽しい。

それを言葉で説明するのは難しいが、シェアリングの時の他の人の感覚を聞くのも興味深い。

夕方には親子の鹿も現れて、結構近くの距離まで近づいても逃げなかった。

夜はみんなでベジタリアン・カレーを作って、和やかな時間を過ごした。
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ここでは一つ一つのことを丁寧に手作業するので、生活をするだけで、あっという間に時間が経っていく。

料理をしたり、洗濯をしたり、掃除をしたり、ゆったりとした時間が流れていく。
特にこれをしたということがなくても、退屈することもなく、とてもリラックスしている。

まず、心を落ち着けること、そこから様々な繊細な感覚、センセーションがわきあがってくのだろう。

無理に何かを感じるのではなく、感覚が開いていく感じを待っている時間が好きだ。

今までの刷り込まれてきた体験を、改めて体験し直し、発見しいていく作業、それがセンサリーアウェアネスだ。

それは簡単なようで難しいのか、難しいようで簡単なのか、紙一重なところが面白い。

まだまだ私は、繊細なセンサーをむき出しにすることにまだ抵抗があり、表面的な思考に囚われすぎているのかもしれない。自分が何を感じていくのか、とても楽しみだ。

夜も10時くらいまで明るく、まるで昔に旅行した北欧のようだ。

音もほとんど無い世界で、自分の体の内臓の音まで聞こえそうな沈黙の夜。

私はいつも音楽を聴いていることが多いが、それは外界から自分自身を守るためにシャットダウンしているのだと気づく。ここでは外界の音に妨げられることが無いので、無駄に耳を麻痺させる必要も無い。

闇夜に光る星が見たいが、また早起きしてフレッシュな朝日を浴びよう。