今回は「がん情報」です。

 

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

 

こんな情報が入ってきた。

 

大阪大学(阪大)は6月21日、膵がんと肺がんにおけるがん促進因子を発見したと発表した。

 

以下、一部引用する。

 

同研究グループは今回、膵がんや肺がんで多く発現しているタンパク質Dkk1に着目。細胞表面に存在しているDkk1に結合するタンパク質を網羅的に解析することにより、CKAP4と呼ばれるタンパク質がDkk1の受容体として働くことを発見した。さらに、Dkk1とCKAP4が結合すると、がん細胞の増殖を促進することが知られているAKTと呼ばれるタンパク質を活性化することもわかった。

また、同研究グループはCKAP4に対する抗体を作製し、これががん細胞の増殖を抑制することをマウスの実験で確認している。同抗体は、Dkk1とCKAP4の両タンパク質が同時に多く発現しているがん細胞に有効であったため、膵がん、肺がん患者の中でDkk1とCKAP4の両タンパク質が発現しているかどうか調べることで、CKAP4抗体を投与する患者を選択することが可能になる。

 

 

ガンを促進するたんぱく質特定したことで、その阻害も可能であろうと思われる発見である。