商業臭のある美術を愛好するマスターのBAR -3ページ目

須崎うつぼ祭りのポスター





平成25年11月3日開催される



須崎うつぼ祭り




B2ポスター500枚


かなり目立つ


デザインさせてもらった者としてはとても嬉しい仕上がり




たくさんのお客様が須崎に来て


うつぼを食べて幸せな気分で帰っていただくことの一助となれば

こんな嬉しいことはない





このページをご覧下さったあなた!


11月3日は須崎に来てください!



商業臭のある美術を愛好するマスターのBAR

第3回須崎駅前夕暮れまつりのポスター原画

ミニSL


画像情報をネットで探すのに骨が折れましたが、

描くのはかなり楽しかったです。


商業臭のある美術を愛好するマスターのBAR

須崎うつぼ祭り

11月3日に須崎で開催される「須崎うつぼ祭り」のポスターのための原画。


商業臭のある美術を愛好するマスターのBAR

最初もっと細かく模様を入れていたらホント気持ち悪くなったので
少しパターン化してみました。

どことなくキース・ヘイリング調になりました。




子どもの顔を描いていたつもりが妙に大人顔になってしまったので、

髪型をちょっといじって大人にしました。


商業臭のある美術を愛好するマスターのBAR



長時間描いていて、だんだんだれてきて雑になったかと思ってたら

こっちの方がいい感じ。

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須崎が盛り上がっていく一助になればと思います。



シャッターペイント経過報告

珍しいスピリッツを探しに南米をほっつき歩いていたら
ついつい一ヶ月も時間が過ぎていたよ。


なんて言ってみたいもんだ。



昨年来、某タイヤ店のシャッターに描かせてもらっているやつ。


遅々としてなかなか進んでないですが、


ここらで一度記録を。



水生ペンキの定着の悪さに気付き

はがしている様子。

この作業はしんどかった。
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下塗り
商業臭のある美術を愛好するマスターのBAR



この辺りからなんとなく

下書きのずれに気付く。


商業臭のある美術を愛好するマスターのBAR


S氏(元気かなあ)と二人で

原画をプロジェクターで投影して下描きをした。

それほど雑なものではなかったはずだが。


下の写真を見て気が付いた。

ブリジストンの文字の黄色の枠の輪郭を見て欲しい。


シャッターの凹凸を拾って
直線ではないのだ。


思えば、プロジェクターを置いた位置(高さ)は

1メートルくらいで、人の立っている目線ではなかったのが原因か。


商業臭のある美術を愛好するマスターのBAR


少しづつ、進んではいる。

下塗りがほぼ出来たのでそろそろ本塗りに。


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完成時にはこのように。


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しかし、これほど時間がかかるとは思ってなかったよ。


シャッター、恐るべし!

無意識にしていることについての反省

人は自分で意識していることはその人の価値観にかなうように行動するものだが

無意識にしていることは当然無意識なので自分が何を言い何をしているのか、

それが他人からみてどう映っているのかなど知る由もないと思う。


そして人の行動というものは何%ぐらいが意識的で何%ぐらいが無意識か

知らないが、無意識でしていることの方が多いような気がするのは

僕がボーっとしているからだろうか。


そしてこの無意識でしていることで誰かを傷つけていると知った時には、

ちょっとまいる。


昔読んだ本に知的生活の入り口は内省的であること、

つまり自分は常に正しい訳ではないということへの気付きと書かれていた。


そんなこといちいち気にしていけるかという人もあろう。


僕のようにこういうことを気が付いても所詮都合のいい部分にだけ気が付いて

何となく内省的な人間になる者もあろう。


人格的成長を志す限りは、無意識に無意識であってはならんかなと思った。

もしもピアノが弾けたなら

猫ふんじゃった♪



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作家 小林一平さんを偲ぶ会(平成25年5月25日@須崎市立市民文化会館)

須崎を舞台とした創作物を探していて、
おもしろいモノに行き当たった。



このチラシ。

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小林一平さん。







うちの近所で「一平塾」という小さな学習塾をやっていた人。

くたくたのジャケットを着て、下駄を鳴らしてふらふら歩いていた姿が何となく記憶にある。

聞けばうちの母の高校時代の英語の先生だったらしい。

「世捨て人みたいな先生やった」と言っていた。

エッセイや小説を書いていたとは知らなかった。






『僕の献立表』(小林一平著)

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(写真は個人所蔵のもの)






須崎の図書館に一冊あった。貸し出し禁止。

ざっと読んでみた。おもしろい。


昭和40年代だろうか、その時代の匂いがうんとする。



一平塾のおんちゃん、今の時代にいたらけっこうおもしろいブロガーやったろうなと思った。


自分の身の回りにあるヒト・モノ・コトをユニークなタッチで

エッセイまたは私小説風に書き綴っている。

「知的遊び人」という言葉で一平さんを表現するのは失礼だろうか。






いるじゃん。須崎にもこういうヒト。






生きていたら、ちょっと一緒に飲んでみたかった。

それは叶わぬことなので、今度ゆっくり酒を飲みながら読んでみたいと思う。







今日は折りしも今日は第59回須崎市展の開幕日。

近所のおんちゃん、おばちゃんの作品が文化会館に並んでいる。
皆さんすごいんだなあと思った。






最近、地域の文化的豊かさということに興味が出てきたからか、

何となく今までと違った味わい方で観ることができた。






入交啓氏による洋画の部の総評に

「地域の疲弊と芸術文化の衰退は深く関わっています。文化は人が創り出すものですから人が少なくなれば影響を受けるのは必然です。逆に言えば、そんな状況だからこそ、文化のもつ力を信じて作家一人ひとりが地域で頑張るしかありません。(後略)」

とあった。





今までよりも、もっといろいろと自分で創作したいと思うようになった。

今までよりも、もっと須崎に関する創作物に興味が出た。





吉村芳生展(香美市立美術館)

連休に香美市立美術館へ


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吉村芳生氏の色鉛筆画の大作(2mx10m)の一部。

画材はデューラーの色鉛筆と、アルシュ紙だそうな。


商業臭のある美術を愛好するマスターのBAR


大画面に緻密に描かれた花の絵の迫力に圧倒される。

製作に(震災により製作をしなかった期間を除いても)一年以上。




それもすごかったがこちらもすごい。


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フランスの日刊紙「ル・パリジャン」に描かれた

自画像、何と1000枚(!)のうちの400枚ほどが展示されていた。


ネットで吉村氏の作品に対するコメントにその緻密さに触れるものに

よく行き当たるが、緻密さを求めるなら擦筆を使えば、

さらにキメの細かい絵になるが、氏はそれは使われていない。

あえて鉛筆線の跡を残している。



作品集を見ると若い頃から鉛筆ドローイング作品を多く発表されている。

言葉を失うのは、新聞を丸々描き映した作品群。

ぱっと見はただの新聞。よく見るとそれらが全て鉛筆で描きうつされていることが分かる。

いったいどれだけの時間が費やされたのか。

なぜそれを描き続けたのか。



これは一種の「行」だなと思った。



氏の作品のすごさの本質は緻密さではなく、

この「行」的なところだと思う。



作品に対峙して、沈黙するばかりだった。

今思い出しても、絵を見た印象を表現する言葉がない。



「色鉛筆で描く彼岸と日常」



展覧会のタイトルに添えられた一文になるほどと少し思える、

ということぐらいのものか。





あなたも、吉村芳生氏に打ちのめされてみませんか?

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魚のイラスト





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須崎市 依包(よりかね)の風景

お世話になった方に挨拶に須崎市上分は依包(よりかね)に行く。

依包に来たのはどれくらいぶりだろうか。


須崎市の中でここと、安和から久礼への海岸線は大好きな場所。


昔、時々2・3時間歩いたりした。


今日の依包は私を詩人にする。






春の曇空の下



咲きほこる花々、萌える若葉、実を付ける木

時折吹く、暖かみのある春風に



水田の面に揺れる植えられたばかりの苗



揺れる木々、また整然とその佇まいを保つ木々



耳に聞こえる川の水音と鳥の声



まるで全てがお互いの存在をよろこび合っているような場所




花や鳥、木々の名前も知らず



その場に居ることがとても不釣合いに感じている私さえも



そのままでいいのだと、まるで許してくれているような


そんな空気に包まれてきた






その地を誰が呼んだか「依包」



自然に依り、包まれるとは



どういうことか、少し知ることができた


そして安らかな気持ちとは



どういうことか、少し知ることができた







商業臭のある美術を愛好するマスターのBAR



商業臭のある美術を愛好するマスターのBAR


商業臭のある美術を愛好するマスターのBAR








ええ、もちろん


かなり酔ってますよ