冬至のエジプトの旅 ルクソール博物館~王家の谷 | Naomiのスピリチュアルジャーナル

冬至のエジプトの旅 ルクソール博物館~王家の谷

ルクソール

ルクソールのナイル河が相変わらず穏やかで、静かな流れを見ながら
色々考えていると、いいから流れに任せよう、と言う気持ちになりました。

最近、周りに病気になったり、亡くなったりする人が多いのですが
永遠の流れを見ていると、死が何かを分かつことがないと、
転生というものが言葉でなく、体感となっていくようです。

さて、カイロでは冬至はカルナック神殿でなく、アビドス&ハトホル神殿!と
盛り上がっていたのですが、ルクソールの代理店の人から、アビドスは遠いので
冬至にアビドス、ハトホル神殿に行って、夕方飛行機でカイロに向かうのは
リスクが高すぎる、と言われてしまいました。

ルクソールからアビドスまで4時間。ルクソールの町の門が開くのが
午前6時なので、それ以前に出発することができないのです。

どう考えても無理そうなので、予定通り、20日にアビドス・ハトホル、
冬至の21日にはカルナック神殿に行くことになりました。
カルナック神殿は太陽の神殿と言われるだけあって、陽射しが強く・・・
エジプトではどこもそうなのですが、カルナックは広いからか、なおさら
体力を消耗するように感じてしまい、奥に行きつくまでに
どこかの日陰で一休み、が必要になるようなところです。

かなり意気消失しながらも、これも必然、と受け入れていると
ルクソールに着いた翌日、朝食後、ホテルで朝の意図設定の時に、
トレイシー・アッシュと言う女性が娘達を連れてやってきました。

トレイシーに会うのは、レイも私も初めてだったのですが、彼女は
イギリスの有名なチャネラーで、日本のヴォイスと言う会社が
彼女のワークショップを東京で開催しています。
プロモーションにエジプトの神殿でのワークのものを使っているのですが
その神殿のワークは、私達が2011年3月にツアーをした時に
やはり彼女がこのホテルに滞在していた時に撮影したものだそうです。

その時、私の友人が彼女に声をかけられて、「こんなすごいビデオが撮れたのよ!」と
そのオーブのビデオをこのホテルで見せてもらった、と言っていました。

なので、何か縁を感じて、私の友人が去年の3月、あなたと
ここで話したって言ってたよ、と伝えると、あの時のグループだったの!と
驚いていました。トレイシーは、私の友人からイクナートンの写真をもらったのよ!
と嬉しそうに話していました。

そして、冬至の話になると、彼女が友人達と朝、カルナック神殿でワークを
することになっている、と言うので一緒に集まることにしました。

なるほど・・・やっぱりハトホルではなくて、カルナック神殿なのね、と
言うことで話がまとまりました。

朝の意図設定に入ってイクナートンとネフェルティティのエネルギーを
降ろしてくれましたが、バランスの取れた、力強いエネルギーワークでした。

この旅は途中でもパスポートを無くした、デジカメを無くした、
またお店で騙された、とか、そんなハプニングが続き、大抵は勘違いなのですが
特にレイは息をつく暇もありませんでした。

そんな時に現われたトレイシーは、冬至のワークをサポートする
創造主が準備してくれた、素晴らしい光の柱でした。



ルクソールでの最初の日はルクソール博物館でした。

カイロ博物館はあまりにも多くの展示品とそのエネルギーで
場がごちゃごちゃしているので、邪魔が入りやすいのですが、
ルクソール博物館は小規模で建物も綺麗で整理されている空間だからか、
エネルギーの流れもよく、像からのメッセージを受け取りやすい場所だと思います。

楽しみにしていたのですが、前は衝撃を受けたトトメス三世の像の前に立っても
何も伝わってきません。でもエネルギー体は反応しているようです。

トトメス三世の像と、同様にお気に入りのイクナートンの像との間を行き来しながら
スピリチュアルツアーに途中から参加するのは、動いているジェットコースターに
飛び乗るようなものなのかもしれない、と言う思いが浮かびました。

皆が場所エネルギーや情報を集約して作り上げていくエネルギーに
突然入るので、エネルギー的な変化を感じても、マインドが
ついていかないのかもしれません。

特に、多くの人が、過去生を思い出したり、反応したりしているのに
何も受け取れていないように思ってしまうのですが、求めるものは進化なので
情報が来ないことにフォーカスしてしまうのは勿体ないことなのですが・・・

それでも、つながろうとすると、ただ、自分を開いていなさい、と諭されます。


ハトホルについて説明して、と誰かがガイドのアブドゥルに頼んだのですが
「エジプト人にとって牛は生活の糧を与えてくれる大切なもの、その母性を象徴するのが
ハトホルなんだ」と言って涙を流しはじめました。

数か月前、彼の家が火事になり、生活費を捻出するために飼っていた
牛を売ってしまったそうなのです。

一家の大黒柱であるアブドゥルも大変です。



夜はルクソール神殿でした。
セラピスベイのワークをしました。

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レイは深くチャネリング出来た、と言っていたのですが
私はこの神殿がまだ完全に開いていないような気がしました。
他の観光客や警備の人達がいたので、私や他の数人が
エネルギーを保つ役割だったからなのかもしれません。





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ワークが終わると、神殿の警備の人達からワークのスペースを
確保してくれていたアブドゥルがげっそりとした顔をしていました。

最近は警察が特に厳しくなって、少し言い返したり、怪しまれると
警察が即座にガイドのライセンスを取り消すことが出来るように
なったそうです。

新しい政党、ムスリム同胞団が選挙に勝ってからこうなった、
と言うので、どうしてそんな彼らをエジプト国民は選んだのかしら?
と聞くと、お金を持っているから・・・だそうです。

貧しい人達に食べ物を配ったりするので、票が集まるそうなのです。

エジプトでは絶対的な支配者と奴隷の関係が繰り返されています。
望まない人に票を入れる屈辱ってどのようなものなんだろう、
と考えたら、胃がムカムカしてきました。

ホテルでの夕食の時、この話をすると
「日本だって同じですよ・・・自民党が勝ったんですよ。
自由があってもこれですから。」と言う言葉か返ってきて、
返す言葉が見つかりませんでした。




翌日は王家の墓に行きました。

今回こそ!と思っていたトトメス3世の墓は開いていませんでした(涙)。
こうしてお預けをくらって、何度も行くという設定なのでしょう。

まずは、ラムセス4世のお墓、それからラムセス2世の息子の墓に行きました。
ラムセス2世は99人の息子がいたそうですから、その中から選ばれるには
壮絶な過程を経たように思うのですが、お墓に意識を合わせてみると、確かに
権力争いのようなエネルギーと、自信のなさを感じました。

その後、タウサルト女王とセツナフト王と言う二人のお墓に行きました。
女王のお墓を、次の時代の王が勝手に改築して使用してしまった、と言う
だけの話なのですが、女性性と男性性が合わさっているという点で
意味があるのかな、と思いました。

と言うのは、その後、トトメス3世のお墓まで足を伸ばして、
墓の前でチャネリングをしたのですが
その時の情報が、私たちはこの旅を通して男性性と女性性を
統合させようとしている、と言うような内容だったからです。

面白いことに、今回レイと一緒に各地でチャネリングしてくれた
ロイス・ハートウィクと言うチャネラーはハトシェプスト女王の
記憶があり、私はエジプトに来るまで会ったことがなかったのですが
とても男性的な女性だと思っていました。

会ってみると、とても女性的で、また、前回まで「男装をしていた
猛々しい女王」と言うような情報しか入ってこなかったハトシェプスト女王について
ロイスは「とても女性的で優しく、国民を愛していて、実際、彼女の治世の間は
戦争がなく、平和に暮らしていた。」と教えてくれました。

ハトシェプスト女王はトトメス3世の継母であり、彼が7歳の時に
彼をシナイ半島に追放して亡くなるまで国を治め、
彼女が亡くなった後、トトメス3世が王となり、建造物から彼女の像や
名前をことごとく消し去ったそうです。

つまり、因縁のある関係だったわけですが、今回はこの二人の関係の
バランスを取ることでも、世界の女性性と男性性のバランスが取れる、
と言うような話でした。

私は、トトメス3世との縁を感じていました。
数年前、レイがトトメス3世のお墓で劇的にエネルギーを変化させたのを
見たし、(トトメス3世はクツミの転生と言われ、レイも縁があります。)
像を見ても、拡大する素晴らしい波動を感じます。
でも、彼にも闇の側面があったわけで、それはハトシェプスト女王と
同じです。

チャネリングが終わり、戻る前に、お墓の入口の下の岩壁に触れてみました。
目を閉じたら、疲れた老戦士が見え、忠誠と言う言葉が浮かびました。

疲れ切っていて、どう見ても役に立たない感じなのですが
それでも頑なに「忠誠を守る」と必死なようです。

ハトシェプスト葬祭殿に向かうバスの中で、あの老戦士が何を意味するのか
考えていましたが、答えは出てきませんでした。



さて、ハトシェプスト葬祭殿に着き、ここでもスペースがあったので
ワークを行いました。



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ここではいつも強すぎる、支配的な波動を感じていたのですが
先入観がなくなったからか、全く嫌な感じはありませんでした。
過去に縁があったのか、とても感情的になっている人もいましたが
私は特につながりを感じることもなく、バスに戻りました。


バスへ向かう時に、かなり物売りがしつこく、レイが
皆を早くバスに入れようとすると、激怒した彼らが
罵声を浴びせてきました。

そのうちにレイもアブドゥルも反応してしまい、大騒ぎになりました。
さらに「私のせいで・・・」と一人で責任を負おうとする人まで
出てきてドラマが始まろうとしました。



そういえば、ここは11年のツアーの時にも、誰かが
1ドルって言われて何かを買ったら、後4ドル、と言われて
結局商品をもらえなくて、なんていういざこざがあった場所です。


数年前、ハンス達とグループで来た時にも
女性陣と男性陣で対立した場所で、また、その後も
男性陣の間でも言い争いが起こった場所でした。

そもそも、ルクソール事件と言われる、日本人を含めた
多くの観光客がテロで亡くなった場所でもあります。
癒しが必要な場所で、同時に必要な問題を掲示されることになる
場所なのかもしれません。

ここで、「ネガティブなエネルギーをもらった」と言えばそうなるのですが
結局、自分の中にあるもの以外は出てきません。
怒りが出てきたのであれば、いつか出すことになっていたものが
この場所のエネルギーに反応して出て来てくれたという意味で
進化が加速されたとも言えます。

ランチ後、ナイルをファルーカ船で下ることになっていたのは幸いでした。
ナイルの上で風を浴びると、本当、全てがリセットさせるようです。



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