私の元に、とある所(健康食品販売会社)から手紙が届きます。
毎月届きます。
いわゆるDM(ダイレクトメール)というやつなのですが、これがまた
お知らせの1枚に、いつも接客してくださる女性店長の筆書き近況が必ず入るのですが、
もしや・・・・狙ってるんじゃないか?
というほどの天然っぷりを発揮しています。
そこには、会社の製品PRは書かれていません。
主に、その店長が訪れたランチ情報についてなのですが、
人におごるより、おごられるほうが好きです
とか、
少し変わった食べ物を見ると、「これは何?」「何と何が入っているの?」といちいちうるさく聞くのは田舎者+おばさんの特徴です
など
毎回、
誰も聞いてませんが?
という、自虐オチで締めくくられています。
実は、私は毎回このオチを楽しみにこのDMを開封しています。
このような
予測不可能 (たとえ斜め上だろうと、相手のパターンを超えてくる)
面白い
役に立つ
なんか楽しそう
という要素は、人の心を惹きつけます。
ただし、それのみでは商品購入の決め手にはなりません。
商売人としては、商品を手にとるまでのストーリー(伏線)も考えておく必要があります。
ちなみに、このDMにはその店舗周辺のランチ情報が書かれています。
おいしいランチを食べたついでに、お店にも遊びに来てくださいね
これがワンセットになっているからこそ、このDMが威力を発揮しています。
(実際、そこまで伏線が計算されているかは不明ですが)
私は、この店舗へ毎月数万円を使っています。
商品力はもちろんのこと、
個人の人柄 + 商売人としての懸命さ
支払うお金には、こういう
アナログなやりとり
で得られる心地よさも含まれているのです。
あなたにお金を使いたい
最強の商売人には、思わず応援したくなってしまう何かしらの魅力があるものです。