☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
カッチーナ
セドナのお人形
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
発売中のEFILに
書けなかったお話
ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


AMIY MORI

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

可愛くないでしょう・・・(^^;)


今日の写真のお人形たちは

「「  カッチーナ 」」

(「アッキーナ」みたいな名)

という

アメリカンネイティブ

のホピ族が

古くから伝承する

大切なお人形

子供が生まれると

いろんな精霊の中から

親がその子にあった

守り神的な意味で

子供に与えるのだそうです。
また、

いろんな

伝説や物語を

人形に込めて作るものもあります。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

上の少女(見えなくても少女)の

お人形の写真は

戦士として

村や一族を守った

ジャンヌダルク的な

伝説の少女のお話の子★

AMIY MORI


このオオダコさんみたいなのは

もの悲しい伝説のお話

。。。。。。。。。。。。。。。。。

昔々

目の見えない力持ちの

大きな男がおりました。

また、同じ一族に

足の不自由な

賢い小さな男がおりました。

・・・ある日

一族の皆は話し合いました。


自分たちだけも生きていくのが

大変な日々の中で

この二人は自力で生きてはいけない

本当にかわいそうだが

狩りの途中

森の中に置いてこよう・・。

そう、決めました。


そうとは知らない二人は、

森に置き去りにされた日

悲しい気持ちが満ち溢れ、

二人・・茫然としていました。

そして・・

二人の心の中には

あきらめにも似た

自分の力で生きて行くことができない

自分への怒りと

わびしさが湧きあがり

生まれてから

ずっと我慢してきた熱いものが

胸の中に充満し

涙となり、

ひっきりなしに

あふれ出しました。

拭うことなく

涙がなくなるまで

おお泣きに泣きました。

二人の叫びにも似た

悲しみに満ちた嗚咽が

森に響き

その声がおさまるのに

長い長い時間が必要でした。


涙が枯れた二人は

茫然絶後の後

また、かなりの時間を

黙ったまま過ごしました。

そして・・・

小さな男は

目の見えない大きなおとこを見つめ

ぐったりと背中を丸めた男のいる場所まで

這ってゆき

そっと

手を握りました。

・・・・・・

同じ思いの二人

・・・・・・

大きな男は

小さな男の頭をなでてやりました。

二人の中に

残っていた

最後の涙が

二人のほほを

こぼれおちて行きました。

その涙の筋が

乾いた頃でした。

大きな男は

黙って小さな男に

自分の背中を突き出しました。

小さな男は

大きなあったかい背中に乗り

大きな男に言いました。

「そうだね。。。。。

僕は今日からお前の眼になろう」

すると

大きな男が言いました。

「俺は死ぬまで君の足になるよ」

・・・・・

大男は立ち上がり

森を歩き始めました。

そして

小さな男は

迷わず一族の村に

男を誘導しました。

・・・・・・・

二人が一族の元に辿り着くのには

いくつかの太陽と月が

通り過ぎていきました。


大男は不安でした

捨てられた自分たちが

また一族の元に

戻っていくことがよいのか・・

しかし

その心配や不安は

彼の家族や一族の

たくさんの涙が流してくれました。

・・・・・・・

小さな

男は知っていました。

一族の皆は

けっして自分たちを

捨てたくて捨てたわけではないと・・

ただ、自力で生きていけないお荷物

その事は。。どうしようもない事実。

だから、

僕たちは2人でひとつ(一人)

足りない物を

お互いの思いやりで

補って生きてゆこう

そうすれば、

人に迷惑をかけず

堂々と生きて行ける

そして

「「 誰かの為に生きる 」」

という

誇りさえ得られる!

小さな男は

もう泣くことはありませんでした。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

私が聞いた伝説は
「足の悪い男と目の悪い男が、
森に捨てられたが
二人で力を合わせ帰ってきた。
助け合うことは大切!
というホピの教えが込められた
人形なのですよ」

なので、上のお話は
AMIYアレンジバージョンの
お話です(^^;)

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