九十九島動植物園のレスキューセンターを初めて見学しました。
レスキューセンターでは、野生傷病鳥獣の保護が行われています。
必要に応じて治療を行い、リハビリなどによって回復させ、野生復帰が可能なものについては、適切な場所に放野しているそうです。
ヒトの仕掛けた網にかかった猛禽類、交通事故にあったイタチなど、多くの鳥獣が不注意や事故のために保護されますが、保護の対象ではない動物が持ち込まれることも多くあるそうです。
なお、傷ついた動物であっても、保護の対象としていないものもあるそうです。
・外来生物
(もともとその地域に生息していなかったの に、人間が他の地域から持ち込んだ生き物)
・家畜、家禽、ペットなどの飼育動物
・有害鳥獣の指定を受けている鳥獣
野生のテンの子どもが保護?されていました。
最近は、森の中でエサがとれなくなってき たことから、人里近くに下りて来ており、
住宅の屋根裏で産まれた子どもが、人間の都合で親から引き離され、持ち込まれたケースです。
野生で生きていくために必要な知識を、人間がテンに教えることは非常に困難で、
この子は、もう野生には戻れないそうです。
レスキューセンターのスタッフの言葉を借りれば、
人間が手を出して親から幼獣を引き離すことは「誘拐」と同じです。
近くに親の姿が見えなくても、人間がいなくなれば親は戻ってきます。
見つけてもそのままにして、そっと離れましょう。
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