チョコレート膿腫 手術 | つばめにのって ~肺腺癌との闘い~  番外編でチョコレート膿腫

つばめにのって ~肺腺癌との闘い~  番外編でチョコレート膿腫

2010年11月、母が肺癌宣告を受け、
ここから、これまでの恩を返す時間が始まりました。

そして2012年4月7日、母は永遠の眠りにつきました。

この経験がどこかで誰かのささえになれたらと思います。

番外編で、チョコレート膿腫のことも書いています。


2月22日(金)に手術することが決まった。

余談だが
今思うと、このころは精神的に疲れていたんだと思う。
手術に対する不安より、
入院中は仕事も、家事もしなくていいんだ・・・
そんな気持ちが強かった。

だんなも子供も10日以上不自由な生活をしないといけない、
仕事にいたっては自宅療養期間もいれて3週も休み、
周りにたくさん迷惑をかける状況なのに
休める・・・・早く入院したいな・・・って
不謹慎なんだけど、そう思っていた。

卵巣膿腫がこのタイミングでみつかったのは
卵巣のサイズ的にも、私の精神バランス的にも
ちょうど良かったのかもしれない。




手術前日2時に入院した。

その日は夕食まで普通、
でも、それ以降は経口補液OS-1以外は絶飲食。

このOS-1を1L飲めば、手術前日の点滴はしなくてよいといわれ
痛いことが嫌いな私は一生懸命飲んだ。

手術準備で、おなかのうぶ毛をそった。
別室へよばれて、看護師さんがそりそり・・・
女同士でもちょっとはずかしい。

夜から下剤を服用し、
手術当日は浣腸。
これが強烈で、「3分は我慢してくださいね」っていわれたけど
無理無理!!1分持たずにトイレへ!


この日2番目のOPだったので
開始予定はお昼くらい、と言われていた。

しかし緊急帝王切開がはいって、時間が押して
1時くらいにやっとよばれ、手術室まで歩いていった。

中に入って、名前、生年月日を確認。
手術台に自分で上り、それから背中に硬膜外麻酔をいれた。
上手な麻酔科ドクターだったので痛くなかったが
背中の中を管が走るって、なんとも変な感じだった。

それから点滴ラインの確保。
最初左手にチャレンジしたのだが
看護師さんがもっている針が20Gで、
私は血管が細いので
「入らないだろうなあ・・・」と思っていたら案の定失敗。
右手に取り直しになった。

以前同じ病院で、椎間板ヘルニアの手術を受けたので、
看護師さんと
そのときの主治医(執刀医)はまだいらっしゃいますよ、とか話していたら
右手にぴりぴりとした感覚があって、
ああ、麻酔が入ったんだな・・・と思って・・・

次、気がついたら手術終了後のリカバリー室にいた。