今回、紹介するのは、
「 エア・ギア 」
2002年から2012年まで週刊少年マガジンにおいて、大暮維人によって連載された漫画。
一部の話はアニメ化もされた。
この漫画は、超小型モーターを搭載した架空のインラインスケートを履くことで、高速で走ることができ、壁を走ったり、大ジャンプをしたりすることができるという、夢を叶えた世界の話。
少年時代に、思い描いた夢の世界が現実になったら・・・と思って読むことで、羨ましくいなと思いつつ読んでいける作品。
しかし後半は、広げ過ぎた大風呂敷を回収に困ったのか、いまいち話がぶっ飛んでしまって、強さのインフレが進み過ぎて、序盤の面白さがなくなってしまったのが残念だった。
ストーリーは、
東中最強のベビー・フェイスこと「南一樹」は、モーター内蔵の特殊なシューズ「エア・トレック」を装着して町を暴走する「暴風族(ストーム・ライダー)」に襲われ、無残な敗北を喫する。
そんな時イッキは居候先の幼馴染「野山野林檎」ら三姉妹から、エア・トレックを託される。リンゴ達の正体は、伝説の暴風族「眠りの森」だったのだ。
エア・トレックによって自分を傷つけた暴風族にリベンジしたイッキは数々の暴風族と戦い、「トロパイオンの塔」の頂に立ち、世界に一つしかない特別なエア・トレックもしくはその部品である「玉璽」を使いこなす8人の「王」と8本の「道」の頂点である「空の王」の候補と目され、イッキの憧れの女ライダー「シムカ」に見初められながらも、自分だけの「道」を走ろうとする。
やがて自分を総長とする暴風族、「小烏丸」を結成するが、ある時シムカがイッキを、「トロパイオンの塔」を陥落するために存在する暴風族連合「ジェネシス」の総長に指名。
しかしそれはイッキを「トロパイオンの塔」を狙う「ジェネシス」とそれを封じる「眠りの森」による争いに巻き込むことになっていく。
絵は、
漫画家自身が、18禁の作品を描いていたりする方だったこともあり、女性はとても女性的なスタイルであったり、表現方法が他の少年漫画に比べてかなりエロティックな作画方法である。
絵は、たまにとても力が入っている時に、すごい細かい絵が入っているが、そうでないギャグパートの時などは、簡単な漫画絵になっている。
息継ぎにはちょうど良いが、嫌いな人は嫌いかもしれない。
文字は、あまり多くない。基本的にはバトルのシーンが多く、その解説の時にたまに解説文字が多くなるのだが、裏付け的な解説なので、読まなくても問題ない。
個人的には、
こんな感じかな。
ストーリー :★★☆☆☆
絵 :★★★★☆
読みやすさ :★★★★☆
ハマリ度 :★★★☆☆
エ ロ :★★★★★
総合 :★★★☆☆