簡単にできます、湾フグカットウ仕掛けの作り方。 | ameno-koyaneの釣れたらいいな?

ameno-koyaneの釣れたらいいな?

ソルト・フレッシュウォーターでの釣行記とそれにまつわる様々な日記です。

2016年10月8日 江戸前の湾フグカットウ仕掛けの作り方を紹介します。

その前に、湾フグとは東京湾内で行われる独特なフグの釣り方です。鹿島港等の外房のフグ釣りとは別物です。数釣りが楽しめる外房のフグ釣りに対して東京湾内のフグは数よりも独特なアタリから釣り上げるテクニックを楽しむ、そんな感じです。釣れるフグはショウサイフグ・アカメフグ・コモンフグなどで運が良ければトラフグに会えるかもしれません。湾フグ釣りは専門の船宿を選んで下さい、釣りが終わったら船宿が責任を持って裁いてくれます。持って帰れるのは身と時期によりますが白子だけです。

使うラインはフロロカーボン8号。

フグ用のカットウ針、お勧めは「がまかつF-1・カットウ針」3本針の物です。ラインを針の真中を通す事が出来き安心してフッキングできます。信頼していつも使っています。写真の4本針のカットウ針はたまたま購入しました、使い込んでいませんのでまだ評価は出来ません。

エサのエビをぶら下げるエサ針にはストレートのワームフックを使っています。サイズは1/0~5/0ですが、お勧めは2/0か3/0です。写真は左から1/0・2/0・5/0です。

ソフトビーズ等の小物類はあくまで飾りです、なくても構いません。フグは好奇心が強い様なのでカラフルな飾りも面白いかもしれませんが、フグの繊細なアタリを殺さない様なシンプルな仕掛けがおすすめです。

まずはラインにワームフックを結びます、私はクリンチノットで結んでいます。

針を結んだラインを30cmでカットします。

結んだワームフックの上に6cm位のチチ輪を作ります。ここはカタ結びで構いません。

5cm~6cmの輪が出来ればオッケーです。しっかり結んで下さい。

飾りの蛍光のソフトビーズをチチ輪に通します。写真の様に細いラインを使うと簡単に通ります。

さらに真珠ビーズの飾りを通します。

残っているラインに小さな発光ソフトビーズを通します。

その先にカットウ針を通してエイトノットで結び目を作り、針が抜け無い様にします。

これで完成ですが、エサ針とカットウ針の間は10cm~15cmで調整して下さい。私は13cm位で使用してます。カットウ針を付けるのは簡単ですので、船宿でエビエサの大きさを確かめてからカットウ針を付けても構いません。この状態でカットウ針に瞬間接着剤をさして完全に固定される方もいます。

釣りをする時はチチ輪部分にナツメオモリを通します。リーダーの先端にスイベル付スナップを結び仕掛けを繋ぎます。ナツメオモリを固定するためオモリの穴に爪楊枝を差し込み、オモリとチチ輪が動かない様にします。爪楊枝の余計な部分は折って捨てます。写真の赤いオモリの仕掛けは、チラシ仕掛けと呼ばれるこれも湾フグ用の仕掛けです。小さなエサ針にエビを小さくちぎってぶら下げます。この小さなエサ針の並べ方に個性があり、真っ直ぐ並べる方や針の散らし方も人それぞれです。私はエサ取りが激しい時か、どうしてもカットウ針に掛からない時に使いますが、エビエサをついばむ独特なアタリを取りカットウ針で引っかける独特な湾フグ釣りが好きなので今ではほとんど使いません。

100円ショップで買ったプラケースに合わせて適当にボードをカット、切れ込みを入れて写真の様に保管してます。

エビを付けるとこんな感じになります。