肺と皮膚 | 治療家 菅真美の デイリーアロマティックライフ

肺と皮膚

冬は内外の環境を仕切る<皮膚>のケアが大事な事は、

「冬の過ごし方のポイント・・・」でも述べました。



私たちは常に呼吸しています。

つまり、まわりの空気を利用しているのですから

環境を整えることが私たちの内部環境へダイレクトに影響するのです。

香りを嗅ぐ=香りを食べているという感覚です。

ですから、<肺を開く・通す・呼吸を深める>対策は常に考えたいところです。


肺は解剖してみると、水浸しの臓器なのだそうで

熱・乾燥が同時にある状態を嫌います。

肺と皮膚は同じ胚葉から成り、皮膚が身体の内側に入り込むように出来てきました。

なので、アトピーの次は喘息に・・・といったアレルギーマーチのようなことがあるのです。

肺にアレルギーが起きるか、皮膚に起こるかの差であって

肺と皮膚のケアは同じと考えましょう。

肺の働きが悪い時期は皮膚に機能も低下しやすく、

両方からのアプローチが有効です。


皮膚を守る保湿など=肺にもよい影響を与えます

詳しくもう一度みてみましょう・・・・







外環境:外気の冷えと乾燥・ウィルス対策


星寒の病である風邪などのウィルスや細菌は乾燥した空気により、いっそう感染力を増します。

ウィルス対策=体内への様々な影響を左右することにもなりますねSAYUニコ2




内部環境:皮膚と頭皮のケアは乾燥・トラブル対策

星私たちの内と外を分ける皮膚のケア=乾燥からまもる、鍛えることが直接的に内環境の保護に役立ちます。

星皮膚は様々な異物から保護する防御機能として、傷や湿疹など素早く修復して、

汗などで体温の調節をする恒常性、ストレスや恐怖など心の状態を表し

沢山の機能を持ち合わせる身体全部を覆う排泄器官です。

そして常に入れ違い再生し続ける有能な外壁です。

異物に反応しなにか異常がおこると連絡しあい集まって

たちまち修復する免疫性のマクロファージや

角質が刺激物質が内部に入らないようがんばってくれるのです。


皮膚の冷えと乾燥のケアと対策に

神経を落ち着けるためにも、皮膚のケアは必須です。

また、皮膚とひとつながりになっている頭皮のケア

忘れてはならないものです。


●植物油の特性を利用する:保温、保湿、栄養を与えて滋養する

植物油は塗るサプリメントです。

細胞が利用しやすい低分子の油は保護膜にもなり、

まわりの影響から護る手助けをします。


◎そのままでは肌に使用出来ない精油を希釈 し、皮膚摩擦を少なくし、

 有効成分を皮膚に浸透させ体の隅々まで運ぶ= キャリアする役割をします。



◎天然の植物性のオイル(低温圧搾:cold press/非加熱/未精製)はどれも殺菌性があり、

 ミネラルやビタミンを豊富に含み、私たちの身体に利用されやすい構造をもっています。

 皮膚に使用すると保護・再生・栄養と柔軟性を与えるよう働きます。

 あらゆるスキントラブルにアンチエイジケアに必ず役立ちます。


◎種類によっては人体に不可欠な成分や治癒特性を持つものもあり、

 季節や目的別に使い分けると、日常的ケアとして役立ちます。


!!サロンにて、頭皮ケア、フットケア、皮膚の栄養保湿対策、呼吸器対策

などに役立つアイテムを常備しておくと安心です


菅 真美