冬至のエジプトの旅 アビドス神殿~カルナック神殿 | Naomiのスピリチュアルジャーナル

冬至のエジプトの旅 アビドス神殿~カルナック神殿

アビドス神殿

アビドスは初めての場所です。
3月にも行こうとしましたが、前日警戒地域に指定されてしまい
行くことが出来ませんでした。





入口の左側に気になる女性の像があります。
懐かしく、温かい。後で誰なのか確認しよう、とそのまま神殿に入りました。

入ってみると、独特の波動で、比較、描写が難しいのですが
強いて言えば、エネルギーは強く、少し男性的・・・でもバランスが
整っている、と言う感じ。

個人的にはつながりを感じるのに、何故か居心地があまり良くありません。
それでもエネルギー場では色々と起こっているようなので
そのままただ、自分を開くことだけ意図して、必要なものを受け取ることにしました。


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奥の部屋でイニシエーションをした後、
フラワーオブライフが刻まれている石を見に行きました。
警備の人が案内してくれたのですが、この場所は、唯一、
警備の人から嫌な波動を感じなかった場所かもしれません。

何千年も前に刻まれた神聖幾何学パターンであるフラワーオブライフは
オシリス神のお墓を囲む石橋に、落書きのように描かれていました。
楽しみにしていたシンボルが見難く、あまりにも小さいので
少し気抜けしてしまいましたが、お墓の周りも確かに
パワフルで、何か秘められた力があります。

オシリオン オシリスの墓
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レイも、他の数人も、イシス、ごめんなさい・・・イシス神殿が
一番だと思っていたのに、やっぱりここが一番になってしまいました、
などと口を揃えて言っていました。

特別だとは思うんだけど、イマイチつながれないな、と思いながら外に出ると
レイが私を見つけて、どうだった?ここから逃げ出したことがあるようだけど、
と言ってきました。

どうやらイニシエーションを受けるためにこの神殿で修業をしていて
厳しさに耐えられず逃げ出したようなのです。

なるほど、この居心地の悪さはそれが原因か・・・と、目を上げると
入る時に気になった女性の像が目に入りました。

ガイドにこれ誰?と聞くと、イシス神だそうです。

近づいていくと、あまりの懐かしさに涙が出てきました。
そして、この像に膝をついて、必死に何かを訴える白い服の男性。
この像だけが、この生活の、心の拠り所だったのでしょうか?

ここで目を閉じると、この旅では珍しく、様々なビジョンが浮かんできました。
この男性が持っていた葛藤。

神殿の生活では、自分は家庭を持ちたいのに・・・と願い、ここでの生活を
恨めしく思っていました。
意識を次の時代に移すと、屋台のような商店の並ぶ、大きな通りが見えます。
通りで何かを売っていたようですが、心は空っぽのようでした。
そして、こんなはずではなかった・・・と繰り返しています。

家庭も結局、持たなかったのか、または逃げ出したのか・・・。

悲しいので、それ以上、意識を動かすことが出来ませんでした。


敷地から出ようとすると、レイが、ここの石を拾っていったら?
完了すると思うよ、と言うので、一応拾っておきました。

この時の人生は、今の私に何を伝えようとしているんでしょうか?


ここでは強くエネルギーを動かされたようで、感情的に不安定になったのか、
買い物なんてしていないで、次のハトホル神殿に向おう、と皆に
叫んでいるレイに「買い物の何がいけないのよ!フラワーオブライフの
Tシャツなんて、ここにしか売ってないのよ!フツーはエジプトなんて
一生に一度しか来ないのよ!」とか怒鳴ってました。

誰かが、まあまあ・・・と背中を撫でてくれて、気持ちを切り替え
気になっていたアビドスの水晶を買って戻りました。
やっぱりスピリチュアルな人がよく訪れるらしく、お店のお兄さんも
「アビドス クリスタル ハイバイブレーション」と繰り返していました。


ハトホル神殿に向かうバスの中で、アビドスの男性について考えました。
アビドスで神官になる、またはイニシエーションを受ける、などは
当時、きっと素晴らしい特権だったに違いないのです。

その状況に感謝せずに、隣の青い芝生に憧れたのでしょうか?
でも、自分に正直になることが学びだったとしたら?
色々なことが頭に浮かび、まとまりませんでした。



ハトホル神殿に到着。
ここはやっぱり調和のとれた、包容力のある優しいエネルギーで
しかもワークは、私のお気に入りの、神殿の右奥にある高台の部屋だったので
なんとなく、バランスを取り戻したようでした。


翌日は朝5時にトレイシーがカルナック神殿に来ることになっています。
彼女の携帯がつながらないので確認が出来ず、どうなるのかよく分かりませんでしたが、
取りあえず、4時半には出発して神殿に向かうことにしました。



冬至の朝。
三時半がウェイクアップコールでしたがその随分前、
二時くらいに目が覚め、それから眠れなくなってしまいました。

今日がもう、冬至。
この日の、どの瞬間も貴重で大切にしなくては、と思ったかならのか
緊張して体が硬くなっています。

瞑想すると、やっぱりすごいエネルギーの流れで
今、この瞬間に、ここに、こうしていられることに
心から感謝しました。

そのまま出発時間になってしまい
バスでカルナック神殿に向かいました。

トレイシーの電話はまだつながりません。

5時前にひっそりとした神殿の前にバスを止めて待っていると、
トレイシーと合流することができました。

とにかく寒い!でも神殿の真上には金星が輝いていて、
宇宙がOK!の合図を送ってくれているようでした。

まだ、真っ暗なカルナック神殿の前の広場で意図設定の
ワークをしました。

トレイシーによると、この場所はカルナック神殿から
ハトシェプスト葬祭殿へと続く経路で、
王家の谷を合わせると神聖幾何学パターンが形成されるそうです。

実際に、エネルギーの流れが大きく、クリアで、立っているだけで
浄化されるような空間でした。

ワークを終えると、6時少し前、ちょうど神殿が開く時間です。

入口に並ぶ頃には、空も明るくなってきていて
太陽の神殿にお参りをする初詣のような光景で
皆、新年おめでとう!と言い合いました。

そのまま奥の方にあるトトメス三世の神殿の部屋を選んで
アクティベーションをしました。

三月にきた時には、また修復中で閉じられていた場所です。
トトメス3世の像が置かれている部屋で、立ったままでしたが
快適な環境の中で集中することができました。
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神殿の奥で行われていた修復工事が終了したからなのか
しきちないのエネルギーの通りがとても良く、以前感じたような
抑圧されるような感覚がなくバランスが整っているようです。

一緒にワークをしたトレイシーやその友人たちとも
お祝いのハグをしてワークを終えました。


三月にワークをしたイニシエーション部屋にも
行ってみましたが、やっぱりパワフルな空間でした。


その後は、トレイシーが、神殿の奥の部屋にある七次元への扉に
連れて行ってくれて、次元を超えて自分のミッションを知る、というワークをしました。


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時間が限られていたので、深くはつながれなかったのですが
確かに面白い空間でした。

とても凝縮した朝の数時間で冬至を満喫して
後はのんびりホテルで過ごすことにしました。