今回紹介するのは
女帝
倉科遼原作、和気一作作画によって漫画雑誌『週刊漫画TIMES』にて連載された漫画。
単行本は全24巻。
女帝シリーズの最初の1作目。
ドラマ化や映画化もされているので、名前を聞いたことはあったが、なかなか原作を読む機会がなかった。
ストーリーは、
田舎の高校生だった1人の娘(主人公・立花彩香)が一大決心してホステスとして生きることを選び、その仕事の中で様々な男女と出会い、関係を築き、修羅場をくぐりぬけながら成長し、後に「銀座の女帝」と呼ばれるようになるまでの半生を描いた物語。
絵は、
少年漫画ではあまりない感じの深みのあるタッチで、描かれており、全体的に「しぶめ」の画が多い。少年漫画のように分かりやすい線で「派手さ」や「華やか」を強調しているわけではないので、落ち着いて読める。
文字は、
人間関係の複雑な?想いや思惑が多く絡んでくる上に、政治や職業事情なども絡んでくる話が多いので、かなり多くの文字を読むことになる。原作者のある漫画に多いが絵で表現するだけでなく文字で表現することも多いので、しっかりと読んでいきたい。
個人的には、
ストーリー :★★★★★
絵 :★★★☆☆
読みやすさ :★★★☆☆
ハマリ度 :★★★★☆
夜のスカッと感 :★★★★★
総合 :★★★★☆
こんな感じかな。
過去に読んだ夜の職業モノの漫画に『夜王』という漫画があったが、その原作も遼原作であり、今度ドラマ化する『黒服物語』もそうである。ホスト、キャバ嬢、黒服とそれぞれ似た舞台で働く人々の気持ちや仕事がよくわかる漫画なので、そのあたりに興味のある人にはぜひ勧めてみたい。