画廊ではたらく専務のアメブロ

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それは「ムンクの叫び」ではありません

友人がFacebookに「ムンクの叫び」ポーズをアップしていました。

↓こんなのですね。

 

そうなのです。多いのです、この間違い。

 
まずは下記の文章をお読みください。
 
私は2人の友人と歩道を歩いていた。太陽は沈みかけていた。突然、空が血の赤色に変わった。私は立ち止まり、酷い疲れを感じて柵に寄り掛かった。それは炎の舌と血とが青黒いフィヨルドと町並みに被さるようであった。友人は歩き続けたが、私はそこに立ち尽くしたまま不安に震え、戦っていた。そして私は、自然を貫く果てしない叫びを聴いた。

 

お分かりいただけましたか?

ここです↓

そして私は、自然を貫く果てしない叫びを聴いた。

 

真ん中の人物は叫んでいないのです。

自然の叫びを聴いているのです。

 

ですから皆さんがたまにしているこのポーズ。

これは誤りです。

 

ムンクのポーズをしたいならこうです↓

耳をふさいでください。

 

けっしてアッチョンブリケになりませぬよう、お気をつけください。

 

 

 

 


彩美画廊 砥部本店
〒791-2113愛媛県伊予郡砥部町拾町356-1
定休日 : 月
営業時間 : 10:00~17:00

電話: 089-958-5252

フリーダイヤル: 0120-041025

無料平面駐車場: 20台
http://www.ambistyle.co.jp/
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絵画のサイズ 号について

絵を描くとき、見るとき、買うとき、って耳にしませんか。

これはキャンバスのサイズ。
正確にはキャンバスを貼る木枠のサイズをあらわします。
画廊ではたらく専務のアメブロ-号

FはFigureの略で、人物のことです。

PはPaysageの略で、風景です。
F型より短辺が短く、横長に使えば雄大な風景が描けます。
縦:横が1:√2の比率になってるらしいです。数学得意な人は計算してみて。

MはMarineの略で、海景です。
一番細長い比率となり、海の広がりを表現できます。

上記の表にはしてませんが
SといいSquare 正方形もあります。
縦:横が1:1ですね。


別に知らなくても生きていける、美術の豆知識でした。

 


彩美画廊 砥部本店
〒791-2113愛媛県伊予郡砥部町拾町356-1
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手紙を読む青衣の女

先日京都へ行きました。

宇治の社長さんに会う用事があったのです。


そのとき京都市美術館 で「フェルメールからのラブレター展」というのを発見。

せっかくなので見てきましたよ。


フェルメールの「手紙を読む青衣の女」が修復後、世界初公開らしいのです。画廊ではたらく専務のアメブロ-手紙を読む青衣の女 フェルメール

1662-1665年頃 46.5×39cm 油彩 アムステルダム国立美術館収蔵


女性の後ろにかけられているのは世界地図。

手紙の相手が、海をわたった遠方にいることをあらわしていると言われています。


船の時代。ケータイもインターネットもない時代。

手紙の返事を受け取るのに2年の歳月がかかっていたそうです。


愛とは信じること、待つこと、許すこと という言葉を聴いたことがあります。

この時代の愛は、まさに「待つ」だったのでしょうね。

やっと届いた手紙を真剣に見つめています。


どんな手紙が届いたのか。

彼女は今どんな気持ちで読んでいるのか。

などを考えながら、鑑賞してみるのもいいですね。




ふだんはオランダのアムステルダム国立美術館に収蔵されている作品。

10月までは京都に展示されています。

京都近郊の方、京都に行かれる方は是非ご覧下さい。



クリック フェルメールからのラブレター展 公式サイト



【あわせて読みたい】

クリック 窓辺で水差しを持つ女 フェルメール

クリック ヴァージナルの前に立つ女

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魚と魚屋と水族館

こども「画廊ではたらきたいんですけど、あまり美術の知識がないんです。」

 

こういうお話もよくでる。

 

 

ぼくらはそれなりに知識をもっている。

 

そうじゃないとお客さんとお話でませんからね。

 

だけど、よくよく聴いていると、みんなの思っている知識と、ぼくの考える知識は若干違う。

 

 

魚屋と水族館にあてはめて、考えてみよう。

 


魚屋にて

 

 

 

こども「おじさん、この魚どんな魚? おいしい?」

 

 

 

こども「こちらは沿岸性の回遊魚、ウルメイワシです。遊泳能力が高く、群れで行動します。

 

全長は成魚で10cm-30cmほど。ですから今回展示してあるものは中型ですね。

プランクトン食で、微小な歯を持っています。

体は細長く、断面は円筒形ないし、やや側扁(縦長)。背が青く、腹が白いです。

食味は美味であるとされています。」

 

このおじさんは大変な勉強家だか、大きくずれている。

 

 

 

魚屋のおじさんはこうであってほしい。

 

 

こども「これはイワシ!夏が旬の魚だからね、今おいしいよ~

刺身、塩焼き、フライ、天ぷら、酢の物、煮付けなんにでもあう。

おたくの坊ちゃんならフライとかにしたら喜ぶかもね。

DHA ビタミンB 亜鉛も多く含んでいるから是非食べさせてあげて。」

 

 

お客さんが魚屋にのぞんでいる情報は魚の生態ではない。それは水族館の仕事。

 

 

魚屋で知りたいのは魚の味、調理法、栄養。

 

美術の知識は多いにこしたことはないけれど、

 

そのウンチクがみなをハッピーにする知識なのかどうかは考えたほうがいい。

 

絵との暮らし方、絵の楽しみ方、画家の人となり、などが画商にとって優先すべき知識だと思っています。

 

少なくとも、うちはそう思っています。

 

【あわせて読みたい】

 

クリック 漁師と魚と魚屋

 


彩美画廊

〒791-2113愛媛県伊予郡砥部町拾町356-1
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漁師と魚と魚屋

こんなことを聴かれます。

 

こども「画廊をしています」

 

 

こども「どんな絵を描かれるんですか?」

 

 

その2

こども「画廊をしています」

 

 

こども「美大とか行かれたんですか?」

 

 

 

お気持ちはよくわかります。

 

 

画廊の仕事=美術、絵の仕事 だから美大に行ってる だから絵が上手い。

瞬時にこういう連想されるのもわかります。

 

これについて、漁師と魚と魚屋にあてはめながら検証してみましょう。

 

 

こども「魚屋をしています」

 

 

こども「船酔いとか平気なんですか?」

 

 

 

その2

こども「魚屋をしています」

 

 

こども「泳ぎ上手なんですね。」

 

 

 

魚屋のおじさんは思ったでしょう。

 

 

 

「私は漁師ではない。ましてや魚ではない。」

 

 

 

なんとなく、おわかりいただけたでしょうか。

 

画商は「絵を売る人」であって「絵を描く人」ではありません。

釣りの得意な魚屋さん、泳ぎの得意な魚屋さんもいるでしょうが、それはたまたまです。

魚屋さんになるための必要条件ではありません。

 

画商ってね。別に絵は上手くありませんよ。

そこについては期待しないでね。

 

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