キョンシー ときいてピンと来る人は きっと同年代か もっと上の人のはず(??)
20年以上前 『幽幻道士』がテレビで放送されるや否や 一気にキョンシーブーム到来。
あれよあれよと、続編やらキャラクターグッズやらが、まあ~出まわったもんです。
当時 それまでは “なんとか戦隊○○マン”“○○ライダー”的な、
大人が変身して ロボットやマシンに乗って 怪獣やっつけて 長官にほめられて・・・
っていうシリーズばかりを観てた。
ところがッ!
これは違う!!
こどもが 変身するのは特殊霊魂! 見かけはふざけているが 強い強い!素手で凶暴な怪物と闘かっちゃう!!
しかも カンフーアクション!! ワイヤーアクション!! こどもやおじいさんが平気で
吹っ飛ばされるわッ! 蹴っ飛ばされるわッ!! 床に叩きつけられるわッ!!!
『そんなのジャッキーチェンしか知らない~!』状態の当時の私には あまりに新しすぎた!
…となったらそりゃあもう! ハマらないはずがないっしょ!!!
敵は どこかの惑星から来た悪者!とかではなく、もともとは人間であり 自分達の親方。
恩師と闘うことへの 葛藤も描かれていて、観ているこっちも『どうやって円満解決するんだろう!?』
とハラハラドキドキ。しかしそこはやっぱりカンフー映画!
コテコテの展開とお約束のオチ。作品全体がコミカルなので 重たくならずに感情移入できてしまった。
使っている武器は なんとかレーザーとか うんたらフラッシュ ではなく、
素手や ヌンチャク せいぜいダイナマイト・・・ こんな現実にもありえる攻撃手段に加えて『法術』!
これがまた 神秘的で カッコよかったわけで、『来来キョンシーズ』 が放送されていたころには、
いきなり隣の席のヤツに お札貼られたり、家に帰れば トイレやタンスにも お札がズラ~・・・
そしてなにより! テンテンちゃんの美少女っぷりと 個性派な登場人物たち・・・
それぞれにファンがついたりして、ブームが起こる材料が揃っていたわけだ・・・
んで、更なる続編やスピンオフ作品、その他のキョンシー映画もさんざん放送されまくって・・・
そんなキョンシーブームも あっという間に過ぎ去っていきました。
しかし 現在でもヤフーブログなどで 多くの皆さんが語られているように、
当時の子供達を心をとらえ いまだ魅了しつづけている名作です。
我が家にも 当時買った ファミコンソフト 『キョンシーズ』 がいまだクリアされぬまま
クリアケースの片隅で 思い出とともに眠り続けています。
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