ドガの有名な絵に「エトワール(踊り子)」という作品がある。
1876-1877年 パステル 紙 オルセー美術館収蔵
このころのバレリーナとは今のよう高尚な存在ではなかった。
19世紀半ば、バレエは下層階級の女性の仕事であり、肌を見せ、脚を露出する衣装で踊る
踊り子は、男性の欲望を満たす存在であった。
左に描かれている男の影は彼女のパトロンだった。
↑こういう当時の時代背景、歴史、風俗を知ると絵に対する印象というのはかわってくる。
そしてこういうことは絵を見るだけでは読み取れない。
ぼくはこういうことを知るのが好きだし、仕事なので美術の勉強もする。
ただ、一般の鑑賞者がこういうことを知ったほうがいいのか、知らずに鑑賞したほうがいいのか。
そこはちょっと迷っている。
この本を読んでからだ。
ぼくが学生の頃、美術の時間といえば、写生をしたり、粘土こねたり、版画をつくったり
制作に重きが置かれていて、鑑賞の勉強はほとんどした記憶がない。
職業画家になる人よりも、鑑賞者のほうが圧倒的に多いのにね。
この著書の中で上野先生は美術とのつきあいかた、アートへのアプローチを教えてくれる。
この本の中で、今回のドガのエピソードも取り上げられていた。
当時のバレリーナは・・・
男性はパトロンで・・・
こういった情報はいるのか?
こういったウンチクは邪魔じゃないのか?
そんなことを考えているうちにブログを書く手がずっと止まっていました。
美術の敷居が下がればいいな。
美術のことをもっと気軽に楽しんでほしいな。
そんなことを思い書いてきたブログなのですが、
ひょっとしたら純粋な鑑賞の邪魔ではないのか。
余計な知識を語ることで、よけいに堅苦しくなっていないのか。
そんなことを考えながら書いています。
スーパーへ行っても、コンビニへ行っても、デパートへ行ってもバレンタインムードです。
節分コーナーも多少はありますが、バレンタインコーナーには負けています。
とはいえ節分です。
去年の春の悲しい出来事を思うと、節分には鬼(邪気)を祓っておきたい。
うちも元気に豆を撒く予定です。
そんな鬼ですが、瀧下和之先生の手にかかれば、とても可愛くなる。
うちの画廊にて扱っております。
ご興味もたれた方は見に来て下さいね。
彩美画廊 砥部本店
〒791-2113愛媛県伊予郡砥部町拾町356-1
定休日 : 月
営業時間 : 10:00~18:00
電話: 089-958-5252
FAX: 089-956-7895
営業時間 : 10:00~18:00
駐車場 : 20台
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