子供がいるってありがたいですね。
気持ちが落ち込む暇がありませんから。
それに子供の前ではいつも笑顔でいられます。

笑顔ってたとえつくり笑いであっても、
顔の表情筋が笑顔を作っていると
脳に良い信号がいって
幸せな気持ちにしてくれるんですって。

今日、API CHAYA(http://www.apichaya.org/)
という団体で働いている、私のadvocate(アドボケイト:法律に関する意外の相談にのってくれる人)のYさん(何と日本人!)という方から連絡をいただきました。

昨日インタビューを受けたシェルターから受け入れOKを受けたのでその報告と、
そこにたどり着くまでの資金をどうするかについて連絡を受けました。

出発は明日の朝です。
今は友人宅に居候をしています。
事が起こった翌朝、荷物をまとめてここまではタクシーできました。
タクシーだったのでトランクと小荷物二つを運べたのですが、
明日は子連れでバスなので、最小限の荷物にする必要があります。

1ヶ月から2ヶ月の滞在なのですが、
友達に借りているストローラー(ベビーカー)、小さい肩掛けかばん、
だっこ紐(結構かさばる!)、リュックサック、手提げ袋、
これだけでまとめる必要があります。
日本からもってきた子供のおやつと食料、
ちょっとならつめられるかな?

シェルターの住所はconfidential「守秘義務あり」のため、
自分で出向く必要があります。
地元ではないので、市内バス1つ、高速バスを2つのりついで
市を三つこえたところでの安全な場所での滞在となります。
バスを降りた後はシェルターがタクシーを呼んでくれるので、
そのまま乗っていけばいいだけ。

バスの運賃が片道9ドル、
その分のお金は小銭を足せばぎりぎりまかなえるものの、
それを伝えるとYさんは、
「キャッシュはできるだけ使わないようにしたほうがいいです。
DV Serviceに払ってもらえるか聞いてみます。」
とのこと。

日本にいる時は900円の交通費なんて
なんてことないものだったのに、
今は1ドルでもセーブするためにこんなに時間と手間がかかります。

1週間前に日本里帰りから帰ってきたばかりで、
このギャップには笑ってしまうしかありません。
あの時は夫の元に息子とようやく戻れる。
彼の喜ぶ顔が見れるんだ。
とうれしい気持ちだったのに・・・。

どうしてこんなことになったのか・・・。

ソーシャルワーカー、シェルター、警察からのadovocate、
ドメスティックバイオレンスサービス、

事情聴取のためストーリーを話すのですが、
そのたびにあの時の気持ちが思い出されて涙が出てきます。
計4回もしゃくりあげながら泣いているから、
自分でもこんなに傷ついているんだ
と正直ちょっとびっくりしています。
自分では結構大丈夫だと思っていたんですけどね。

話もどって、
バスのお金は、少し遠回りしてDVサービス近くのバス停まで行けば、
シェルターまでの交通費を全額負担してくれるそうです。
Yさんは電話をかけて私の近くまでお金を届けてくれないか
とお願いしてくれたのですが、DVサービスはオフィス近くまでしか
届けられないということでした。

他の団体と比べてAPI Chayaがどれほど頼れるか
というのを改めて体感しました。
Yさんと出会えて本当によかった。

遠回りにはなるものの、そこまでの交通費4ドルをひくと、
これで3ドルがうきました。