大岩山 日石寺(おおいわさん にっせきじ)巡り | かっちゃんのブログ

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2016年8月8日(月)
 
日石寺(にっせきじ)は、富山県中新川郡上市町にある寺院です。
眼目山立山寺参拝後にこちらに向かいました。
 
10時20分頃、駐車場に到着しましたが、既に暑いです。
 
日石寺には、修行瀧、巨岩・奇岩、霊窟、崖仏など私が大好きなものだらけで、参拝する日を楽しみにしてました。sei
 
「六本瀧」
六大(地、水、火、風、空、識)を型どった6つの蛇口から流れる滝に打たれることにより、六欲煩悩を洗い落とすことができるとされています。滝 すっきり

 
 
 
 
 
「藤水」
不動明王の厳石を廻り出る御霊水は、眼病平癒に霊験あり、諸人の願いに御利益があるとされています。
また、富山の名水にも選ばれている「大岩山日石寺の藤水」として知られ、人気を集めており、科学的にも「ホウ酸」という眼科で洗眼する際に使用されていた殺菌効果のある成分が含まれていることが証明されています。
境内には薬草であるメグスリノキが植えられ、祈祷日や休日にはメグスリノキのお茶の接待が行われます。
 昔から、大岩の不動さんは目の病気に効くといわれ、眼病が治った話は数多く伝えられています。
加賀藩には眼科医がいないと言われるのは、大岩の不動さんが目を治してくださるので目のお医者さんがいらないと言い伝えられています。
 
「愛染堂」
愛染明王の他、加賀前田家の不動明王、秘石誕生石等が安置されています。
 

 
 
「三重塔」
県で最も歴史ある唯一の木造三重の塔(江戸時代後半作)で、柱は丸柱で、初重に四天柱と呼ばれる柱、中央に心柱があります。
特色としては、まわりに壁がなく中が丸見えで、建造時に財政難に陥り壁を省略したもののようです。
 

 
私にとって三重塔で、外側から中が丸見えなのは初めてかな?
 
お墓は興味ないので、スルーしようと思い見てみると
 
スゴイ!岩を削ってある。
 
さらに上へと上ると
 
「夫婦岩」
上層部が二つに分かれている大岩を仲むつまじく夫婦が寄り添うように見えることから「夫婦岩(めおといわ)」と呼ばれており、「夫婦円満、家内安全、縁結び」の象徴、神が宿る場所として祭られています。
他には「妹背岩」「点空石」「炉壇石」などの岩石が自然に配置されているそうですが、草木が生い茂っていて分かりませんでした。
 
 
 
上には何があるのかなと思い石段を上ってみたら
 
絵馬があるだけでした。 ザンネン…。
 
「夫婦岩」から道路を下っていくと
 
「千巖渓」という渓谷へ向かいました。
 
この奥に奥之院があります。
 
 
途中にコンクリートイスがあり、苔がびっしりと生えていました。
 
 
「千巌渓(せんがんきょう)」
双岩抱き合う妹背岩、外に点空石、炉壇石、鯉梯石、蝦口石等の数多くの岩石が自然に配置され、それを縫って清水が流れています。
 
ゴォーゴォーと流れ落ちる音が響き渡ります。
静かな渓谷ではなく、荒々しい渓谷です。 
滝が落ちる場所(赤丸)に近づいてみました。
 
ここから冷たい風が吹いていて気持ち良い場所です。
今日も暑かったので、この場所から離れたくなかったぐらいでした。
 
霊窟(奥之院行者窟)へ
 
御本尊の行基菩薩を中央に、周囲に三十六童子、諸佛諸菩薩が安置されています。
 
ここから見える景色も格別です。
 
 
 
 
さらに上へと上って行きました。  
 
何か後ろに人の気配を感じますが誰も居ないはず。 サスペンス
 
霊窟から誰かが付いて来たかと思い、
「こらぁー!付いてくんな!」と一喝すると気配が無くなりました。 mf*


その後、撮った写真を見てみると、やはり、ここから付いてきたようですが、霊感の強い人に見せると、この場所は、神様(高級霊)だらけなので私に憑りつこうとして付いてきた訳ではないようです。
しかし、何が言いたかったのか分かりません。 なんで
 
橋の奥は行き止まりで、その上部に樹木がありました。
御神木ではないけど、自然霊が宿っているような活き活きとした樹木だったので写真を撮ってみました。
 
帰り際にもう一度
 
「十二支瀧」
「十二支えと」にちなみ、龍頭の頭上には12支の本尊が安置されています。
 

 
 
 
「観音堂」
外観は中尊寺金色堂と同じ和様三間堂造りの建築様式。
 

 
昭和42年の火災により焼失し、平成8年建立されたのでとても新しく綺麗です。
 
「不動明王像(本堂)」
 
 
中央に不動明王座像、左右に制咤迦(せいたか)童子立像、矜羯羅(こんがら)童子立像、阿弥陀如来座像、行基菩薩座像が凝灰岩の巨岩に半肉彫りで彫り出されています。
撮影禁止の場所が多い中、そのような張り紙が無く有難く写真を撮りまくりました。
 
室町時代に上杉勢の兵火に遭い、また1967年(昭和42年)に本堂が火事に遭いましたが、磨崖仏はほとんど損傷をうけることなく今日まで残っています。
 
 
「地蔵堂」
 
作者が不詳で、寛永年間新川郡魚津の廻船間屋の主人が延命と商売繁盛の為に奉納されたものです。
高さ約10尺の木造延命地蔵菩薩が安置されています。
この地蔵菩薩をお参りすれば、寿命が延び、恵みが与えられるとされています。 一休さん
 
 
寺院の御朱印で達筆でない御朱印は初めてです。 土下座 ごめんなさい
日石寺は、私にとって満足のいく大好きなお寺です。
またいつか暑くない日に訪れたいです。
 
 
日石寺に行く途中にある「城山の湧水」
大量のペットボトルを持参する富山県民が多く、この湧水を管理する為にも、水量に応じて賽銭箱に寄付をしていきます。
ちなみに2リットルまでは10円です。
 
 
城山の湧水は、霊峰剱岳のふもとに位置し、奥行が数千メートルとも考えられる洞窟の奥底より、雨水が数十年にわたって地下水となって、滾々と湧き出ている霊水です。
 
※2002年10月に安全対策として、県内では初めて紫外線滅菌装置が取り付けられたそうです。
 

おしまい