さすがにデータ量がいっぱいになってきました。
2015年8月31日のブログ投稿から新たにパート2となる記事をアップしました。
いろいろなアニメ作品のメガネ描写を調べてみた その2 (別タブが開きます)
一番メガネが似合うキャラを質問したことがありました。
2014年10月~2015年10月1日にかけての集計結果はコチラ
2016年構成変更 「Dr.スランプアラレちゃん」画像差し替え・追加
2015年8月31日
同記事 その2執筆開始にともない、当記事ひと段落予定
2015年8月9日
「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」 華城綾女
「ワンピース」 ドンキホーテ・ドフラミンゴ追加
「六畳間の侵略者」フォルトーゼ
「幕末Rock」桂小五郎関連画像改訂
2015年7月26日
「映画プリキュアオールスターズ NS3 永遠のともだち」
夢原のぞみの表記改訂
「グラスリップ」 永宮幸の構成改訂
「監獄学園(プリズンスクール)」芽衣子・ガクト追加
2015年6月28日
一部表記修正
2015年6月19日
「俺ガイル。続」 海老名姫菜・雪ノ下雪乃追加
2015年6月8日
「名探偵コナン」 江戸川コナン
「Dr.スランプアラレちゃん」 画像差し替え
2015年4月16日
データ量考慮により2014年以前の更新内容省略
アニメで眼鏡かけたキャラ、けっこういますよね。
その描写が気になってしまうんですよね…
そこで、ちょくちょく集めてきた、メガネをかけたキャラとその特徴を記しました。
眼鏡の描写が作品によっていろいろ違うんですよね。思いのほか奥が深いです。
早速、紹介していきます。
メガネキャラの注目点
トップリムとアンダーリムによる瞳・まつ毛との干渉の工夫
レンズのハイライト描写
横顔におけるテンプルの描写
鼻当て部分の描写
髪の毛とメガネの干渉と描写(レンズの外側or内側に前髪を入れるか)
フレームの特徴等・・・
今では沢山のキャラクターが眼鏡をかけていますが
そのなかでも最初期といえる眼鏡キャラといえる「Dr.SLUMP アラレちゃん」を先に紹介します。
TVアニメ最初のメガネヒロイン 「Dr.スランプアラレちゃん」 則巻アラレ

TVアニメでメガネをかけたキャラクター(眼鏡っ娘)で主役として大ヒットしたキャラクターの
先駆けと言えるのは鳥山明氏原作「Dr.スランプ」の則巻アラレではないかと思われます。
TVアニメとしては1981年4月~1986年2月までの約5年にわたって
フジテレビ系列で放映されましたが、ユーモアあふれる描写とギャグシーンで大ヒット。
劇場版もTVアニメ放映終了後も制作され、計10作品作られました。
どうしてメガネをかけたキャラになったかというと
ロボットなのにメガネをかけるという鳥山明氏のユーモアが活かされています。

TVアニメの大ヒットとアラレちゃんのかわいらしさによる
現実世界でのメガネをかけることの抵抗感の緩和効果は
(当時はまだファッショナブルな眼鏡も少なかった)
キャラクターが一般社会に与える影響力の大きさを立証する
出来事だったのではないかと思います。
実際、アラレちゃんをイメージしたようなメガネをかけたファッションアイテムとして
眼鏡を着用する女性が当時出現していました。
ここからは現在にかけて数多くの眼鏡をかけたキャラについて紹介します。


「幕末Rock」の桂小五郎のアンダーリムは角ばった特徴あるデザイン。
鼻当ても描かれています。

普通の女子高生が【ろこどる】やってみた。
流川市職員西深井沙織。こちらもアンダーリムのメガネです。

こちらは珍しく、丁番・レンズ止め部分が省略されています。

「普通の女子高生が【ろこどる】やってみた。」の画像はすべてⒸ小杉光太郎・一迅社/流山市ふるさと振興課に帰属します。
シーンによっては眼鏡の反射も描かれることがあります。
その際は人物の動きによって反射の具合も変化していますね。

「黒執事 Book of Circus」のウィリアム・T・スピアーズ。
メガネレンズの反射を描写しつつ、瞳も映しています。

シーンによっては反射を強く描写している場合も。

「黒執事 Book of Circus」の画像はすべて(c)枢やな/スクウェアエニックス・黒執事Project・MBSに帰属します。
「六畳間の侵略者」 クラリオーサ・ダラオ・フォルトーゼのメガネの反射描写です。


レンズの反射の描写はハイライト系だけではないことも。
こちらは「SHOW BY ROCK!!」でのワンシーン。

「まじもじるるも」では普段瞳が描かれず心境が見えにくい下村雅子に
クローズアップされた時は心境とストーリーの流れが読み取りやすいように
瞳が見える演出がなされていました。

「THE IDOL M@STER」の秋月律子のメガネ描写。
まつ毛部分がセルフレームと干渉することから、状況に応じて
トップフレームにあたる部分を細く描いていました。
前髪をバッサリカットしてメガネとの干渉を避けていると思われる
キャラクターデザインも興味深いです。

アップの状態。レンズの反射も描かれています。
この場面ではトップフレームもしっかり描いています。

眼鏡のレンズを用いて考慮していることを示す描写もありました。

「THE IDOL M@STER」の画像はすべてⒸNBGI/PROJECT iM@Sに帰属します。

リムのないメガネ(リムレス=ノンフレーム)を着用。
瞳にかかるレンズの枠部分は省略せず描いています。
ヨロイ(リムと丁番をつなぐ部分)に首にかけておくための紐が描かれています。

ヨロイ部分とブリッジ付近のレンズを抑えるネジも描かれています。
調べていていずれのアニメもキャラクターの鼻の描写がごく簡単に描かれることによって
メガネの鼻パッド部分を省略させる傾向があります。

「エスカ&ロジーのアトリエ」の画像はすべて
(c)ガスト/エスカ&ロジーのアトリエ製作委員会/ニコニコチャンネルに帰属します。
「僕らはみんな河合荘」のメガネOLさん錦野麻弓。
こちらもアンダーリムを採用。
同作品では感情の起伏とそのシーンの雰囲気に合わせ、
メガネおよびレンズのフレームを省略する工夫がなされています。

細く比較的シンプルなフレーム。瞳にかかるレンズの枠は細いですが描いてます。

瞳部分にかかるレンズの縁を省略した珍しい描き方。
光の反射具合をメガネのフレームにも反映。

「僕らはみんな河合荘」の画像はすべて(c)宮原るり・少年画報社/委員会はみんな河合荘/ニコニコチャンネル
「アイカツ!」の霧矢あおいと紫吹蘭。この二人は視力が弱いということではなく
カムフラージュ・ファッション的な扱いでの着用です。

サイドからの描写はテンプル省略は無しです。鼻当ても省略。


「シドニアの騎士」の田寛ヌミ。3DCGらしく、レンズの度や色の付き具合など
リアリティーのある描写です。

ⒸTSUTOMU NIHEI・KODANSHA/KOS PRODUCTION COMMITE/ニコニコチャンネル
作画では省略しがちなメガネのフレームの影もしっかり描写。

「魔法化高校の劣等生」の柴田美月。
アンダーリムのメガネを着用。最近、着々と増えている特徴的メガネです。
鼻当ての描写あり。

サイドの描写では省略なし。

メガネ自体はアンダーブロウスタイルでした。

外して、手にする眼鏡。裏側の描写は滅多に見ないですね。


「魔法科高校の劣等生」の画像はすべて
Ⓒ2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会/ニコニコチャンネルに帰属します。
「ペルソナ4 The Golden」のOPでも一定期間、各キャラクターが
メガネをかける描写が見受けられました。

「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」の画像は
Ⓒ2014 ATLUS Ⓒ2014 SEGA/P4GA Committee/ニコニコチャンネルに帰属します。
瞳を横切るようにメガネのテンプルがそのまま描かれています。

「Free!」の竜ヶ崎怜。サイドフレームが太め。

「ドキドキ!プリキュア」の菱川六花。テンプルは描かれています。かなり細いですね。

これは個人的に貴重と思う、動きによってテンプルが見え隠れするパターン。
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の鶴見知利子。
表情重視でテンプルを省略する描写がなされているものと思われます。


こちらはアンダーリムでレンズ上部の淵が瞳を横切る描写がされています。


涙を流すシーン。涙がメガネのフレームを超えて出ています^^www。
レンズ入ってないのかなぁ?www

ラブライブ! の小泉花陽。
アンダーリムでこちらもレンズの縁は省略せず
違和感無い程度に瞳を横切る描写をしています。

横顔におけるメガネのテンプル(ツル)の省略はしていないです。
アップのシーンでメガネのディテール描写もわりと細かく描かれています。

幼いころの姿はメガネの色が異なる程度。フレームにもレンズの枠を描いている点は丁寧な仕事ぶり。

高坂穂乃果の妹 雪穂もメガネを着用。花陽と同じくアンダーリムのメガネ。
丸みを帯びたデザイン。

ⓒ2013 プロジェクトラブライブ/ニコニコチャンネル
「たまこまーけっと」の北白川たまこ。 テンプルは描かれています。

「たまこまーけっと」の朝霧史織もテンプルは描かれています。

「惡の華」の仲村佐和。
この作品は実写から忠実に動画を作成するロトスコープを採用しているので、
メガネも忠実に描写しています。

「銀の匙」の八軒勇吾。
テンプルが太くなっているタイプ。凝った造りですね。

「ローゼンメイデン」の桜田ジュン(少年時代)。
テンプルは瞳にかかる部分を省略しています。

あと、横顔なのですが、よく見ると、ゴーグルのようにサイドにまでレンズが広がっているような
描写も時折あります。
「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%」の鳳瑛一。
違和感はないようにうまく描かれていますが、横顔なので実写ではこうはならないです。
ワンピースのたしぎもアニメで同様の描き方になっていたはずです。

サイドから映したキャラクターのメガネの描写は今のところ、これくらいですね…。
眼鏡に映る相手の描写。
「機動戦士ガンダム」 シャア・アズナブルのサングラスに相手の姿が映り込んでいます。
「坊やだからさ」のセリフのシーンですね。

「機動戦士ガンダム」の画像はⒸ創通エージェンシー・サンライズに帰属します。
「這いよれ!ニャル子さんW」のニャル子。シャア・アズナブルの名セリフのモノマネしてるところ。

個人的に興味深く見てたメガネキャラ
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の赤城瀬菜。
サイドのリムが特徴のメガネ。緑色のフレームもあまり見ないかも。
レンズ上部の縁を示すラインは描かれていないですね。

宇宙戦艦ヤマト2199の新見薫。
年齢によってメガネが異なる。2192年の頃。赤いセルフレーム。
フレームが瞳にかかっています。

現在(2199年)はアンダーリム。
余談ですが、下着が見えているのは診察を受けた直後だから^^;。

そうでした。ややメガネを下に描写して
瞳の邪魔にならない配置にする描き方も作品によって見受けられます。

ここからはメガネをかける描写について作品によって違いがあったりします。
動きを含めた眼鏡描写をピックアップしてみました。

両作品ともメガネをかける際、下を向くというより目を閉じています。




けいおん!!の和。通常は原作画にあわせ、テンプルやレンズの縁描写は省略していますが
2期#23で眼鏡をかけるシーンで丁寧な作画シーンが確認できます。
アンダーフレームレンズの上部縁有り、かけながらのレンズ反射が見受けられます。

普段はコンタクト使用ですが、眼鏡をかけるシーン。


各作品 巧くストーリーとキャラクターの心情演出にメガネを活用していました。
眼鏡を用いた心情描写も調べようと思います。

メガネのレンズ部分がすりガラス的に瞳が見えなくなる描写も
メガネキャラならではの表情描写といえそうです。

「プリパラ」第32話ではメガネを用いた演出やかけ方など、
興味深いシーンが見られました。




こちらはあまり見る機会が少ない?メガネが吹っ飛ぶ描写。
「艦これ」でありました。

メガネ女子戦艦霧島。テンプルに触れるクセがあるみたいです。
ライトグリーンのメガネを着用。

こちらは片メガネを装着したキャラクター。
実際はバランスと通常の眼鏡使用で片側ずつ視度調整できるので
一般に浸透はしていないですが、アニメキャラでは時折見受けられます。

「ハロー!!きんいろモザイク」第5話における眼鏡描写です。

「銀魂」の志村新八(ぱっつぁん)です。

おそらく「ドラえもん」ののび太をのぞく、眼鏡をかけたキャラが主人公としたアニメ作品で
長寿アニメ作品となっているキャラは「名探偵コナン」の江戸川コナンでしょう。
2016年でTVアニメ放映20年目を迎えます。
アニメ制作会社のトムスエンタテインメントも昨年アニメ制作開始50周年を迎えました。
放映開始直後のシーンも含め、江戸川コナンの眼鏡描写を調べてみました。



監獄学園(プリズンスクール)です。第2話だけでこの分量でした。



「ワンピース」に登場するドンキホーテ・ドフラミンゴ。
サングラスを活用した演出もあわせて紹介します。


眼鏡の描写ひとつでもなかなか奥深いものです。
メガネの描写でも原作絵にあわせるか
リアリティー重視か、表情重視か、メガネの種類など、
コミカルな表現にするか、シリアスさを出すかでも
眼鏡の描写は影響していることも知りました。
そして、ここで終わりではなく、その2に続いています。
「その2」で今まで調べて気づいた点などをまとめていますので
よかったらご覧ください。
いろいろなアニメ作品のメガネ描写を調べてみた その2
ではまた(^^)ノシ。