手塚治虫記念館のエヴァンゲリオン展に行ってきた その3 | 日本アニメ視聴館  アニメ公式配信紹介

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ゐろはです。お越しいただき、感謝でありまっす(`・ω・´)ゞ。

何やら台風が沖縄・九州で猛威をふるっている様子ですね。
そちらにお住まいの皆さんは怪我等されませんように。。

近年の気象状況は温暖化が影響しているのか
自然災害が大規模化している感じですね。
自然環境は繊細に反応するんですかね。。
ストップ温暖化と言いたいところですが今、クーラーに扇風機と
熱を放出するツールを使っています。あ、PCも同様かな。

他には森林伐採やフロンガス等の使用が影響してるんでしたっけ?
つまり、人間って一番地球にやさしくない生物No,1なんですな^^;サーセン。
うむ、今のところサーセンとしか、言いようがないw。


↑無料配布されていたエヴァの情報冊子 表紙は独眼竜アスカ^^;


さてさて、ブログの続きですが、手塚治虫記念館で開催中のエヴァンゲリオン展。
どんどん撮影した画像貼っていきます。長くなってもた。。


ロンギヌスの槍。見た目からしてFRP製と判る代物で、
あんまり重厚感は無かった。



こっちのロンギヌスの槍の方が圧倒的な重厚感と美しさで魅了してましたが
製作者であるチタンアーティストの与吉氏は今年3月に無くなられていたとは…。
ご冥福をお祈り申し上げます…。

訃報 「ロンギヌスの槍」 蒼のチタンアーティスト与吉が永眠 左クリック

アメブロはまだ閲覧可能なのですね↓
与吉 左クリック


個人的に一番興味深い資料にエヴァンゲリオンのTV放送に向けての
企画書の展示がありました。

一応、エヴァンゲリオンの本筋に触れる物語を放送する目的、
どのようなメッセージを込めて放映するのかが記されているので…。

ただ、この企画書も撮影NGでした。。
30ページ以上ある企画書でしたので
すべて書き写すのは時間の都合もあって無理でしたが
最初の項目に個人的に注目したい内容が記されていたので
一部抜粋・要約して記します。


仮題 新世紀エヴァンゲリオン



種別 SFアクション連続大河アニメーション

視聴対象 小学生・中学生中心に家族一般



26

企画意図  巨大ロボットアニメの魅力とは



子供たちが持ついろいろな抑圧やコンプレックスの補償、
抵抗の手段、代償行為。



大人たちは人が生きることのつらさを知っています。
生きるために、例え嘘だとわかっていても正義と愛という夢や希望が必要なのだ、
と知っています。私たちはアニメーションという表現手段の特色、
つまり、全てが人の描いた絵であるという表現観を生かしたことにより、
子供たちに虚構と現実の違和感もなく、ピュアに伝えることができるのです。
それが巨大ロボットアニメーションの持つ最大の魅力です。
本企画は、この原点にさかのぼって、本来の巨大ロボットアニメの魅力を
新たに掘り起こす所にユニークさを発見したいと思います。





全体を通してのテーマ



主人公はどこにでもいる、ごく当たり前の少年



ふつうの14歳の男の子が巨大な力を与えられ使命を持たされ、
大人の世界に投げ出され、
大人になることを強要されたら…主人公に与えたシチュエーション。 
観客は主人公と共に悩み、考えてゆく。



自分の意思・ひとりだちできる力



観客である子供たちが本企画・アニメーションという夢の中にある現実を観て
自分の意思で生きることとは何かを感じ取ってほしい
自らの理性で現実の正義と愛を考えてみてほしいと願っている。




ストーリー・ドラマ的な見せ場



謎解きの面白さ



驚天動地の意外な真実や大どんでん返しが用意



ゲーム感覚的なおもしろさ



シュミレーションやRPGゲーム的なおもしろさを内包



ビジュアル的な見せ場



緊張感あふれるギリギリのタイムサスペンス



最後にカタルシス




本企画では、今までのアニメに無いカッコいい、
リアリティのある戦闘場面を目指します。



 

とのことです(^^;。
むしろ、放送当時から大人の方が興味津津だったような気がする…w。
もしかすると、企画書のここは実際とは違うんじゃないか?
と思われる内容があるかもしれませんが、企画を通すための大義名分、
まさに大人の事情を優先している部分もあるとは思います^^;。
大どんでん返しは企画書の内容とは違う破滅的な終わり方でしょうか;;。

企画書の中に書かれていたエヴァもまだ最終的なデザインが
完成していなかったのか、筋肉質な感じのイラストでした。
碇ゲンドウ氏も「さあ!立ち上がれ エヴァンゲリオン!」だったかな?
熱いポージングのイラストが描かれていました。


主要キャラや使徒についても企画書内に記されていましたが、
だいたいTV放送に沿ったものだったと記憶してます。
企画書のミサトの年齢って30歳だったのね。リツコが29歳だったかと…。
(wikiでは29歳と記されていたが記憶違いだったらスミマセン)。。

他に台本や絵コンテ・動画・セル画等もありましたが、
諸般の理由で撮影禁止。。ンモー。


新劇場版「序」・「破」のメイキング映像も公開していました。

両作品はTVシリーズの展開を基軸に
細かな部分に至るまでのディテール・レイアウトの
改良が施されているのですが
メイキング映像では元のアニメーション製作時に使用した
原画・動画・レイアウトをデジタル編集に取りこんで
改めて調整・作画してゆく工程を収録していました。
新たに追加されたCGシーン等の製作工程もありましたが
これまたかなり手間暇かけて製作しています。

エヴァンゲリヲン 新劇場版 破 ここがみどころ 左クリック

序・破と連続で見たりすると、映像の細かな展開に
目が疲れてしまうと思います^^;w。



初号機&2号機マケット

富士急ハイランドのパビリオン
【EVANGELION WORLD】の実物大初号機&2号機を製作するために
作られた試作模型。 初号機の角が取り外されていた。



綾波レイとロンギヌスの槍をカスタムデザインしたフェンダーギター
フェンダー・カスタムショップ  シニア・マスタービルダーの
ユーリ・シスコフという職人が製作。


レイの目が印象的。


ギターを持つ綾波レイのイラストとユーリシスコフ氏の紹介文。


また、めちゃくちゃ長くなった。。次回に続きます(^^)ノシ。

お読みいただき、ありがとうございました。

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