春分のエジプトの旅 カイロ | Naomiのスピリチュアルジャーナル

春分のエジプトの旅 カイロ

今回のエジプトへの旅はテルエルアマルナが鍵でした。

いつもの通り、エジプトに出発する前には色んな恐怖が出てくるのですが

今、アマルナにどうしても行きたい、行かなければ・・・という

強い思いがあり、イクナートンやその息子、ツタンカーメンに

縁がありそうな、楽しい旅仲間に恵まれました。



出発の日も朝からアマルナの景色やイクナートンのビジョンが見え
何故か深い悲しみを感じ、やっぱりこの旅のキーワードは
アマルナだと思いました。

イクナートンに対する、畏敬の念。
敬意と共に感じる喪失感は、私も彼と共に
アトンを信仰し、それが滅びるのを経験したからでしょうか。
この感覚はアトランティス崩壊のような感覚でもあり
それがどちらのものなのか分からないままで出発することになりました。

カイロではピラミッドの真ん前にあるメナハウスに泊まりました。

人気があるホテルですが、政情不安だからか皆ピラミッドビューで、

広大な敷地にもほとんど人がいませんでした。





バルコニーからピラミッドが見えます。



メナハウスは150年も前に建てられた王宮だったそう。

夕食で皆合流。ツアーが始まります。


その日の夜は早めに寝て、翌日、早朝のピラミッドのワークに
備えることにしました。

3月14日

朝5時半に出発してピラミッドへ。
1日目の朝からピラミッドの貸切ワーク、 気合が入ります。

ちょうど日の出の時間らしく、少し明るくなってきていました。


早朝のピラミッド。ワクワク・・・



王の間に入り、瞑想を始めました。
まだエジプトの空気にも慣れないうちに
波動の強い場に入ったのですぐには順応出来なかったのか
なかなか集中できません。

強い蛍光灯は以前も気になったのですが、今回はとくに
発電機の音が気になり・・・

高い波動の場所に敢えてこういうものを置くのには何か
意図があるのかな、と思いながらも、自分を少し難しい場所に置いて
どこにフォーカスするのかテストしているのかも、
と思い直し、玄室の波動に出来るだけ意識を向けました。

トーニングを皆でしていると、段々と
意識がクリアになって来て、電気も音も気にならず
意識したいところに意識を向けられるようになっていました。

玄室のアクティベーションでは魂に同調した意図を
宇宙に発信する、ということをしました。

最後のイニシエーションでは、レイを通して、イクナートンから
「完璧さではなく、その瞬間の最高の可能性を求めなさい。」
と言われました。

その日も朝から瞑想の場所を変えることになって
バタバタしたり、また玄室内の環境でもそうなのですが
最高の環境は常に用意されていなくて、でもその過程で
その環境が完璧でなくても、その場の最高の可能性を
選択することで最高の経験が出来る、と感じていたところでした。

イクナートンの適切な言葉は今回の旅の目的が
イクナートンとのつながりをふかめることでもあると
再確認させてくれました。

時間も十分だったので王妃の部屋にも降りることにしました。
ここも調和がとれていてとても居心地のいい部屋です。

温泉にいるみたい、と言っていた人もいましたが
ここは波動調整にぴったり。

女神のような拡大する波動があって、ハートが開いていきます。


鍵を開けてくれたお兄さんが王妃の間の南北に隠された部屋がある、と
教えてくれました。

小さな正方形の穴が開いていて、空間があるのは分かっているのですが
入口がないというか、見つかっていないそうです。

せっかくなので意識を集中して、穴から向うがどうなっているのか、
みゆきさんと感じてみることにしました。

南のほうの部屋は緑色の波動を感じ
みゆきさんは惑星の波動を感じたということでしたが
集中する前に時間切れ。
ここで静かに瞑想するのもいいかもしれません。



ところで、今回のピラミッド、室内のカメラは絶対禁止!!!と

念を押されてしまいまいた。


数週間前にドイツ人旅行者が同じように貸切で王の玄室に入り

ピラミッドが「数千年前でなく数万年前のものである」ということを

科学的に証明するというビデオを流したそうなのです。


「ピラミッド5000年の嘘」という映画にもありますが、

エジプトは何故か、ピラミッドの真実についてひた隠しにしているので

国家間の問題となり、警備の人もピリピリしているとのこと。


古代の英知が人類に普及するにはまだ時期が熟していないのでしょう。





エジプト博物館



さて、朝食を済ませて、博物館に向かいました。

ガイドはハリスという若いイケメン。
レイが去年会って、情熱を持って仕事をしている彼が気に入り
今回も頼むことになりました。

残念ながら(?)すでに結婚しているそうですが
説明も上手だし、明るくていい感じです。

博物館ではまずイクナートン(アクエンアトン)の部屋に。

イクナートンは唯一神という概念をもたらし
多神教であったエジプトを混乱に陥れたとして
歴史から名前を消されてしまったファラオですが
そこからユダヤ教が形成され、キリスト教、イスラム教に
発展していった可能性を考えると注目してもしきれない人物です。

個人的にはプレアデスか、シリウスあたりから地球を啓発するために
やってきた宇宙人だと思っていますが、それはそうとして・・・

エジプトでも既に太陽神アメン・ラーを崇拝していたのですが
イクナートンはアトン神という太陽神を唯一神として
崇拝したそうです。

アメン・ラーもアトンも同じ太陽の神様なのですが
アメン・ラーの象徴は太陽のディスク(太陽そのもの)であり、
アトンの象徴は光線(太陽の光)であることが相違点です。

壁画にアトンは太陽から伸びる線として描かれ、
線の先には手がついていますが、この手は、光線が
人々、地球にもたらす慈愛、救いの象徴だそうです。

確かに私たちは太陽の光線から実質的な恩恵を受けていることを
考えると、イクナートンの概念は意味深いですね。

それからツタンカーメンの部屋に向かいました。

今回の旅ではツタンカーメンに縁がある人が多く、
黄金のマスクを前に色んな情報を得ていた人がいました。


ミイラ室

この旅で楽しみにしていたミイラ室に向かいます。
ミイラは怖いので避けていたのですが、「オンムセティの転生」を
読んでから、セティ1世のミイラは絶対見なければ!と思っていました。

ガイドのハリスにセティ1世以外に見るべきミイラは?と聞くと、
全部だよぉ、だってラムセス2世とか、ハトシェプストとか、
トトメス3世とか・・・と言うではありませんが!

何??そんな有名人までいるの!!!と
トトメス3世ファンの私は愕然!

王家の谷で、トトメス3世の墓でレイが変革したのを
目撃してから、一度その波動に触れてみたい、と
思いつつ幾度に墓が閉められていて機会を作れずにいたのに
ミイラが残っていたなんて!!

前回までミイラ室に行く人たちをわざわざ変な波動を
貰いに行くことないのに~と遠目で見ていた自分が
恥ずかしい。。。。

入口を入ろうとすると、どよーんと冷たく重い空気。
一人でなくて良かった!と思いながら入ると、そんなに
大きくない部屋に10数体のミイラが展示されていました。


最初に目に入ったのがラムセス2世。
何でも正室、側室合わせて100人ぐらいの女性に囲まれ
200人くらいの子どもを作った、出エジプト記のファラオだと
言われる人物。

94歳まで生きたそうですが、ミイラも確かに
精力的な男性に見えます。


セティ1世はオンム・セティの物語にあったように
物静かで端正な顔のミイラでした。
あの本を読んでいたからなのか、心残りがありながら
亡くなった感があります。


進んでいくと、ハトシェプスト女王。

どんな強い波動なのかと思ったらとても柔かい
優しい女性的な波動で、ある意味で衝撃的でした。

トトメス3世を追いやって女王となった
ハトシェプスト女王。私の周囲はレイを含め
その時代の関係者が多く、トトメス派と
ハトシェプスト派の派閥が現代でも起きてしまったほど。

12年にエジプトに一緒に行ったルイスは
ハトシェプストの記憶と繋がっていて、
ハトシェプストを「可憐」な女性であった、と表現していました。

私が初めてハトシェプスト葬祭殿に行ったとき
すごい力、権力、支配的な波動を感じて
その男性的な波動をハトシェプストのものだと思い
ルイスがチャネリングした女性的な波動やメッセージが
ハトシェプストのものだとは信じられなかったのですが
このミイラの波動からすると納得です。

ちょっとつながってみたところ、

心の恐怖が醜い出来事を引き起こしてしまったことは
あったが、人々や国を愛し、守り、育てることを
意図していた、ということでした。

そしてトトメス3世。
イクナートンのように後頭部が突き出ているようでしたが
何よりも「笑っている」ように見えるのです。
トトメス3世は像でも少し微笑んでいるように
描写されていますが、死ぬときに笑っていたのか
ただそう見えるのか・・・しかも波動が軽くて明るい。

でも、彼はエジプトの領地を最大限に広げた王様。
それなりに残忍なこともしてきているのに、と思ったら
それに応えるかのように、

「世の中、全て幻想!すべて楽しんで、それで終わり!」

と返ってきました。

この世に未練なし!で終了したのか、
見ればみるほどお坊さんのように見えます。

空海みたい、とも思いましたが、やっぱり彼は
啓発されていた人だったように思います。
こんな波動を残して死にたいですね。


ミイラと話をしていたら、いつの間にか部屋には私だけ。。。

幽霊嫌いの私には考えられないことでしたが、さほど

寒気もなく、エネルギー場が確立されて影響受けなくなってるのかも!と

気分よく出口に向かいました。



それからカイロ旧市街へ。



聖セルジオ教会は聖家族(聖母マリアとヨセフ、
そしてまだ赤ちゃんだったイエス)が
ヘロデ大王の手を逃れるために
エジプトに来た時に7日ほど隠れていた
洞窟の上に建てられた教会です。

洞窟は閉められていて、階段上から覗くだけでしたが

とてもいい感じの波動がありました。

去年から一般に公開し始めたそうで、初めて
階下に降りることが出来ました。

祭壇が置かれた小さな部屋ですが、とても暖かみがあって
やっぱり家庭的。カナの教会と少し似ています。

しばらくしてハリスが来てコプト教会について
説明してくれました。

コプトとはオリジナルと言う意味で
原始のキリスト教でイエスが布教をする前から
エジプトにはクリスチャンがいた、というのです。


聖家族がエジプトに逃れて生活していた時、
すでにイエスの神性に気が付いたエジプト人達が
その原始のクリスチャンになったとのこと。


これは一般的な説ではないと思いますが、
神父などの仲介者を通さずに神とつながるという

グノーシス派を思い起こさせる、面白い話です。




モスク

レイはここでよく大天使ガブリエルの波動を感じるといいます。
強すぎる感じもあったのですが、純粋な信仰によるものなのか
平和で安定した波動も感じます。




スフィンクス、砂漠へ続く