生まれてすぐに7歩歩いたというあの有名な話を初めて聞いた時、釈迦ではなく鹿の話をしているのだと思った尼津彦です。
皆様おはようございます。
昨日まで饒速日の話を書いたので神武天皇についても書いてみようと橿原神宮です。
写真はあいかわらず少な目ですがご勘弁ください。
外拝殿と御朱印
広いです。
外拝殿からの内拝殿と本殿
なんとか本殿の千木入れようとすると地面ぎりぎりからの仰ぎ撮りになりました。
千木についても機会があればまたお話ししたいと思います。
さて、神武天皇についてですが、実在していないというのが通説です。
が、
いたと思います。
神武天皇と後の世にに呼ばれた狹野尊は瓊々杵尊の曾孫にあたり、祖父が彦火火出見尊、父が彦波瀲武盧茲草葺不合尊です。
ちなみに神武天皇という諡号は奈良時代に決められたものです。
神武天皇の話題で真新しいものといえば先の選挙での三原順子議員と池上彰氏のテレビでのやりとりです。
神武天皇の実在の有無の以前に、池上氏の発言嘘ですよね。
神武天皇が実在すると取られかねない発言をした三原議員に対し、池上氏は「神武天皇が実在していないということは教科書にも載っていますが」と切り返しています。
載ってませんよ。そんなこと。
「神武天皇の実在が疑わしいので載っていない」又は「初代天皇と言われているが実在したかどうか不明」と言うのが正しい。
神武天皇、いたっていいじゃない。
神話の世界っていうけど、神話かどうかわからんじゃないですか。
冒頭に書いたお釈迦さんだって、脇腹から生まれて七歩歩いて「天上天下唯我独尊」とポーズを決めたと言われていますが、実在したとされてますよね。
お釈迦さんの身長は4.85mと言われていますが、実在しているのです。
だったら、一説には3m超えの神武天皇も、猿田彦の2.1m~3.82mも、武甕槌の3.6mもすべてかわいいもんです。
なんで、日本神話と言われるものだけ、現実にありえない部分を理由に実在まで否定するんでしょうね。
この考え方だったら、お釈迦さんも、キリストも、空海も、実在否定すべきじゃない?と思うわけです。
そろそろ我が国の歴史に自信持ってもいいんじゃないでしょうか。
よその国の書物にどう書いてあるからとか、外国の書物信用しすぎです。
なまじっか◯◯天皇と今と変わらぬ諡をつけたから初代天皇論争になるわけで、御本人達は当時そのように呼ばれていなくて、大君とか大王とか呼ばれていたはずです。
天皇という称号が用いられるようになったのは天武天皇からですので、そういうの意味では初代天皇は天武天皇です。
古代の大君を天皇という呼び名に置き換えて、神武天皇を初代としただけなんですね。
神武天皇以前も天皇のような存在はあったわけで、どこからが天皇とするかって線引きは難しいですが、いっそのこと天照大神とか伊弉諾、伊弉冉を初代天皇に、さらには実在有無の研究すらやる気がおきない国常立尊なんかを初代天皇にしてしまったほうがいいのじゃないかと思うんですよ。
熱くなりましたね。
この話題で朝まで呑めますよ。
今月はこのような記事になりそうな神社の紹介が多くなりそうな予感。