FILE02 ファンキーモンキーベイビーズさん/page2
ファンモンの歴史。
あるいは昔の極貧時代のこと…。
あるいは昔の極貧時代のこと…。
何度も訊かれていることだとは思いますが、結成のきっかけとか、そこから今までの経緯とか、その辺りのお話をお聞かせいただければと思いますが━
ファンキー:出会ったのは八王子の…モン吉:3人とも八王子なんですよ。
ファンキー:そうなんです。それで八王子のライブハウスとかクラブとかで、それぞれ別のグループで活動していて。
それがなぜ3人で?━
ファンキー:僕とモン吉がプライベートですごく仲が良くて、もう毎日遊んでたくらい。それで音楽の悩みとかも相談していて。僕はそのとき一人でやっていたんですけど、そのときに「もうラップ限界だあ」みたいな話をモン吉に相談して。モン吉:「ラップやめたい!」みたいなこと言われて(笑)。いや、もったいないからって説得したり。
ファンキー:で、モン吉はモン吉で他のメンバーとの温度差というか、音楽に対する情熱が違うっていう相談を僕が受けていて。で、そんな話をしてるうちに、好きな音楽とかも一緒だし、向いてるベクトルも同じだし、あ!じゃあ、二人で組むのが一番これ、手っ取り早いんじゃないか、みたいな。
では、本当にもうお互いのタイミングがばっちりあったというか━
モン吉:そうですね。もう本腰入れなきゃっていう、焦り始めた時期が同じだったんです。なるほど。では当初は2人で「FUNKY MONKEY BABYS」として活動を開始したと。で、2人でやられていた期間というのは?━
ファンキー:そんなに長くないですね。3ヶ月くらい…?モン吉:で、ケミちゃんも元々知り合いだったんで、最初はDJの“お手伝い”という感じで(笑)。
ファンキー:そう、サポートみたいな形で……(ケミカルさんの方を見て)ちょっと大丈夫!? ケミカル!!(一同大爆笑)
ぜ、ぜんぜん喋ってないですけど!━
モン吉:すこぶる顔色悪いよ!ファンキー:まあ……こんな感じの特異なキャラクターなんで…。
で、ケミカルにサポートやってもらってたんだけど、いつの間にかファンの人たちにも、もう“DJ ケミカルありきのFUNKY MONKEY BABYSだ”と。そういう認識が自然に広まってきて。時間はあまりかからなかったですね。
ケミカルさん、お話をうかがっていいですか?プロフィールを拝見したんですが、実家が住職さんだとか━
DJ ケミカル(以下ケミカル):はい!今でもそちらのお手伝いはされているんですか?━
ケミカル:はい。なんか最近って不思議で、日曜の休みが割合多いんですけど、日曜ってお寺の場合、一番の…カキイレドキ…というか(ファンキーさん&モン吉さん大爆笑)。そういうときは実家の手伝いもやりつつ、ですね。モン吉:副住職ですもん。
ファンキー:アルバイト、ではないですから。本家ですもん。
モン吉:ケミちゃん、長男なんで。完全にゆくゆくは……(笑)
ファンキー:そうですよ。だからこのFUNKY MONKEY BABYSという活動も、ケミカルにとっては、檀家さんを増やすための布教活動みたいなもんで。(一同大爆笑)