Levinのブログ

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・日本の三大新聞社と称される朝日・読売・毎日のうち一番購読者が少ない毎日新聞。
私は元々日本のメジャーな新聞社など公平で面白い新聞など書けないだろうと思っていました。
なぜなら彼らは歴史的な由来を持ち、尚且つその規模の為沢山の企業や経済団体のスポンサーが必要であり、
そのため必ず偏見が生まれると考えていたからです。

しかし、偏見がない訳ではないが、毎日新聞の記事がとても面白いことに気付いた。

このような特集がある
『日本にとって沖縄とはどういう存在か:【再録・日本の論点】作家、大城立裕』http://mainichi.jp/ronten/news/20140813dyo00m010015000c.html

これは以前まで独立国であった沖縄の日本における立場を論じたものである。
このような記事は一種のタブーな性質を持っているように思える。現在は当たり前のように日本に属していると思われている沖縄だが、元々は独立した一国家であり、明治政府の戦略の中で強制的に日本に組み込まれ、日本の対外戦争の前線基地として利用され、戦地にされ、住民が戦争に駆り出され、戦後もアメリカの安保の道具となり、現在でもアメリカ軍堂々と駐留している、なんとも哀れで惨めな国であった。

それを何の疑問も持たず、当たり前かのように日本に属していると考えているのが今の日本人である。政府もそちらの方が好都合であるがために論じてこられなかった日本と沖縄が持つ矛盾、それを論じる毎日新聞は作家、大城立裕の言葉を引用し今まで避けられてきた影の部分を照らしだした。

我々日本人にとって沖縄とは何なのか。仲間?戦争のために犠牲にし、現在でも外交の道具としてアメリカに売り出し、琉球の独自性とその誇りを奪いとる、それで仲間と言えるのか。
それよりも力で奪い取った道具と言った方が正確かもしれない。道具とはただ利用するだけのもの。お互いを尊重しあう平等なものとしての「仲間」とは違い、ただ一方的に利用されるだけの道具。これが日本国における沖縄のありのままの姿を映し出して見えてくる姿なのではないのだろうか。

もし沖縄と「仲間」として付き合って行きたいのであれば、その「仲間」がアメリカ軍に売り飛ばされている状態を黙ってみていないで、何とかしようと努力するべきなのではないのえあろうか。仲間を売り、それを黙認・黙視している私たちに、彼らを「仲間」と呼ぶ資格すらない。