五代目坂東玉三郎丈、重要無形文化財保持者に!
歌舞伎役者・映画監督・舞踊家
五代目坂東玉三郎丈が、重要無形
文化財保持者(人間国宝)に指定さ
れることが決定しました。
おめでとうございます。
いつも若々しくてお美しい玉様。
舞台の輝きは眩しいです。
六月南座で拝見した『阿古屋』に、改
めて感激しました。
阿古屋が恋人景清の在所を知らない
と主張していることに対して、重忠は琴・
三味線・胡弓の三曲を弾かせて、音色が
真ならば、心も真であろうと判断し、三曲
の演奏を命じます。所謂「阿古屋琴責め」
です。
阿古屋役者は、舞台で実際こ琴・三味線
・胡弓を弾かなければなりません。
玉様は三曲を弾かれます。
現代の舞台において、この阿古屋役を
勤められるのは、玉三郎丈ただお一人な
のです。
玉三郎丈の阿古屋は、現代歌舞伎の至宝
なのです。
六月の公演では、カーテンコールがありま
した。
不肖セブン、おこがましくも、「大和屋」とかけ
声をかけさせて頂きました。
平成二十二年十二月二日・四日、南座で鑑
賞した『仮名手本忠臣蔵』「七段目」のお軽役に
も感動しました。玉様、絶世の美しさでした。
二代目中村吉右衛門丈の大星由良之助の
風格も圧巻でした。
玉三郎様の舞台は、気品豊かで華麗です。
九月の大阪松竹座では、『瞼の母』『女暫』に
出演されます。
こちらも楽しみにしております。
本日はおめでとうございます。
大和屋