日本振興銀行破綻、国内初のペイオフ発動 | 自称投資家元シンガーソングライター松山栄一の写真・アニメ・時事ネタ他なんでもアリの超ウルトラ基地

日本振興銀行破綻、国内初のペイオフ発動

経営再建中の日本振興銀行(東京都千代田区)は10日、経営破綻し、東京地裁に民事再生法適用を申請した注意


8月末時点での債務超過額は1804億円で、民間調査会社の帝国データバンクによると、3月末の負債総額は6194億円ドクロ


江上剛(本名・小畠晴喜)社長ら取締役5人は退任を申し合わせた


元金融庁顧問の木村剛被告=今年8月に銀行法違反(検査忌避)の罪で起訴=らが中小企業融資に特化して設立した銀行は、6年半で行き詰まり、預金の元本1000万円とその利息までしか保護しないペイオフが初めて発動された


振興銀を破綻に追い込んだのは、会長だった木村被告が主導した異様なビジネスモデルの陰で積み上がった不良債権の山だった叫び


振興銀は中小企業融資専門銀行として2004年に開業したが、2007年以降は約120社の親密企業への大口融資を急拡大


今年6月末の貸出残高4479億円の内、親密企業への不明朗な大口融資は3000億円に達した


金融庁は5月、振興銀への立ち入り検査で、法令違反が多数あったとして一部業務停止を命じた


実は既にこの段階でペイオフ発動のシナリオも用意していたが、木村被告が5月に会長を退任したため、新経営陣に経営改善のチャンスを与えた


江上社長は中国や韓国の金融機関や投資ファンドからの資本増強の交渉に望みをつなぐ一方で、メガバンクの元幹部を相次いでヘッドハントした


風向きが変わったのは8月下旬、スポンサー探しの状況を金融庁に説明した振興銀側に、振興銀の財務状況に不信をぬぐえない金融庁幹部は『不良債権問題を決着させるべきだ』とクギを刺した


新経営陣は親密企業への取引を精査、焦げ付きに備えた引当金が大幅不足に陥っていることが分かった


金融庁は9月3日に財務状況の報告を求めたが、振興銀は回答できなかった


振興銀の特別調査委員会(委員長・河内悠紀元大阪高検検事長)が、返済能力のない相手先への迂回融資等厳しい指摘を行ったため、今週初めには債務超過が大幅に増えることも判明


振興銀経営陣は6月末時点で1870億円の債務超過だったとの結論を出し、8日に財務状況を報告


金融庁には『債務超過を穴埋めするより、新しい銀行を開業した方が安い』(幹部)と衝撃が走った


巨額の債務超過の判明で、スポンサー探しの道も閉ざされた


金融システムへの影響が限定的と見られるため、公的資金の投入は難しい


定期預金のみを扱う特殊な銀行のため、『金融システムに影響が出ない』(金融庁幹部)として、選択肢は国内初のペイオフ発動しかなかった


だが、準備が整わないままペイオフの情報が漏れれば、株価急落等金融市場へ混乱が及びかねず、金融庁は早期の発動を決断


自見庄三郎金融担当相が9日、菅直人首相に報告し、官邸の了解を取り付けて、10日午前7時半、ペイオフ発動をした時計


また日本振興銀行(東京都千代田区)の金融整理管財人の預金保険機構は12日、同行の同一人物の預金を取りまとめる『名寄せ』作業を終了したひらめき電球


経営破綻した10日時点の預金残高5820億円の内、預金保険で保護されない1000万円を超える預金は、全預金者の2,7%に当たる3423人が持ち、総額110億円と判明した


預保機構は、預金の払い戻し原資等に充てるため日銀から資金を借り入れ、振興銀に対して約6000億円を上限とした貸し付けを行う


保護対象外の預金者らを対象とした債権者説明会は週内にも開催される予定


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わずか6年半で行き詰まり破綻とは利用客からすればいい迷惑だよなあせる


しかもペイオフまで発動されて、預金の内の1000万円までしか保証されないとなるとそれ以上貯金している人達はもっと迷惑かかるよな汗


ちゃんと利用客のことを考えて経営してもらわないとダメだよなむかっ


(記事引用元 毎日新聞http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100910-00000113-mai-bus_all

(記事引用元 時事通信http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100912-00000044-jij-bus_all