Kリーグ(私設リーグ)最終節、振り返り
こんばんは! 初めましての方は初めまして、最高位戦関西新人の本長と申します この記事は、昨年の10月から関西で活動している「Kリーグ」という最高位戦ルールの私設リーグに参加させていただくこととなって、その振り返りを書いていこうという記事です! Kリーグの紹介と第1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11節の振り返りはこちらから↓ Kリーグ(私設リーグ)第1節、振り返り Kリーグ(私設リーグ)第2節、振り返り Kリーグ(私設リーグ)第3節、振り返り Kリーグ(私設リーグ)第4節、振り返り Kリーグ(私設リーグ)第5節、振り返り Kリーグ(私設リーグ)第6節、振り返り Kリーグ(私設リーグ)第7節、振り返り Kリーグ(私設リーグ)第8節、振り返り Kリーグ(私設リーグ)第9節、振り返り Kリーグ(私設リーグ)第10節、振り返り Kリーグ(私設リーグ)第11節、振り返り さて、最終節(12節)のKリーグは? 規定10節+2節、36本中33本が終了し、+254.4の現在2位(アメンポてふが私です)。 この日は最終節なので、上位8人で3本打って、36本終了後に上位4人が決勝進出となります。 卓組は順位によって既に決まっており、 A卓 1位4位5位8位 B卓 2位3位6位7位 よって A卓 桐山、daina、七種、堀 B卓 本長、三橋、半笑い、加藤 という卓組となりました。 状況としては現在2位なので3人に抜かれなければ決勝進出です。 pt状況を自分の視点からおおよそで確認すると 1位 桐山 +70 2位 本長 3位 三橋 ―35 4位 daina ―130 5位 七種 ―180 6位 半笑い ―200 7位 加藤 ―220 8位 堀 ー220 自分が決勝を逃すパターンを考えると 自分が444or443、の着順で100以上負ける かつ 半笑いさんor加藤さんに100以上勝たれて逆転される。 こうなると三橋さんにも逆転されている可能性が極めて高いので、別卓のdainaさんor七種さんのどちらかに逆転されていると敗退となります。 この卓内で2人に逆転された場合でも桐山さんが大きく勝ってくれてギリギリ残るというケースはありますが、30%くらいのように感じるので、このケースだけはまず避けなければなりません。 次に、卓内で大きく負けるものの、卓内2位はキープして終わった場合。 この場合だと別卓でdainaさんと七種さん両方に逆転されてしまうと敗退します。 仮に自分が100負けるとすると dainaさん+30 七種さん+80 で敗退となります。 これは確率としては10%もないくらいの確率のように思います。 なので 第一目標としては 卓内2位は死守(半笑いさんor加藤さんに逆転されない) 第二目標としては 100以上負けない(可能な限りマイナスを抑える) 第一目標を達成して100以上負けなければだいたい決勝に残ると考えました。 以上のことを踏まえて 最終節の相手をそれぞれ確認していくと 麻将連合の三橋プロ アマチュアの半笑いさん(以降半笑さん) アマチュアの加藤さん(前BIG1) という対戦相手となりました。 ※文字数の関係で対局パートは敬称略で書かせていただきます。 三橋プロは現在3位で僕がとpt的にもほとんど離れていないので、おそらく前述の僕の考えと同じで、卓内2位は死守、なるべくマイナスを抑えるという意識で打ってくるはず。 雀風としても1つの型に固執すること無く、局面に応じて臨機応変に変えてくる印象なので、利害関係が一致しているこの状況は少し心強い。 お互いに卓内で勝たれても良い唯一の相手なので、上手く利用し合って大逆転を起こされないように安全に局を回せればという認識。 6位の半笑いさんは、僕と200pt、三橋さんと175pt離れているので、現実的には自分が出来る限り勝って別卓の2人を逆転しにいく、という目標になりそう。 ただ、1本目で大きなトップラスを決められてしまうと途端にターゲットとなる可能性はあるので、その可能性は頭に入れておきたいところ。 どちらにしろ前に出るしかないポジションなので親番でのカウンターにあわないように注意。 7位の加藤さんは半笑いさんから更に20pt下なのでより大きく勝って別卓の結果を祈るという意識になりそう。 ただ、このKリーグで3節×3本の9本やそれ以外でも打ってきた経験としては、自由にさせてはいけない男という認識はかなり強いので最後まで安心せずに抑え込みにいきたい。 最悪のケースだけは避けることを強く意識しながら集中力を切らさずに最後まで3本打ちきろうと最終節に臨みました! 1回戦 東家加藤、南家本長、西家三橋、北家半笑 東1局 あまり良くない配牌だったのでチャンタ三色ドラ1に必要な牌だけ残してスリムに進行。 無事構想通り仕掛けて3900のカン2s待ちテンパイが入る。 場況も良くこれはアガれそうと思っていると親の加藤からツモ切りリーチ。 河がかなり濃くツモ切りリーチということを考えると9割方七対子に見える。 普段のフラットな状況であれば待ちも絞りきれないので少し自信のある3900愚形テンパイであれば、少々怪しいところでも切りそうだが今回は特殊状況。 テンパイ料ならいくらでも払えるがここで親の加藤に高打点放銃ルートだけは大事件の幕開けとなってしまう。 カン2sに色気は感じるもののここは現物だけを徹底して並べて撤退。 粘った半笑と親の加藤の七対子ドラドラ2s単騎待ちの2人テンパイで流局。 続く1本場は親の加藤が明らかに危険サインが出ている両面チーから入る。 ドラが役牌で河が普通の1枚目両面チー。 人読みも込みで9割5分くらいドラ暗刻に感じた。 もちろん最大級の警戒で放銃の可能性が高い牌は抑えていたのだが、降りている間に加藤に危険牌を切らずにテンパイが狙えるルートが見える。 加藤への安全度の再確認と手詰まりしないかを確認して2p切り。 これが半笑のタンヤオ三暗刻の25p待ち6400に放銃となってしまう。 そこまで強い牌を切っていなかったのと、トータルpt状況的に前に出てくるということも加味して、ドラが絡まずダマで高打点という可能性は完全に見切ってしまっていたのは要反省。 三暗刻なら大事件には繋がらないが四暗刻単騎に万が一刺さっていたら本当に笑えない。 四暗刻単騎まで常にケアしながら麻雀をしていたらさすがに麻雀にならないが、こういった特殊状況であれば頭の片隅には入れておくべきだと感じた。 その後は手なりのリーチして10002000をツモり3位争いに復帰。 テンパイ打牌が全て掴まってしまった三橋がラスに落ちて自分が3位に残る形に。 ラス以外なら決勝進出に大きく前進なので大きな3位。 1本目、3着、―14.2 2回戦 東家三橋、南家加藤、西家半笑、北家、本長 開始時点で自分の1つ下で35の差があった三橋が大きめのラスを引いたことによって、卓内首位が現実的に。 卓内首位を確保しておけば別卓で4人に抜かれるということは存在しないので少し意識する。 東1局 半笑、加藤の親番時に遠い仕掛けはしにくいが、三橋の親ならということで役牌1鳴きで少し遠めの仕掛け。 幸運にも数牌のポン材が2つ鳴けて、6777m、ドラ6mの高めトイトイのテンパイに。 局消化出来るだけでも大きいのだが三橋のリーチ宣言牌6mを捉えて8000点のアガリ。 おそらくドラは2枚からで、刺さる可能性は高いが打ってもほぼ2000点だろうとの押しだと思うが、8000点になったのはかなりツイていた。 このアガリでほぼ決勝進出を確信したので、特に関係はないかもしれないが狙いを全体1位通過に切り替えてptを伸ばしにいく。 条件に縛りが無く自由に打てるのが自分だけという状況と手牌が噛み合って大きなトップをゲット。 2本目、1着、+62.1 3回戦 東家加藤、南家三橋、西家本長、北家半笑 先程の大きなトップで決勝進出が99.99%程決まったように感じたので、引き続き目指すは全体首位通過ということで出来る限り+を重ねにいく意識。 これまでの35本の上位4人の通過を目指した戦いとは全く違った趣旨で打ったので内容は割愛。 3本目、1着、+41.6 最終節(12節)の結果は 3着、1着、1着、で+89.5 全12節、計36本を終えた結果 343.9ptの1位という成績で上位4人による決勝戦に進出することが出来ました!! 簡単に成績や順位の推移を振り返ると 1節目 224 ―20.8 13位(―20.8) 2節目 131 +52.8 6位(+32.0) 3節目 122 +61.5 2位(+93.5) 4節目 221 +109.9 1位(+203.4) 5節目 323 ―13.7 1位(+189.7) 6節目 122 +66.3 1位(+256.0) 7節目 421 +33.7 1位(+289.7) 8節目 322 +36.6 1位(+326.3) 9節目 324 ―38.2 1位(+288.1) 10節目 441 ―44.0 2位(+244.1) 11節目(上位12人) 142 +10.3 2位(+254.4) 12節目(上位8人) 311 +89.5 1位(+343.9) 通算着順が10―14―6―6(平均着順2.22) 順位点が+200、素点が+143.9 というデータでした。 このリーグのシステムを見ると16人中上位4人が決勝進出、10節目終了時に下位4人が敗退、更に11節目終了時に下位4人が敗退、 と、途中足切りが存在する中で上位4人に入ることを目指すというものでした。 途中足切りが存在しないシステムだと、上位者は狙われて中々逃してもらえない展開になりそうですが、このシステムだと1位2位は逃してもらいやすく3〜4位から中位の人が後半狙われやすく、後半はマークされずに逃してもらう感じで楽に打たせてもらったように感じます。 開始時点で上記のことを大きく考えた訳ではないですが、3節目で2位に浮上してからの4,5,6節目あたりでは、上に大きく突き抜けてボーダーから離れておく抽選を積極的に受けるという意識を持っていました。 それが上手く実った結果1度首位に浮上してからは、リードを活かしながら選択肢を多く持ってリスクを極力取らない立ち回りが出来たことがこの結果に繋がったと思います。 中でも8節目の 加藤、大畠、湯村 という卓で 8節目開始時点で最下位の湯村には徹底して立ち向かわずに好きにやらせる、ボーダー付近の加藤、大畠にはマークを強めて勝たせない。 という狙いがドンピシャにハマったこともあって、終盤の9,10,11,12節目以降は、相手の順位に応じた立ち回りを自信を持って徹底出来るようになったので、今後の競技麻雀人生においても収穫の大きな1日でした。 決勝戦はまだ日程が決まってないですが、3半荘の配信対局となる予定なので是非ご視聴していただけると嬉しいです 第3期Kリーグに参加させていただいて 第3期Kリーグの話をいただいた時はまだプロになっていなかったのですが、その時点で最高位戦入会を考えていたので「固定メンバーで昇降級を意識したリーグ戦形式」、「最高位戦ルールで定期的に真剣に打てる」という2点が特に魅力的に感じ、参加をお願いさせていただきました。 普段は大きく負けることにリスクがなかったり(1dayの予選など)、1半荘の結果が独立していたり(天鳳など)、という環境で打つことが大半でした。 プロになる前にこのようなリーグ戦形式の実戦経験が積めたことは本当に大きかったです。 また、プロorアマ問わず、接点が少なかった方やKリーグで初めてご一緒させていただいた方と交流する機会がものすごく増えたのでこの点が1番参加して良かったなと思いました 加えて、私設リーグというものが、卓組、集計、会計、その他など非常に大きな労力の上で成り立っているということを知りました。 メンバーが毎節気持ち良く、より良く打つために尽力してくださった方々には感謝の言葉しかありません。 自分も何か出来ることはないかと、毎節(今回で12節分)Kリーグの振り返りという、Kリーグの紹介や宣伝を入れたブログを書かせていただきました。 自分の麻雀のアウトプットの場という面が強く映ってしまったかもしれませんが、微力ながらでも貢献出来ていたら幸いです。 Kリーガーの皆様半年間でしたが本当にありがとうございました! 終わりに 最後になりますが、これまで全12回、毎回こんな長ったらしい文字ばかりの振り返りのブログを読んでいただいた稀有な方々、本当に本当にありがとうございました笑 正直後半になってくるにつれて、投稿も遅れ出して対局よりも書く方がしんどくなってきたのですが、Twitter上や会う度に読んでるよ!と伝えてくださったことが大きな力となって対局もブログも無事完走することが出来ました リーグ戦のような公式戦をこのような形で振り返りをするのは難しいですが、今後も何か私設リーグ等に参加させていただく機会があれば、このように振り返り記事を書きたいなと思います! その時はまた是非読んでいただけると嬉しいです🎩 話は変わって今週の土日ですが、 3/28日(土)は最高位戦関西プロアマリーグ2020第2節!!最高位戦関西本部@saikouisenkan 【関西プロアマリーグ2020】第2節いよいよ今週末に迫ってまいりました。河野 直也選手、飯沼 紗菜可選手のゲスト参戦が確定しております。皆様のご参加お待ちしております。●応募フォームhttps://t.co/ohRS9X09Y0 https://t.co/gQSnr34xY42020年03月24日 17:34 遂に名前が右側に入りました!笑 まだまだご参加お待ちしております 3/29日(日)は、な、なんと人生初ゲスト!!! 場違い感…圧倒的場違い感…! と言う感想しか出てこない告知のポップとなっておりますが、本当にゲストとして呼んでいただけるので是非来てもらえると泣いて喜びます 大阪、本町駅23番出口から3分の所にある 「ノーレートフリー麻雀ラキラビ」さん10時〜19時です! 最高位戦ルールをベースとした赤無しノーレートフリーが朝の10時から打てる楽しいお店となっているので、競技麻雀大好きな方もフラっと気軽に打ってみたい方も皆様お待ちしております 普段リアルであまり麻雀を打たない方や、点数計算等が不安な初心者の方もきっちりサポートさせていただくのでもちろん大歓迎です!! 長くなってしまいましたが告知も無事完了したのでこのあたりで失礼させていただきます笑 重ね重ねですが最後まで読んでくださった皆様ありがとうございました! ではまた日曜日のラキラビで(^^)(^^)(^^) というのは半分冗談です…w ではまたどこかで